間もなくやってくるクリスマス!
皆さんは誰とどこで過ごしますか?
日本ではカップルで過ごすのが一般的ですが、フランスでは家族が集まって大騒ぎ!
そこで、今回は私の体験をもとに、クリスマスにはどれだけ体力と胃袋の丈夫さが大切であるかを力説したいと思います。
1.みんなドレスアップして気合が入ってますよ!
年に一度のクリスマス。
折角だからちょっぴりオシャレして…と割と普通の服で参加した在仏一年目(ホストファミリーのお宅にて)。
いやいや、みんなめっちゃドレスアップしてましたがな!!
背中がぱっくり開いたセクシードレスを着たホストマザー、スーツでビシッと決めたホストファーザー…
やってくる親戚たちもみんな揃ってドレス&スーツ(子供以外)、小学生くらいの女の子はお姫様ドレスで登場。
そうですね、フランスのクリスマスのドレスコード、結婚式の参列者みたいなイメージでした…
まさかこんなに気合いが入っているとは!!!
今年初めてフランスでクリスマスを過ごすという方、要注意ですよ!
ドレス一着くらい用意しておいた方がいいかも!
ただし、どの家も必ずドレスアップするとは限りません。
例えばうちの義実家の場合、もう子供たちが大きくなってそれぞれ家庭を持っているため
集まるのは義両親&私&パートナー、そしてパートナーの友人&そのおじいちゃんのみ。
大きなパーティーというよりも「楽しく食事しようぜ!」的なノリなのでドレスアップというほどのおしゃれはしません。
義実家または友人などに誘われてクリスマスを過ごす方は、事前にどんな服装の人が多いかさりげなく聞いておきましょう。
2.普段会わない人との挨拶祭り
親戚一同が会するようなクリスマスパーティーの場合、初めて会う人ばっかり!というケースがあるので覚悟をしておきましょう。
無理に全員と話す必要はなくても、一通り挨拶くらいはかわします。
一言二言質問されて、次の人に挨拶してまた一言二言…
同じような質問に疲れてしまうこともあるでしょう。
フランス語の訓練にはなりますが、初めて会う人が多いと神経を使うし顔と名前を覚えるだけでも精一杯…
しかも延々と会話が続くため、体力的にもしんどくなる人もいるかもしれません。
適当に会話をかわしたり、自分のペースに持って行って話したいことを話すようにするとストレス軽減に。
ずーっと全力で会話を続けていると相手のペースに話を持ってかれ、無駄に体力を消耗する可能性もあるので注意しましょう。
3.とにかく食べる!ずーっと食べる!
夕方から夜にかけて皆が集まり、揃った時点で始まるクリスマスパーティー。
遠方から来る人は少し遅れることもよくあるため、先にアペロ(食前酒)&つまみで時間を潰してから始めることも良くあります。
※ここでは絶対に食べすぎないこと!※
小腹がすいてくる時間帯ですが、まだまだディナーは始まっていないということを忘れないでください。
全員が揃ったらシャンパンで乾杯するのが定番。
ここで再びちょっとしたつまみが登場します。
お酒だけ飲んでいると酔いが回るし胃に良くないといわれますが、かといって食べすぎも胃に負担がかかるし…
この辺はほんのちょびっと食べるくらいにするのがベスト。
そして、食事を始めるのですが、これは家庭や習慣によってケースバイケース。
昔ながらのメニューを引き継いでいる家庭は
冷たい前菜→温かい前菜→魚料理→肉料理→チーズ→デザート→コーヒー→ディジェスティフ(食後酒)→オニオンスープ
という流れで、オニオンスープを飲む頃には朝です(爆)
(オニオンスープは二日酔いに効くとされているのです!そのためもともとはクリスマスのパーティーの〆に飲むものなんですって。)
クリスマス定番の食材といえば、
・牡蠣
・ホタテ
・フォアグラ
・サーモン
・シャポン(去勢鶏)
・ブッシュ・ド・ノエル
●ホストファミリー宅では
前菜→魚料理→肉料理→チーズ→デザート→コーヒー&チョコレート
でした(確か…)。
フォアグラだけはしっかり写真に収めました(笑)
イチジクのジュレと乾燥イチジクが添えられていて、とっても美味…★
コーヒーにたどり着くのは大体午前3時ころだったかと…。
●義実家は
冷たい前菜→温かい前菜→肉料理→チーズ→デザート→コーヒー&お菓子
が定番。
全部食べ終わったのが午前2時半ごろ。
あとは思い思いにディジェスティフを飲んだり、おしゃべりを続けたりするので
「さあ寝るか!」とはなかなかならないので結局寝るのはほぼ朝です。
ただしここは自由の国、フランス。
必ずしもみんなに合わせて最後まで起きていなければならないわけではないのでご安心を。
年配の方は深夜0時を回ったころから「疲れたからそろそろ…」と言って眠りにつく方もいるので、
早く寝たい人はそのタイミングでさっさと退散しましょう!
