ボンジュール!
フランス在住のみなさま、ブックオフパリ店が完全閉店って悲しくないですか???わたくし、ショックを隠せません。お正月早々、かなしい!!!
さて、かなしいと言えばフランスで頑張って仕事探しをしていてもぐうの音もでないほどに仕事が見つからない。これもまた、かなしみの1つだと思います。てか、かなしみだけでは済まされない場合もある。働く=お金を稼ぐ。死活問題じゃっ!!
そうです。生きてゆくためにはお金が必要。株やってないし不動産もない私は働いてお金を稼ぐっきゃない。しかし、働くと一口に言ってもこの世に存在する職種はさまざまです。フランス、しかも経済活動が下火な田舎町で車もなく日本語訛りの怪しいフランス語を操る外国人労働者である私の希望職種と実際の就業職種に開きがあるのも珍しくない。
それを思い知ったのは地元で開かれた外国人失業者対象の職業研修に参加したときです。就職の可能性ありだから!として地元の屠殺場見学がプログラムに入っていました。どうやら食肉業界は不況知らずなようで、この屠殺場はフランス中でしょっちゅうCDI募集をかけているそうです。
ちなみに食肉加工には主に2工程あります。第一工程にて真っ二つにした牛ちゃんたちを別工場に配送し、第二工程としてそれらを細かくしてスーパーなんかに卸しているらしい。
屠殺場ねぇ、、、CDIねぇ、、、。いけるかも?!なんて見学前はちょっと心が動きました。認めます。
しかしね、実際に見学してみるとこの屠殺場は第一工程専門なんで、牛ちゃんたちの悲鳴は聞こえるわ、天井から牛ちゃんたちぶら下がってるわ、ごっついチェーンソー使うわ、朝4時勤務だわ、で大変よ。
しかし、「女性も働いてます」と採用担当はドヤ顔で言ってたし、実際一緒に見学したうち女性3名が立候補していたし、楽な仕事ではないが手の届かない仕事でもないのかもしれない。
しかしやっぱり屠殺場のお仕事無理だわっ!!
まな板の上の死んだ魚に対してすらまだまだ及び腰なのに、牛をさばく(?)とは。。。見学せずとも答えは出ていたはずなのに、「私、屠殺場いけるかも。」なんて見学前は思ってしまった。
これ、仕事探しにおけるナチュラルハイか?フランスでぐうの根もでない程に仕事が見つからなくて「もうなんでもありだいっ!やる気があれば何だってできるっ!」という幻覚・幻想が脳内で広がったようです。ですが、屠殺場で牛ちゃんたちの悲鳴を聞き、そして強烈な臭いをかいで現実世界に戻ってまいりました。
ま、とにかくおかげで(?)不況とはいえども屠殺場のように仕事の募集自体があることはわかった。ほかにも私の地元でさかんに募集がかかっているのが在宅介護、福祉関係、溶接工や機械工などの職人系。って、できないよっ!まあ職業研修制度がありますけどね〜。うーん。
生きていくためにはお金が必要とはいえ、何でもできるってわけじゃありません。求人傾向をみながら当初の希望職種から少しずつ枠を広げていくことも必要ですね。しかしあんまりにも仕事探しに難航しているとその線引きが広がりすぎて、ふと気づいたらスタート地点からだいぶ遠いところに立っていた、、、なんてことにも。あは。
そんなわけで地元の求人もちょいちょいチェックしつつ、車をゲットして勤務可能地を広げることにします。交通の便が悪すぎで行動範囲がとっても狭いので仕事探しのネックになっているのです。「この町で仕事を探すなら車は必須よ〜!」ってPole emploiはじめ就職カウンセラーたちにさんざん言われてきましたが初期投資費用が高すぎるので躊躇していました。
ま、仕事探しだけじゃなく日常生活でも行動範囲が広がるということで、ただいまマニュアル車の運転練習中。でもエンストばっかりでいつになったら仕事探し再開できるのかしら。汗。
いつか投資費用が回収できるような仕事が見つかりますように〜!って最後は神頼みか?
仕事探し中のみなさま、正気を保ってお互い頑張りましょっ!
ではまた!
投稿者プロフィール

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ブルゴーニュの小さな町で夫と2才の男の子と一緒に暮らしています。
フリーランスで翻訳業、さらに完全インドア趣味で家にこもりっきりなので血の巡りその他もろもろが気になっている40代。目下、庭のない小さな一軒家探し中。
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