待ちに待った春到来!街のスーパーやマルシェでよく見かけるようになったイチゴ。
イチゴを見るたび、あぁ!日本のイチゴのショートケーキが食べたい!と思うのは私だけでしょうか?
残念ながらフランスの田舎(パリは除く)にはこのショートケーキが存在しません(涙)。
スポンジ+イチゴのケーキはあるけれど、中身はカスタードかバタークリームが定番なんです…
どうしても食べたくて、自分で作るのですがスポンジがうまく膨らまず、デコレーションにも問題が。いつも生クリームが固まらなくて(解決法は見つけたものの)納得のいくケーキにならない。。。
そういうわけで、今回は日本人パティシエールにアドバイスを受けながら、イチゴのスポンジケーキをつくってみました!やはりプロ。今まで私がつくっていたのと全然違う仕上がりに。ようやく納得のできるふわふわスポンジケーキを作ることに成功しました。皆さんもお試しくださいね!
ふわふわスポンジケーキのレシピ
材料 18cm型
- 卵4個
- 砂糖(グラニュー糖)90g
- 小麦粉(T45)100g
- maïzena マイゼナ(コーンスターチ)10g(なければ小麦粉でも可。グルテンが出来にくくなり軽めの仕上がりになる)
- サラダ油20㏄
- 水10㏄
- バニラエッセンス(あれば)
準備
*材料を計っておく
*小麦粉とマイゼナは合わせてふるいにかける
*オーブンは160~170℃で余熱
*サラダ油と水を混ぜて湯銭にかける
*バターを塗った型に紙を敷く
作り方
- 卵をほぐして、砂糖、バニラエッセンスを入れる。
ポイント☆ この時湯銭(人肌、指を入れても熱くないくらい)にかけると砂糖が溶けやすいと同時に泡が立ちやすくなります。 - 湯銭からおろし、ハンドミキサーで泡立てる。中速と高速の間位
ポイント☆ 器具によって時間はまちまちですが、2~3倍の量、マヨネーズのような色、生地を持ち上げて、「の」の字が書けて、あとが残る位になればOK。
持ち上げた生地が混ざってしまった場合はまだまだ泡立てが足りません。 - 2に粉を振るいながら入れる。ゴムベラを奥から手前にすくって生地を持ち上げる要領でしっかり混ぜる。かき混ぜるのはNG。
- 温めたサラダ油と水を混ぜ混ぜる。生地になじんだら型に流し込む。
- まんべんなく焼けるように真ん中に指を少し入れて中心から外側に円をぐるぐる描く。
- 空気を抜くために2回ほど型を10cmくらいの高さから落とす。
- 余熱しておいたオーブンに30分から35分入れる。
焼き上がりのポイント☆ 真ん中を押して沈んだらまだ焼きが足りない。串をさして何もついてこなければOK。焼き縮を防ぐため先ほどと同じ10cmくらいの高さから2回ほどおとし、逆さにして粗熱を取る。
粗熱が取れたらラップにくるんで一晩寝かす。このまま冷凍保存もできます。(利用するときは自然解凍で!)今まで冷蔵庫で一晩寝かしていましたが、冷蔵庫に入れると乾燥するので常温保存がおすすめです。 焼き上がり!
デコレーション
もう一つの難関!デコレーション。生クリームが固まりにくいフランス。今回はリキッドタイプのマスカルポーネがなかったので固形を使うことに!これが結構ポイントかもしれません。しっかり固まりました。
材料 デコレーション用
- 生クリーム33cl(elle et vire)
- マスカルポーネ 270g
- 砂糖 60g(クリームの10%)
シロップ(砂糖は水の半分の量)
- 水 160㏄
- 砂糖 80g
沸騰させて冷ます
作り方
- 冷やした生クリームとマスカルポーネを入れてハンドミキサーで混ぜる。なじんだら砂糖を少しずつ加える。
ポイント☆ 生クリームはスポンジとは反対、低速から高速で混ぜることによってしっかり長持ちするクリームができます。 - 7分目くらいになったらデコレーション分を取り除いて、残りをしっかり泡立てる。先端が立つ9分立てくらい。
ポイント☆ 今まではデコレーション中に生クリームがだれて、きれいにできなかったけれど、固めに泡立てること、マスカルポーネを使うことで、しっかり、だれない生クリームが完成。デコレーション中もまったく垂れることがありませんでした。 - スポンジを3当分に切る。(上手に3等分できない場合は目安として楊枝の先を刺してから切り分けると均等に切れます)スポンジを片手でしっかり押さえながら、包丁を大きく上下に動かす感じで。
- シロップをスポンジに塗ってから生クリームをのせます。
へらの先を使ってまんべんなくクリームを塗っていく。イチゴをのせる。切り分けやすいように真ん中は少し開けておく。 これを繰り返す。 - 表面のクリームを塗っていく。かなり多めにクリームをのせます。はみ出したクリームは側面に。側面は一度薄く塗ってから、さらに重ね塗りしていく。回転台(電子レンジの受け皿で代用)を使って廻しながら塗ると塗りやすいです。
ポイント☆ 角を塗る時はパレットナイフにクリームが付いたままだと綺麗に塗ることができないので毎回拭き取る。 - デコレーション分のクリームを少し泡立てて表面に絞り、イチゴを飾る。
ポイント☆表面のデコレーションは中心を高くするようにすると綺麗にみえます。
仕上げ
市販のナパージュ用(つやを出す)を塗って出来上がり。
イチゴジャムを水に溶いたものでもOK。
******************************************
ふらんぽんではみなさまからのニーズをより詳しく把握するためにフランス在住者向けのアンケートを行っております。既にご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます♡ まだの方、こちらからご協力よろしくお願いします〜♡
投稿者プロフィール

-
海外在住歴20数年、23歳の時単身渡仏、留学を経てクラブメッドでGOとして世界中を転々とする。
フレンチポリネシア領タヒチ、ボラボラ島で今の旦那と知り合う。
同島でホテルスタッフとして働いた後、旦那の仕事の都合でカリブ、モロッコ、モーリシャスに在住。もう移動は嫌だ!とフランスに住むことに決めたものの、サボア地方、ブルターニュ地方を渡り歩き現在プロバンス在住。神戸出身のママライター。趣味は筋トレ、お菓子作り、手芸、物作り。
最新の投稿
グルメ2021.07.12海外で和食!杏で梅干し(もどき?)とぬか床をつくったよ。 ライフ2021.07.05ニキビ跡や毛穴でお悩みの方必見!おフランスで美容医療Venus Viva(フラクショナルRF)を試してみた件 ライフ2021.05.17フランスでさっそくコロナワクチン打ってきたよ! ライフ2021.03.15積極的に取り入れたい【スーパーフード】後半 実践編