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フランスなのにごはんがすすむ! マグレ・ド・カナールの和風レシピ

みなさんこんにちは。
今日は、私も夫も大好きで、たまに無性に食べたくなる鴨料理を紹介します。

鴨って、日本の家庭ではなかなか調理されない食材。
でもフランスだと普通にお肉屋さんやスーパーで売っていますよね。
独特の味・香りで、カモ肉ファンのふらんぽねーずも多いのでは?

中でも私が好きなのはマグレ・ド・カナール(magret de canard)。フォアグラを取るために太らせて飼育した鴨の胸肉なんだそうです。聞くだけでも、こってり、食欲がそそられますね~。

鴨といえば油も味も強いので、甘酸っぱいフルーツのソースと合わせたりするのがメジャーです。
そんなオサレなレシピを横目に、私がおすすめするのが和風照り焼き風!!
これがね~、病みつきになるんですわ!

材料はこちら(2人分)

  • マグレ・ド・カナール 1本(本って単位でいいのかしら・・・?)
  • セベット/Cébette(わけぎ) サイズ・好みにより半束~1束
  • しょうゆ              大匙2
  • みりん                  大匙2
  • 酒                         大匙2

これだけ!簡単・お手軽です。

セベットは日本のネギの代用になるので使っていますが、日本にいる方は普通のネギで試してみてくださいね。また、フランスのポワローねぎはこのレシピにはあんまり合わない気がします。

調味料の量は1:1:1と覚えておいて、人数を増やすときや塩分控えめ・濃いめの味付けにしたい時など調整してみてください。

ではレシピ、行ってみましょう~♪

1.下ごしらえ

鴨の脂身に1センチ間隔の網の目状に切り込みを入れます。これで焼いたときに余分な脂身を落とすことができます。お肉まで切らない様、浅く包丁を入れるだけでOKです。

今回はお肉屋さんが勝手に切り込みを入れてくれちゃってました。肉まで切れてる・・・

2.脂身の面をフライパンで焼く

フライパンを熱して、鴨の脂身の面を焼きます。
脂がたーーーっぷり滲み出してくるので、フライパンに油をひくのは不要。
強めの中火~中火でこんがり色がつくまで(約10分)焼きます。
油がバチバチ跳ねるので、アルミホイルを軽くかぶせると良いです。
焦げたようなにおいがしてきちゃったら火を弱めてください。

脂身の焼き色が良い感じになったら一度お皿に取り出します。
ここで、フライパンにたまった油も別の器などに取り出しましょう。
フライパンを洗う必要はありません。

3.お肉の面を焼く

フライパンを火に戻し、鴨のお肉側の面を焼きます。軽く焼き色がつくまで、中火で5分~10分ほど。
鴨は外側はパリッと香ばしく、中は生肉の柔らかさが残る「ロゼ」が美味しいと言われていますね。お好みで焼き時間を調整してください。

ちょうどいい具合に焼けたら、鴨肉をまな板に取り出します。

4.ソースを作る

鴨を焼いたフライパンを洗わず、また火にかけます。斜めにざく切りにしておいたセベットを入れ、軽く炒めます。

お好みの固さに炒めたら、醤油、みりん、酒を投入して、一瞬沸騰させたところで火からあげます。

5.いただきます!

お肉をお好みの厚さにスライスしお皿に盛り付け、最後に作ったネギのソースをかけたら完成です。

オシャレなイチジクのコンフィ、はたまたポテトのソテーなんて不要、不要!
このレシピに一番合うのは炊き立ての白いご飯!!
ちょっと七味をかけるとまた風味が出て、幸せ~!あ~日本の味~!

 

そうそう、鴨の油は冷蔵庫でしばらく保存が可能。ポテトのソテーやオーブン焼きに加えると、こってりした味わいが出てこちらも美味です。

どうぞお試しあれ~!

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投稿者プロフィール

みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。

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