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もう振り回されない!!フランス人相手に意思を通す交渉術

みなさんこんにちは!
フランス人はクリスマス、新年に向けて浮かれている季節。
日本からの私たちは、そんな楽しさを味わいつつ、やっぱりどこか「節目」を感じて、今年を振り返ったり、来年への抱負を考えたりする頃かもしれません。

今回は「来年こそはフランス人の言いなりにはなりたくない!!」と感じる皆さんへ向けて、フランス人相手の交渉術・みきてぃの場合をちょっとご紹介してみましょう。

 

「私、担当じゃないからわかりません」
「ここのオフィスじゃその手続きできません」
「こっちの電話番号にかけてみてください」
「その書類じゃないですよ」

たらいまわし、二度手間、無責任!!!

よくありますよね。
最初はこっちが外国人だから?って思っていたのですが、よく観察してみると、フランス人相手でも同様なことが起こっています。

これが日常?
でも社会は回っている。
ということは、何か対処法があるんではないか?

ということで、周りの人の行動をじっくり観察していたところ気づいたのがコチラ。

相手の話は聞かない。

これにつきます(爆)

例を見てみましょう。

ケース1:夫の役所関係の書類に関して

提出しなければならない書類がありました。
が、手続きの都合でどうしても期限までに間に合わない。
コールセンターに連絡するも、つながらない。メールは返事ナシ。
困った夫が近くのオフィスに足を運ぶと、案の定

お姉さん:これはここでは取り扱いできません。本部に電話してください

やっぱりね・・・
と私が思っている横で、事情を説明すべくべらべらと喋り続ける夫・・・

夫:いやー、電話かけてるんですけどね、いつもつながらないんですよ。会社にサインをもらってからじゃないと提出できなくて、そのサインも来月の給与支給後じゃないともらえないらしくて、そうすると期限に間に合わないから、どうしようかと思って。こっちも早めに対応したいとは思ってるんですけど・・・うんたらかんたら・・・

私:(長いよ!お姉さん、対応できないって言ったじゃん!!聞いてなかったの?)

お姉さん:そうなんですか。ところでお名前は?

とPC上で個人情報を確認。
え?見れるの?

お姉さん:あー、〇〇の書類ですよね。これは同じ理由で提出が遅れる人が結構いるから大丈夫ですよ。一応本部にメール連絡でもしておいてください。

解決!!

なんで?できないって言ったじゃん!!やればできるじゃん!!

ケース2:予約をとる

私:すみません、〇〇の件で予約を取りたいんですけど。
相手:うーん、早くて1か月先ですけどいいですか?
私:もっと早くできませんか?担当者が変わってもこちらは構わないんで。
相手:空いてないですね。それに、あなたの場合1か月先でも問題ないはずですけど。
私:それは分かってるんですけど、前回コレコレのトラブルがあったから心配で、できるだけ早く取りたいんです。
相手:でしたら、担当者は変わるけど、2週間後でどうですか?
私:それでお願いします。

頑なに1か月後を提案されていた予約、なんとか2週間後を押さえてもらうことができました。

交渉のポイントは・・・

日本人の場合、「ここじゃできない」「この番号じゃない」などと言われると、その発言をきちんと受け取って「じゃあどうしたらいいか」と考えますよね。

その結果、担当者間をひたすらたらいまわしにされたり、必定以上に待たされることに。

誤解を恐れず書きますが

ここは、あえて、相手の話を聞かない。

「ダメだ」と言われても、もう一度こちらの事情をかみ砕いて、改めて説明してみます

すると、「それだったら・・・」と重い腰を上げてくれることが多いのです。

日本だったら最初から対応してくれるので、この「最後の一押し」は必要ないのですが、こちらでは隙あらば手を抜こうとする民族が相手。だからやっぱりもう一度プッシュしてみるのが効きます。それでダメなら本当にダメってことでこちらも納得。

「交渉」というとなんだか難しい気がしてしまいますが、相手の事情はいったん横に、こちらの事情を改めて詳しく説明するクセがついてから、物事を解決するスピードが上がり、

ストレス大幅減!!

ぜひお試しください。

 

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ふらんぽんではみなさまからのニーズをより詳しく把握するためにフランス在住者向けのアンケートを行っております。既にご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます♡ まだの方、こちらからご協力よろしくお願いします〜♡

投稿者プロフィール

みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。

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