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フランスアマゾン探険!検索結果に見るフランス人の目に映る日本

在仏期間がすこしずつ長くなってきて、以前はなんとかして日本から調達しようと努力していた物も、だんだんフランス国内で買う方へシフトしてきている今日この頃。

もう日本から色々入手するのはあきらめたというか・・・(^^;

今なんだかんだで一番欲しい日本の物は「仏日の辞書」。いわゆる大辞典という感じの、思いつく限りの単語が網羅されているようなぶあっつい奴です。

そんなわけで!今日はその辞書がフランスでも手に入るのかを調べるべく、アマゾン・フランスを散策です。

 

とりあえず、amazon.frのサイトへ。

 

dictionnaire japonais、「辞書 日本語」で検索をかけます。

 

ヒットしたのは927件!

日本のアマゾンで「辞書 フランス語」で検索してみたところ、363件のヒットですのでその数2倍以上

もしや日本で手に入るものより充実してるんじゃ?と期待がふくらみます。

 

が!

各レベルに合わせた語学学習用の辞書に次いで、料理用語集、イタリア語・スペイン語まで調べられちゃう欧州言語辞書と、ハイソな雰囲気に持っていこうとしている(してない)日本のアマゾンと一線を画して、フランスのアマゾンには異様な雰囲気が・・・!!

 

1.どうしても目についてしまった「妖怪辞典(Dictionnaire des Yôkai )」

Dictionnaire des Yôkai

著者をみたらなんと「Shigeru Mizuki」とのことで、

全然知らなかったけど、日本語版で「水木しげるの妖怪事典」とか「水木しげる妖怪大百科」などなどそれっぽい本が複数発売されているようなので、そのうちのどれかの翻訳版かと踏んでいます。

ちなみに、検索を続けると「第2編」も出てきました。

 

2.マ・・・マニアック!「日本の生活空間(Vocabulaire de la spatialité japonaise)」

livre

「46の専門家が参加し、6年ほどかけて練り上げられた本」とのことで、気合が入っています。建築物、庭、茶室、お寺、神社などに関するボキャブラリーが写真や解説文と共に紹介されているようで、たった1件UPされている購入者の評価はどーんと五つ星★

恐らく多くの日本人ですら意識したことの無い語彙をコツコツ調べてるフランス人が居ると思うと胸が熱くなりますね。

 

 

3.そういえばそうだった!「漢字辞典(Le Japonais kanji)」

dico

単純に単語から意味が引けちゃうフランス語と違って、日本語学習者には「漢字」という壁がはだかっているのをすっかり忘れていました。

漢字が読めないとそもそも音(ひらがな)から辞書を引けないってのは、結構ハードル高いですよね。

 

ということで、日本人の私たちもむかーし使った記憶のある「漢字辞典」。ちゃんと仏日版もありました。

 

ところで、この本の紹介文冒頭で「日本語は、フランス語圏で英語に次いで第2番目に多く翻訳されている言語です」って書いてあるんですが、

ホントですかね??

 

 

4.番外編:言いたいことは分かる!「アラップ式、スピード日本語学習(Harrap’s Méthode express Japonais Coffret. Avec 2 CD audio)」

methode

英語で学ぶ日本語学習の本の様です。メソッド・エクスプレスとのことで、この本を読んでCD聞けばざっくり手早く学べるよ!的なコンセプトかと踏んでいますが、何よりも表紙の男性がそのコンセプトおよび日本人のキャラクターを良い感じにミックスして表している感じで面白いです。

 

そういえば、アラップって書きましたけど、英語版ならハラップかもしれません。

出版社の名前の様です。

 

 

私のアマゾンアカウントに妖怪辞典やらの検索履歴がついてしまい、これからもお勧めとして表示されたりするのだろうか・・・と思いながらのリサーチでした。

そうそう、本来欲しかった辞書は中古で2万円ほどで見つかりました。

あとはお財布との相談です。

投稿者プロフィール

みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
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ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。

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