フランスが世界に誇るワイン文化。
なかでも代表的な産地として知られているボルドーは、
ワイン好きなら一度は行ってみたいエリアですよね。
そんなワインの産地ボルドーに、ことし新たなワイン文化施設が登場しました!
2016年6月にオープンしたばかりの『シテ・デュ・ヴァン』。
先日ちょっと長めの週末を利用して早速行ってきましたので
写真を交えてご紹介します♪
1.出来れば1日かけてゆっくり見たい!総面積1万3350m²
近代的な外観が印象的なシテ・デュ・ヴァン。
独特な形状は、ぶどうの木とグラスに入ったワインを表現したもの。
パッと見はそれほど広くなさそうですが、
実際には全10フロア、
面積にしてなんと1万3350m²!
建築物としての美しさはもちろんですが
施設内の展示も充実しているため
時間に余裕を持って訪れるのがオススメ♪
できれば丸一日確保しておいた方がいいかもしれませんね。
2.日本語での音声ガイドあり!かざすだけで説明が聞ける手軽さが魅力
施設内見学のメインは常設展示。
基本的には自由見学なので、自分のペースで見て回れます。
しかもこーんなものを貸して貰えちゃうんです!(入場料に含まれています)
画面上では綺麗なおねーちゃんが使い方をわかりやすく説明してくれます♡
展示室のいたるところにある丸いマークにスマホをかざすと…
音声ガイドでの説明を聞くことができて、
とっても便利!
さ、便利な音声ガイドの使い方がわかったところで、
さっそく常設展示の一部を見ていきましょー。
3.さまざまな角度からワインを知ろう!じっくり見たい常設展示
ボルドーにあるワイン博物館ですから、ボルドーワインのことばかり説明してあるのかと思いきや(そう思ったのは私だけ?)そんなことは全くない!
世界各国のブドウ畑の様子を動画で見るスペースがあったり
ぶどう畑の解説と生産者のインタビューがきけるコーナーもあります。
プロジェクションマッピングで映し出された映像をタッチして選択!
このほかにも、ワインと経済の関係、発展、そして香りや色などさまざまな視点からワインを知ることができます。
地球儀を回して気になる国のワイン生産量をチェック!
ちなみに日本のワインの生産量とブドウ畑の面積はこんな感じ
フランスの生産量と比較して表示されているのでわかりやすいですねー♪
これだけでもいかに展示が充実しているかが伝わるかと思いますが、
実はこれ、入ってすぐのほんのちょびっとの部分なんです。
一つひとつ丁寧に見ていったら1日じゃ全然足りないくらい!!
そのため、行かれる予定のある方は見たいテーマを絞るのがおすすめです。
常設展示にあるテーマはなんと19個!!
世界のブドウ畑やワインと文明、五感をフル活用して楽しむエリアなど
ワイン好きもそうでない人も興味をそそられるテーマがたっぷりあるのが嬉しいところ。
それでは常設展示の一部を写真でご紹介しましょう。
展示室に入ってすぐ視界に入ってくるのは、ブドウの木を模した木製アート。
小さな画面がついていて、音声ガイドと同時に画像が始まります。
こちらはワイン文明がテーマ。
スマホをかざすと半透明な人々が現れて動くという仕組み!!
可愛らしかったので短い動画も撮っちゃいました。
ワインと関係のあるアイテムが瓶に入って展示されていてキュート!
ワインに含まれているとされる香りを楽しむコーナーもあります。
(香りによっては気持ち悪くなることもあるかもしれないので注意しましょう)
こちらでは、ワインの色の豊富さがわかりますね。
ワイン好きにおすすめなのは、クイズコーナー!
本当か嘘かで答えるクイズがたっくさんあり、レベル別に挑戦できるのも楽しいですね。
ワインと生活美学「Art de vivreアール・ド・ヴィーヴル」のコーナーも必見!
プロジェクションマッピングを活用し
テーブル上にお皿や料理、ワインが次々と並べられたリ
見ていて飽きない!!
サンテミリヨン観光が疑似体験できるコーナーもあります。
巨大なワインボトルは圧巻!
鼻のマークがある場所からは香りが出ているのでクンクンしましょう。
写真撮影OKとのことだったのでいっぱい撮影してきましたが、
これでもほんの一部です!
