フランス発、世界に誇るオレンジ・リキュール コアントローCOINTREAU
日本でもカクテルやお菓子作りでよく使われる、あのコアントローの本社はフランスのアンジェにあります。ふらんぽんの酒好き代表・ダリアが工場見学してきました!
1875年創業の老舗、コアントロー
工場には馨しいオレンジの香りが満ちておりました。
写真撮影:ダリア
コアントローが世界企業になるまでの歴史は、まさに成功神話。
特に私が感心したのは、その徹底したブランディングと、広告宣伝。
引用:http://www.extraterrien.com/
ディータ・ヴィン・ティースを起用したこのポスターの美しさ。うっとり。
創業時は色々なフルーツ・リキュールを製造してたのを、社名を掲げた一商品に全精力を集中。
まだ20世紀が来る前に、リュミエール兄弟の映画に宣伝を出した逸話。
20世紀初頭に売上げの50%を広告宣伝費にあてる。
レミーマルタン社と提携して資本強化、などなど。
ブランドの価値を高めて、そのイメージをキープする(=流行で終わらない)、その半端じゃない経営センスにため息が出ます。まじめな話、良い物を持っているのにPRが苦手な日本の企業や自治体はここを見学したらいいと思いました。
ちなみに、今ではいろんなメーカーがしている工場見学ですが、コアントロー社が始めた頃はかなり革新的だったそうです。
コアントロー社では、数年前から工場見学を要予約にし、料金も以前の倍の9ユーロにしました。それは、見学者数をわざと減らして見学の「質」を高めるため。
ガイド付きでじっくりゆっくり見学できます。
お楽しみの試飲は・・・
さて、工場見学が終わったら、お楽しみの試飲です。
コアントローを使ったカクテル、その名もコアントローポリタンをいただきました。
ポスターのディータのようにマティーニ・グラスでサーブされるのがふつうですが、お昼前の見学だったので、ロングカクテルで軽めにして出していただきました~★おいしかった☆
このカクテル、SEX AND THE CITYにもたびたび登場していたみたいですね(ごめん、見てないんだ、SATC)
コアントローの楽しみ方
せっかくだからカクテルのレシピをご紹介しちゃいましょう。
<コアントローポリタン COINTREAUPOLITAN>
コアントロー:50ml
クランベリージュース:30ml
レモン果汁:20ml
作り方は、ステア(ふつうに混ぜりゃ良い)のでシェーカーがなくてもおうちで楽しめます。
私はスパークリングワインやオレンジーナと割って飲むのがお気に入り。カジュアルな感じでホームパーティのアペリティフにぴったりです、ってちょっとオシャレなこと言ってみる。
あと、チョコレート系のケーキにちょっと入れると高級感UPします。ぜひお試しあれ。
投稿者プロフィール

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フランス語・英語通訳案内士。
合計7年間のフランス滞在で、ワーホリ、語学留学、学部留学、美術館でスタージュ、修士号取得、フランス人とPACSなど様々な経験をする。2017年日本に完全帰国し、大阪市在住。得意分野は観光、文化芸術分野。旅と美術館巡りを愛する。そんなダリアの日常ブログはこちら。
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