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謝らないフランス人が大好きだ

フランス人は謝らないから腹が立つ、というフランスあるある。一方で、日本人は謝りすぎな気もします。フランス在住6年目のダリアが気づいた日仏カルチャーギャップと、気持ち良くフランス生活を送る秘訣をお届けします。

遅刻しても謝らない、そのわけは?

たとえば待ち合わせをしていて電車が遅れて遅刻した場合、日本人なら
「待たせてしまった相手に申し訳ない」
とぺこぺこ謝りつつ待ち合わせ場所に現れますが、フランス人の場合
「電車が遅れたせいで待ち合わせに遅れてしまった私はむしろ被害者
とばかりにぷんぷん怒ってやってきて、待たされたこちらがなぜか「そんなに怒らないで、ゴメンね」なんて謝りたくなってしまう。

ちょっと極端に表現しましたが、これっくらい態度が違います。
こういうギャップは、フランスに住んでいるとほんとに日常茶飯事。
「日本人は相手を尊重しているのにフランス人は自己中心的だ」とフランス人をDisるのは簡単です。でも、なんでも100%良い・悪いなんて白黒つけられないのが人生の面白いところ。

さて、話を本題の「謝らないフランス人が大好きだ」に戻します。

ある路地裏で気づいたこと

うちの近所の路地裏に、10m足らずの狭い通り抜けがあります。
なんとか人がすれ違える程度の幅です。↓↓写真参照。

DSCF4777_R

ある日、私がここを通ろうとしたら、向こうの入り口に人影が。

向こう側の人は、手でジェスチャーを送って、私に先を譲ってくれました。

この時、私は「人を待たしている!」と焦り、せかせかと小走りになり、「パードン、パードン(すいません、すいません)」とちょっと頭を下げた状態で(出た、日本名物お辞儀!)その人の顔も見ずに通り過ぎました。

その後、何日かしてから、同じ場所で、向こう側からベビーカーを押した女性が来るのが見えました。今度は私が道を譲る番です。

すると、その女性は、特に急ぐ様子もなくこちら側に通り抜け、「メルスィ(ありがとう)」と私の目を見てにっこり笑顔ですれ違いました。

それで、「あ、気持ちいい態度だな」って思ったんです。

もし彼女が、焦ってベビーカーを押して小走りでやって来たら、「あら、急がせちゃってごめんなさい」「いえ、こちらこそすいません」みたいな謝り合戦になっちゃってたはずで、道を譲った親切が仇になってしまうところです。

その後、意識的に人に道を譲るようにしてみたんですが、どのフランス人も、たいてい笑顔でメルスィと言いつつ、堂々と歩いてすれ違います。その態度、とてもエレガントだなぁと感心します。

『人に迷惑をかけたら謝る』と、『人に親切にされたら感謝する』

どっちも正解だけど、この場合、待たせるのはたったの数秒。それなら「ありがとう」って言われたほうが、譲ったほうは気持ち良い。

誰かに親切して、感謝されるのは気持ち良いものだから。

海外生活が長くなると現地人化する(しなきゃ生き辛い)部分があって、日本人らしさとか、いろいろ葛藤があって普通と思います。
日本だと「自分のことは自分でする」「他人に迷惑をかけてはいけない」って言われて育つからか、私達はだれかの親切を気持ち良く受け取るのが苦手な気がします。

でも、”親切を上手に受け取ること”と、”図々しい現地人化すること”は別物です。
日本にいた時は自分ひとりで楽々とできたことが、誰かの助けが無いとできなかったりします。
そんな時、「周りに迷惑をかけてばかり!ごめんなさいごめんなさい!」と凹まなくっても大丈夫ですよー。
そのかわり、助けてくれた人に笑顔で感謝してみてください。

あと、もし「フランス人、謝れよ!不愉快なんだよ!」って内心イライラしている人がいたら、もしかすると謝ってばかりの日本人のあなたに周りのフランス人はイライラしているかもしれないよ、と。
「パードン、エクスキューゼ・モア」を減らして、「メルシィ」を増やすことをおススメします。

投稿者プロフィール

ダリア
ダリア
大阪在住。フランスでワーホリ、語学留学、学部留学、美術館でスタージュ、修士号取得、フランス人とPACSなど様々な経験を経て、2017年日本に完全帰国。得意分野は観光、文化芸術分野。旅と美術館巡りを愛する。現在、フランス語の通訳案内士を目指して勉強中。そんなダリアの日常ブログはこちら

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