しかも一度行くと再び行きたくなってしまうというのが難点ですね…
ボルドーが近かったら何回でも行くのに!!!
ちなみに、
常設展示は一度でてしまうと再入場はできませんので
注意しましょう。
4.試飲会場は地上9階!景色とワインを同時に楽しめます
常設展示を見た後は…
みんなのお楽しみ、ワイン試飲コーナーへGo!
天井にはワインボトルがずらーり。
試飲というくらいですから、色んなワインを味見できるのかと思いきや、
並べてあるワインの中から一つだけを選ぶというものでした。
個人的にはちょっと拍子抜けしちゃいましたが、
選んだワインはグラス1杯分(5cl)注いでくれます!
世界各国のワインがあるので
今まで飲んだことのないものを選ぶもよし
好みのワインを選んでじっくり味わうもよし。
お酒が苦手だという人や、運転する予定のある人は
「Crachoirクラショワール」というお酒を吐き出すための容器があるので、
恥ずかしがらずそちらに「ペッ」としましょう。
(写真ではワインボトルのすぐ右側にある黒い容器です)
さて、いざワインを選ぶとなると、どれにするか迷ってしまう優柔不断女子。
わたしは『甘い白が好きなんですけどおすすめありますか?』とお姉さんに質問。
そしたら冷蔵庫からソーテルヌを出してきてくれました!
しかも激ウマだった♡
すでに飲んだことのあるワインだったので新しい発見はありませんでしたが…
それでも大満足!
なので、好みを告げてワインを選んでもらうのもいいかもしれませんね。
(お姉さんたちの後は鏡張りになっているのですが、冷蔵庫が映って見えます…冷やして飲む白が置いてあるんだと思いますが、もしかしたら頼まれないと出さないワインなんていうのもあるのかも!??妄想は膨らみます~笑)
ワインを味わいながら外の景色も楽しめて
ちょっとリッチな気分に浸れますよ♪
5.ワインカーヴやレストラン、体験コーナー…他にも色んな施設がいっぱい!
常設展示だけでも見るところはいっぱいあるのに、
他にも色んな施設があるのがココのすごいところ!
早めに日程を組める人には、
ワークショップも予約するのがおすすめです。
大人から子供までが楽しめるよう、
さまざまなテーマのワークショップが開催されていますので要チェック♪
施設内には眺望の良いレストランや
世界中のワインが手に入るカーヴ
ワインバーに
軽食が食べられるスペース
臨時展示(私が行ったときはシテ・デュ・ヴァンの建設について)
などなど盛りだくさん。
何度も訪れたくなっちゃいます。
まとめ
まだオープンしたばかりのシテ・デュ・ヴァンをご紹介しましたが、
いかがでしたか?
今回行って切に感じたこと、それは
『もっと時間をかけて見学したかった』ということ。
次回は1日がかりでゆーっくり行きたいなと思います。
(じっくり見たら1日でも足りない!?)
ということで
シテ・デュ・ヴァンに行ってみたいという方は、
時間に余裕をもって滞在することをおすすめします☆
施設情報
LA CITÉ DU VIN (ラ・シテ・デュ・ヴァン)
134-150 quai de Bacalan
1, esplanade de Pontac
33300 Bordeaux
France
+33 (0)5 56 16 20 20
2016年の営業時間
6月1日~8月31日 毎日営業、9時30分~19時30分(8月15日も営業)
9月1日~9月30日 月曜~金曜 9時30分~19時、土日 9時30分~19時30分
10月1日~10月31日 月曜~金曜 10時~18時30分、バカンスシーズンは毎日9時30分~19時まで営業
11月1日~12月31日 火曜~日曜 10時~18時、バカンスシーズンは毎日10時~18時30分まで営業、12月25日は休業
ボルドー観光協会日本語サイトのラ・シテ・デュ・ヴァンのページ
投稿者プロフィール

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在仏4年目、フランスど真ん中オーベルニュ地方に住むアラサー女子「ますこ」です。
田舎と自然とおいしい食べ物をこよなく愛すぽっちゃり系。
旅行に料理に音楽に…広く浅く様々なことに興味津々。
人と関わることが大好きです!!
仕事:市関連の短期アルバイト(不定期)、ライティング(旅行、美容から海外取引までジャンルも様々)
ブログはこちら。
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