ライフ, 毎日の暮らし
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1週間は8日あるって何のこと!?フランスの不思議な日数の数え方

秋ですね~。
先日ふらんぽんメンバーとサンマの話題になり、「フランスでは買えない!!」とサンマ恋しいモード。
秋といえば食欲!なのは恒例ですが、私は今年はスポーツの秋になりそうな予感(意外)。
今年もラストスパート、楽しんでいきましょう!

さて、一年のフィナーレといえば、ノエル!
というわけで、職場で年末のバカンスを申請しました。
すると返ってきた質問は・・・

「8日欲しい?それとも15日?」

って、7日か14日のチョイスじゃないんだ!?

そんなわけで「2週間!」と返事してみたら、会話としてはすんなりとおって、「15日」のバカンスをもらう形になりました。

どうやら1週間は8日ある

日本人の感覚では
1週間=7日間
2週間=14日間

それに、あんまり「じゃあ7日後ね!」とかは言わなくて「じゃあ1週間後!」と、週単位の表現を主に使う感じがします。
まして「14日」という表現はなかなか出くわしませんね。

一方フランス人は週の単位として「8日」「15日」を頻発。

日本人的にはどうがんばっても、「1週間は24時間×7日間」なわけで、それを8日とカウントするのは納得がいかないのですが、フランス人の頭の中では、「月曜日から次の月曜日」と、切り替わりになる曜日を2回カウントしている模様。

企業なんかでも「1週間以内に対応します」と言いたいであろうところ「sous huitaine(8日以内に)」って表現をよく使っていますね。

んーーーー、分からん。

そうだ、「年中無休」に相当する「ouvert 7 jours sur 7」は1週間を7日間と認識してますね。
3週間にあたると想像される「22日」は今のところ聞いたことがありません。

ますます謎。

もう一つあった、おかしな日数の数え方!

お馴染みのバカンスネタ。
彼ら、お休みを取る直前の最終出勤日をバカンスとしてカウントするんです。

1週間のお休みを取る場合・・・

【日本人】
金曜:出勤
土日:週末
平日:5日間のバカンス

って、こんな風に認識しません?

【フランス人】
金曜:バカンス
土日:バカンス
平日:バカンス

彼らの頭の中はこうなっています。このスタイルで数えるともはや8日間も15日間も関係なくなってるんですけどね(^^;

そんなわけで、よく「私、今度の金曜から15日間バカンスなんだ~♪」なんて言われたりするんですが「金曜まで休みくれるなんていい会社だね!」なんて思ったら大間違い。この日は彼ら、出勤するんですからね。

なんで出勤する日をバカンスに数えるんだろう・・・?

ま、バカンスに関しては長い方がいいしね☆

とはいっても、7日間よりは8日間のバカンスの方が、14日間よりは15日間のバカンスの方が1日分長く感じられてお得な感じ?
月曜になってやっと「バカンスだ!」と宣言するよりは金曜日に「今日からバカンス!」ってワクワクする方がやっぱり気分はUP?

語源を探れば数え方の本当のルーツがあるのかもしれませんが、私は「バカンスを隅から隅まで堪能するためにこの数え方を採用してる」と思っています(笑)

そんなわけで、「数字」って割と文化に左右されない確固たる指標だと思っていたのですが、ところ変われば数字の認識もこーんなにかわる!?とちょっと目の覚めた体験レポートでした!

投稿者プロフィール

みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
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ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。

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