引用:http://jardin-secrets.com/photos-de-la-scorsonere-scorzonera-hispanica-article-759,136,fr.html
ごぼうが大好きな私。きんぴらだったら週1でいけます。(笑)でもここはおフランス、なかなか日本のごぼうを手に入れることはできません。(涙)
以前から気になっていたSALSFIS(サルシフィー)西洋ごぼう。調べてみると、カルシウムやビタミンが豊富で鉄分も含まれています。
八百屋さん、スーパーなどで見かけることはあるのですが、なんせ大量売り(1kgパック)。いつも興味はあるのだけれど食べきれないから…とあきらめていました。
先日、1㎏パックが2,60ユーロで売られていたので思い切って購入してみました。食べれなければおすそ分けしてもいいし、(こんな小さな街に日本人カップルが引っ越してきて、いろいろお世話になっているのです!)
産地はベルギー産。やっぱりごぼう=きんぴらということで早速調理開始。
日本だと包丁の背を使って皮をむいていましたが、ん?なかなか固い!ピーラーで剥きます。皮をむいてみると真っ白なごぼうが。えっ?なんか白い液がぷつぷつ、なんじゃこれ~?
水で洗い流し、ささがきに。下の部分がオレンジになってくる!!灰汁が強そう!これが松脂みたいに手にくっつくので手袋で調理することお勧めします。
ささがきしたごぼうを、酢水につけておきます。そのまま生で口にしてみると、ほんのり甘い味。水気を切って、そのあとはきんぴらをつくる要領で。
レシピその1. Salsfisのきんぴら
- 油を薄く引いて、サルシフィーを炒める。
- お酒、しょうゆ、砂糖、みりん、顆粒昆布だし少々を入れ、最後にごま油を垂らして出来上がり。
ごぼうの味は強くない?けど歯ごたえは結構ありました。全然普通にきんぴらごぼうとしていけます。
私が今までごぼうの代わりとしていたトピナンブール(こっちはシャキシャキという感じでこれもかなりオススメ!)のほうが調理するのは簡単かも。灰汁もほとんどないし。
みきてぃのフランス不思議な野菜記事にも書いてありますが、トピナンブールはピュレよりも、炒めることで癖がなくなり、食べやすいです。
レシピその2. Salsfisのから揚げ
- サルシフィーを拍子木切りにして酢水につけて灰汁を抜く。
- お酒、しょうゆ、各大匙2、ニンニク、ショウガ各ひとかけに20~30分程つけておく。ビニール袋に片栗粉(fécule de pomme de terre、スーパーで買えます)をいれて、サルシフィーに衣をつける。
- 揚げたてに塩、こしょう少々。
いける!見た目はフレンチフライみたい。芋のほくほく感とごぼうのさくさく感。きんぴらとはまた違う食感。ビールや白ワインのお供に!野菜が苦手な子供にもいいかも!
レシピその3.Salsfisのサラダ
- サルシフィーをさっと湯がいて、マヨネーズ、お酢、塩、コショウを入れてまぜるだけ!
やや強めに、塩、こしょうしないと味がしません。でも歯ごたえ、シャキシャキ感半端ない!
まとめ
サルシフィーは、ごぼうの味はあまりしません。調味料によって、なんとなくごぼうを食べている感じです。それもそのはず、調べてみるとフランス語でごぼうはGrande Bardane。同じキク科なんですけどね。でも食感はかなりごぼうに近いです。ちなみにフランスではバター炒めや、煮込み料理やピュレ、グラタンなどに。
みなさんもサルシフィーを見つけたら、一度試してみてはいかがですか?!
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投稿者プロフィール

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海外在住歴20数年、23歳の時単身渡仏、留学を経てクラブメッドでGOとして世界中を転々とする。
フレンチポリネシア領タヒチ、ボラボラ島で今の旦那と知り合う。
同島でホテルスタッフとして働いた後、旦那の仕事の都合でカリブ、モロッコ、モーリシャスに在住。もう移動は嫌だ!とフランスに住むことに決めたものの、サボア地方、ブルターニュ地方を渡り歩き現在プロバンス在住。神戸出身のママライター。趣味は筋トレ、お菓子作り、手芸、物作り。
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