本格的なバカンスシーズンが到来したフランスからこんにちは、ダリアです。今回は私が住んでいるナントで毎年夏に開催されるVoyage à Nantes(ヴォヤージュ・ア・ナント)というイベントをご紹介します。
ナントってフランスのどこにあるの?
フランス西部にある都市、ナントはロワール=アトランティックの県庁所在地で、『フランス人が住みたい街ランキング』で何度も1位に選ばれている活気のある街です。パリからはTGV(テージェーヴェー、フランスの新幹線)で2時間半で訪れることができます。
引用:http://www.sainte-luce-loire.com/index.php?option=com_content&view=article&id=13&Itemid=178
Voyage à Nantes ヴォヤージュ・ア・ナントとは
Voyage à Nantes ヴォヤージュ・ア・ナントとは。街中に現代アートの展示をすることで、ナントの魅力を発見・再発見してもらおうというナント市の夏の観光事業の総称です。
言葉で説明しても分かりにくいので、写真を見てもらいましょう~。
ダリアが見た、ここ3年のヒットを独断と偏見でピックアップしました☆
Jardin des plantes(ジャルダン・デ・プラント、植物園)
Claude Ponti設計の、思わずほっこりしちゃうオブジェがいっぱい~。ヴォヤージュ期間が終わっても常設されている作品もあります。上の『巨人のためのベンチ』もこの公園にあります。
悲壮なおじさん達
Issac Cordalというアーティストの作品(2013年)。ナント公爵城の水堀におじさん人形がぷかぷか浮いている、そんなシュールな光景が話題になりました。
VILLA OCUPADAヴィラ・オキュパダ
取り壊しが決まっている3階建ての建物を、約20人の若手アーティストたちが1ヶ月かけてアートで埋め尽くしたヴィラ・オキュパダ(2014年)。大迫力でした!
Felice VARINI展 (フェリス・ヴァリニ展)
2013年に、ハブ・ギャラリーという現代アートのギャラリーで行われたFelice VARINIの展示は、1400㎡の空間を贅沢に使った体感型のアートでした。ランダムに描かれているように見える線と絵が、ある地点から見るとひとつの模様として浮かび上がります。
Mètre à Ruban(メートル・ア・リュバン)
2013年に設置されてから常設になったLILIAN BOURGEATによる作品。
場所は建築の専門学校前で、作品のコンセプトは、『建築家のためのメジャー』
グララン劇場
2014年には、劇場が七色に彩られました!この装飾は空間芸術家のElsa TOMKOWIAKの作品。色の帯はビニール製。TOMKOWIAKさんがデッキブラシで3週間かけて彩色したそうです。
18世紀に建てられた歴史ある劇場と、現代アートの素敵なコラボでした。
あなたもヴォヤージュしませんか?
2016年のこの夏、ヴォヤージュ・ア・ナントの期間は8月26日まで。
ほとんどの施設や作品は見学・入場無料です。詳しくは公式サイトへ。
効率よく回りたい方は、地図・見所やイベント情報満載の無料のカタログをナント市内の各展示会場や観光案内所でゲットしてください。
もちろん公式サイトからダウンロードもできますよ。
夏の間、ナントの街をアート空間に変えるヴォヤージュ・ア・ナント、お見逃しなく~☆
投稿者プロフィール
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フランス語・英語通訳案内士。
合計7年間のフランス滞在で、ワーホリ、語学留学、学部留学、美術館でスタージュ、修士号取得、フランス人とPACSなど様々な経験をする。2017年日本に完全帰国し、大阪市在住。得意分野は観光、文化芸術分野。旅と美術館巡りを愛する。そんなダリアの日常ブログはこちら。
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