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フランスの冬の味覚・ラクレット~ママンのレシピ付き!

例年になく暖冬のフランスからこんにちは。
ようやく冬らしい寒さが訪れた今日この頃、この機会を逃さずに食べたいフランスの冬の味覚をご紹介します!

フランスの冬の定番料理、ラクレット Racletteとは?

専用のホットプレートにチーズを載せて、とろけるまで温め、ジャガイモや肉にかけていただきます。
フランスでは、冬の家族団らんや友達を呼んでのホームパーティの定番です。
あつあつを、わいわい言いながら食す。
まさに鍋会の楽しさを味わえる一品でございますが、日本のなべと違って爆発的にカロリー満点、動物性油脂ぎっとりで胃弱の人にはダメージ大きいのが玉に傷。

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チーズフォンデュが「チーズを使ったしゃぶしゃぶ」とするとラクレットは「チーズを使ったわんこそば」と言えるのではないかと。個々にチーズを温めている(ほっとくと焦げる)から、わんこそば的スピード感があるのです。これがまた胃弱の人には厳しいと思います。

ママンの完璧☆ラクレットのレシピ

ジャガイモは1人につき約200g(中3個)、 身のしまった品種(Charlotte または pomme de terre rougeがおすすめ)。同じくらいの大きさのものを選ぶとゆでる時に失敗しない。ゆでる時は丸ごと、皮付きで。ゆで時間は20分から25分、20分経ったところでナイフでゆで具合を確かめましょう。

チーズは1人約200g、もちろんラクレット用のものを用意。

肉(CHARCUTERIE)は5種類くらい用意しましょう。目安として、1人に付き生ハム (JAMBON CRU) 2 、3枚  ハム(jambon blanc) 1 枚  あとはお好みでソーセージの薄切り(SAUCISSON)や チョリソー、ベーコン、コッパ、牛肉の燻製(VIANDE DES GRISONS)など。肉屋さんで買う場合は必ず薄切りにしてもらうこと (注・この場合、肉屋とは豚肉専門のCHARCUTERIEのこと。ハムは塊から切ってもらいます)。

ピクルス(CORNICHONSとPETITS OIGNONS BLANCS)、プチ・トマトを付け合せに。

ワインは基本は辛口の白、サヴォワ地方のものが定番。

デザートは軽く、シャーベットやアイスクリームがおすすめ。

以上、我がパートナーが「今度友達呼ぶからラクレットしよう!あ、でも材料なにをどれくらい買っていいか分かんないからママンに聞いてみよう!」って電話して5分後に届いたメールを翻訳してみました。
レポンス早っ!ママン・・・あなたどんだけ息子ラブなんですか・・・(遠い目)。

カロリーオフの裏技

ちなみにこのレシピどおりの分量でラクレットをすると、もれなく目が裏返るくらい満腹になります。そこでちょっぴり軽めにラクレットを楽しむテクニックを。

肉とジャガイモの量を減らして、野菜中心にする。これだけ。

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マッシュルームは生のままで皮むいておく。ブロッコリーは下ゆでしておく。なすとズッキーニは前もってフライパンで軽くソテーしておく。お好みでプロヴァンスハーブを少々。
これら野菜を、チーズを温めている間に上のホットプレートでグリルすればオッケー。
このときは忘れちゃったけど、プチトマトも焼くと甘みが増して美味しいですよ。

フランスでは「一日5種類の野菜を」って健康標語がありまして、カロリー高いメニューの代表であるラクレットで健康目標を達成しちゃおうぜ!なーんて言うと意識高い系のフランス人にはうけるかも?!

投稿者プロフィール

ダリア
フランス語・英語通訳案内士。
合計7年間のフランス滞在で、ワーホリ、語学留学、学部留学、美術館でスタージュ、修士号取得、フランス人とPACSなど様々な経験をする。2017年日本に完全帰国し、大阪市在住。得意分野は観光、文化芸術分野。旅と美術館巡りを愛する。そんなダリアの日常ブログはこちら

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