余談ですが、食事をする時その日のメニューを印刷して一人一人に配ったり、お皿の上に用意する家庭もあります。
なんだかレストランみたいでおしゃれですよね。
今年は私もやろうかなー♪
4.サンタさんが子供たちにプレゼントを渡しにやってくる!?
日本ではサンタさんがやってくるのは子どもが寝静まった頃。
枕元やツリーの下にプレゼントを置いていきます。
フランスでは基本的に子供が寝ている夜中、ツリーの下にサンタさんがプレゼントを置いていきます。
でもなかには、実際にやってくるサンタもいるって知ってました?!!!
大人たちがゆっくり談笑をしている間、子供たちは同じくらいの年代の子を見つけて一緒遊び
だんだん飽きて眠くなってきた深夜0時…
突然、「ピンポーン」とチャイムが鳴るのです!
びっくりする子供たち、ニヤニヤする大人たち。
すると玄関の外には巨大な布袋を抱えたサンタさんが!!
子供たち一人一人にプレゼントを渡したら「今度は隣の家に行くんだ」と言ってお帰りになられました。
プレゼントの量が多かったり(フランスは一人何個もプレゼントをもらいます)、サンタさんの仮装をする大人がいない場合は、子供たちは0時前に眠りにつくよう言われます。
「早く寝ないとサンタさんからのプレゼントもらえないからね!」のセリフでみんなちゃんと寝てくれるそうです。
因みに大人はサンタさんがお帰りになられた後、もしくは日付が変わったタイミングでプレゼント交換!
プレゼントの話で大盛り上がり、まだまだ飲むぞ!な雰囲気が継続するのです…
この間、食べて、飲んで、しゃべって…のエンドレスループが基本です(笑)
どんなクリスマスプレゼントを用意したらいいんだろう?という方は、ちーゆーのコチラの記事を参考にしてくださいね♡
フランスのクリスマスを実体験に基づいてご紹介しましたが、いかがでしたか。
地方や家族の習慣によってクリスマスのやり方や流れ、伝統も異なります。
ただ、おそらく「めっちゃ食べてめっちゃ飲んで(アルコールに限らず)めっちゃしゃべる」ケースが多いかと思います。
そのため今年のクリスマス、フランスで過ごすという方は体力と胃袋勝負だということをお忘れなく。
体調を崩してクリスマス当日寝込んでしまうことのないよう、食べる量と飲む量はしっかり調節して楽しいクリスマスイブを過ごしましょう。
投稿者プロフィール
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在仏4年目、フランスど真ん中オーベルニュ地方に住むアラサー女子「ますこ」です。
田舎と自然とおいしい食べ物をこよなく愛すぽっちゃり系。
旅行に料理に音楽に…広く浅く様々なことに興味津々。
人と関わることが大好きです!!
仕事:市関連の短期アルバイト(不定期)、ライティング(旅行、美容から海外取引までジャンルも様々)
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