そして公証人のオフィスで本契約にサインするついでに、私らはもう一つの書類を作成してもらってそれにもサインをして来ました。それは何かというと、La donation au dernier vivant (donation entre époux)というものです。
簡単に説明すると、フランスでは夫婦のどちらか一方が亡くなった場合、所有している不動産の権利は子供へ移ることになります(衝撃)。フランスは離婚率が高いから直接子供に権利が渡ってしまうのでしょうかね?
ですがこのLa donation au dernier vivant (donation entre époux)という書類を作成してもらいサインしておくことで、夫婦間で最後に生き残った方に不動産の権利が残ることになります。
ちなみにこれ、結婚契約書とかとは全く別物です。わが家も例に漏れず結婚契約書にサインをしています。今回の家購入は夫婦の共同名義になっています。しかし上記のLa donation au dernier vivant (donation entre époux)の書類は作っておくべきです。というのも結婚契約書や家の名義が共同になっていても、子供に権利が移行するという法律が働くかららしいです。遺言とはちょっと違うかもしれませんが、同じような働きをする書類と考えてもいいかもしれませんね。(複雑)
ふらんぽんWeb担当。
日本で仏人夫と知り合い、縁のなかったフランスの地で暮らすことに。
2年間の語学学校を経て、フランスの職業訓練学校CNAMでDéveloppeur de site webの資格を取得。2017年には娘を出産し、子育てにも奮闘しています。ママ友大募集中です。趣味はおいしい物を食べること、カフェ巡り。2019年よりフランス国内の中小企業やフリーランスの方を対象にウェブ制作サービスを始めました。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。