お役立ち, カルチャー

あなたはホテル派?民泊派?バカンス大国、フランスの宿泊事情

ふらんぽん読者の皆様、Bonjour!

移住初日のTGVの中で携帯電話を無くしてしまったTOMOKOです。(思い出の写真よさようなら。。。。涙)

プロフィール文にも書いたのですが、私は今、フランス南東部の小さな村でホテル&レストランをオープンするために、日々奔走中。不動産エージェントや弁護士との打ち合わせ、備品の準備、村長やその周りの人たちへの挨拶回りなどなど、夫に付き添いながら様々なことをこなす毎日。

といっても私は全くをもって戦力外?の、単なる付き添いの身分。ただ、この国でビジネスを始めるということは、本当に大変なことなんだということを側に居て日々感じます。

今日のテーマは、フランスの宿泊事情について。まず、この国の宿泊施設には以下の種類があります。

1. ホテル・・・・1つ星〜5つ星、最高ランクの「パラス」まで。ランク基準がフランス政府によって定められており、その格付けに応じたサービス(ex.レセプショニストが24h居る、プールがある、アメニティの質、ルームサービスの有無など)が受けられる。

2. オーベルジュ・・・・宿泊施設を備えたレストラン

3. シャンブルドット・・・・英語でいうB&B。5部屋がマックス。一般家庭が空き部屋&朝食を提供。

4. ジット・・・・キッチン付きの貸別荘

今フランスで増えているのが3のシャンブルドット。いわゆる「民泊」です。

私が大好きなフランスのテレビ番組でBienvenue chez nousというものがあるのですが、これが結構面白い。

シャンブルドットのオーナーたちが、互いの施設を訪れ1泊を共に過ごし、Chamble(部屋)、Hospitalite(ホスピタリティ)、Maison(家そのもの)、Qualité de service(食事なども含めたサービスの質)、Rapport qualité/prix(価格に対する質)などといった観点から互いを格付けをしあうのです。

中には自分のことは棚において(→ここがフランス人ぽい)個人的な好き嫌いですごーく意地悪な採点をする人もいたりして。採点の後に全員が再び顔を合わせるのですが、そこが修羅場。顔は笑いつつも言葉で辛辣に攻撃するフランス人たち。おおこわーい。。。

シャンブルドットの良さは、まさにその土地に「暮らす」ような感覚が味わえること。その土地の生活スタイルが肌で感じられ、地元で採れた食材の料理が食べられる。価格もそこまで高くない。

ただ、ホテルで働く身として言わせてもらうと、シャンブルドットはあくまで「民泊」であって、サービスのプロフェッショナルではありません。シェフもいないし、ホテル経営者が払う高い税金も払っていない。障害者用のアクセスもなく、wifiすら繋がらなかったりもする。

こちらからすると、シャンブルドットが増えすぎるのも正直困る。プロじゃないのにホテルの仕事を奪いつつある、アンフェアなコンペティターと言えるのです。。。。。

だからと言って、私は「シャンブルドット反対!」という気はさらさらなく、旅好きの一個人としては大好きで、お気に入りのシャンブルドットがいくつかあるほど。

結局は自分の旅のスタイルに合った宿泊施設を選ぶのが一番、と思っています。せっかくフランスに住んでいるのだから、できるだけたくさんの場所を旅して、いろんな美しいもの、素晴らしい景色、人々に出会いたいなと思う今日この頃です。

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ふらんぽんではみなさまからのニーズをより詳しく把握するためにフランス在住者向けのアンケートを行っております。既にご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます♡ まだの方、こちらからご協力よろしくお願いします〜♡

投稿者プロフィール

TOMOKO
TOMOKO
ホテルマンのフランス人夫とともにインドネシアに駐在後、2017年4月よりドローム県にある人口900人の村、Puy Saint Martin へ移住(予定)、「Hôtel-Restaurant le Champ de Mars」の女将になる(予定)。元フランス系雑誌のエディター、ニースで語学留学経験あり。趣味はそば打ち。日々の生活を楽しみながらも、常にフラットな視点でこの国を見つめていけたらと思います。