フランスでアートを無料で楽しむ裏技、ヴェルニサージュをご存知ですか?気になるエクスポジション(展覧会)を公開前日に見られる、アーティストに会えるかも、しかも嬉しいワインと軽食付き?!
今回はアート好き必見、美術館やアートギャラリーで開催されるVernissageヴェルニサージュについてご紹介します。
Vernissageヴェルニサージュ、この美しい響き♪
ヴェルニサージュとは、展覧会の一般公開に先立つ特別招待のこと。
たいてい公開の前夜、19時くらいから始まるのが一般的です。
そもそも、ヴェルニサージュという言葉はVernis(ニス)を塗るという意味。つまり、綺麗に艶を出す最後の仕上げです。響きだけでなく、意味も洒落ていると思いません?
完成前披露会、プレオープンといった日本語にはない、華やかなイメージ。
あえて訳すなら『前夜祭』がぴったりかもしれません。
参加したらアート通になれるかも!
ヴェルニサージュに行けば、まず、展覧会を自由に見学することができます。時には学芸員やガイド、アーティスト本人が各品解説をしてくれることも!
また、展覧会の規模にもよりますが、ほどよく人が集まって落ち着いてきた頃合いで、美術館館長や知事、市長などのお偉いさんのスピーチがあったりします。
ヴェルニサージュには一般のアート好きの他、地元の名士や美術関係者といった招待客もご来場いたしますので、周りの会話に耳を澄ませてみると面白い話が聞こえてきたりしますよ。
そしてお楽しみは・・・花より団子?!
ヴェルニサージュのお楽しみのひとつが、無料でサービスされる飲み物と軽食。もちろん、これがメインではないのでガッツリいっちゃダメですよ~(冷汗)。
一般人でも参加できるの?
ルーヴルやオルセーのような巨大美術館は別として、たいていの美術館やギャラリーで開催されるヴェルニサージュは一般人でも参加OKです。
ただし、ヴェルニサージュについてホームページで告知しない美術館もけっこう多いです。
お気に入りの美術館やギャラリーのメルマガに登録する、FacebookやTwitterでフォローしておくのがいいと思います。フランス在住の方なら、あえてメアドでなく住所を登録しておくと、美術館から素敵なポストカードの招待状が届くかも。
最初はちょっとハードルの高いヴェルニサージュですが、フランス旅行・留学のメインはアート!という方はぜひ挑戦してみてください。生の熱気を感じて、アートの世界がより一層近づくはずです☆
投稿者プロフィール

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フランス語・英語通訳案内士。
合計7年間のフランス滞在で、ワーホリ、語学留学、学部留学、美術館でスタージュ、修士号取得、フランス人とPACSなど様々な経験をする。2017年日本に完全帰国し、大阪市在住。得意分野は観光、文化芸術分野。旅と美術館巡りを愛する。そんなダリアの日常ブログはこちら。
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