ふらんぽねーずのみなさーーん。突然ですが、ブルターニュってどんなイメージですか?
「雨が多い?」
確かにブルターニュの土産屋さんで売られている絵葉書や、グッズには雨や傘が描かれていること多いです。
観光客の中には長靴履いてる人も結構いて、この姿見るとブルトン人(ブルターニュに住んでいる人)は結構傷つくんですよね。
そんな雨降ってないやい!って。
でも他の地方と比べてどのくらいの違いがあるのでしょう。気になって調べてみるとlinternauteというサイトで天候に関する様々なランキングを見つけました。意外な結果にびっくり。
雨が多い地域の上位3位(2017年のランキング)
1.Franche-Comté/フランシュ-コンテ(955mm)
2.Limousin/リムザン(895mm)
3.Aquitaineアキテーヌ(883mm)
ん?ブルターニュ入ってない!!なんとブルターニュは22地域圏のなかで7位―――!!たまたまか?と思い2016年を見ると上位はこの3地域
1 . Franche-Comté
2 . Aquitaine
3 . Rhône-Alpes
そして、ブルターニュは12位!!
もはや雨が少ない地域と言っても良い。言い過ぎか・・・。
ということで、Franche-Comtéさん、「雨が多い地域」の初号はあなたに差し上げましょう!
Franche-Comtéの位置はここ。
首府はブザンソンでスイスと隣接した地域。コンテチーズで知られていますね。
山岳地帯なので雨が降りやすいのかな?と思ったら、Franche-Comtéの隣り、同様に山岳地帯のAlsace(アルザス)のランキングはどの年も下位。雨は少ないんです。
次に暑さのランキング
最も暑い日の気温をランキングにしたものです。
1.Provence-Alpes-Côte d’Azur/プロヴァンス-アルプ-コート・ダジュール (42℃)
2.Languedoc-Roussillon /ラングドック-ルシヨン(42℃)
3.Rhône-Alpes /ローヌ・アルプ(39℃)
予想通りProvence-Alpes-Côte d’Azurをはじめ南に位置する地方が上位。
でも他の年を見てみると2016年と2014年の1位はAquitaine。
雨が多いイメージを払しょくできているのはこの暑さのおかげかな?
Aquitaineの位置はここ
ワインの産地で有名なボルドーが首府です。ブドウの栽培に雨は少ない方がいいはずなんだけど何故でしょ。
そして日照時間のランキングはこんな感じ
1 . Corse/コルス (3047時間)
2 . Provence-Alpes-Côte d’Azur/プロヴァンス-アルプ-コート・ダジュール(2886時間)
3 . Languedoc-Roussillon/ラングドック-ルシヨン(2587時間)
地中海に面した3都市がランクイン。バカンス先として人気なのが納得できます。
では逆に最も日照時間が短かった地域は
1 . Nord-Pas-de-Calais/ノール=パ・ド・カレー(1551時間)
2 . Haute-Normandie/オート-ノルマンディー(1583時間)
3 . Île-de-France/イル・ド・フランス(1594時間)
やはり北部の地域は日照時間が短いようですが、3位に入っているのはパリ。確かに秋冬のパリはどんよりした暗い日が多いですものね。
さて、この結果を見ると何故ブルターニュは雨が多いと言われているの?って疑問が出ます。
実は雨はブルターニュの西部の海沿いあたり(Brest/ブレスト周辺)が特別多いだけで、それ以外の場所はそれほどでもないのです。
皆さんの住んでいる地域はランキングに出てきましたか?linternauteには県別や町ごとの比較もあって興味深いですよ。
投稿者プロフィール

- 留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?
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