ライフ, 毎日の暮らし

3年で4回目!あなたもフランスで必ず体験する厄介なこと

 

市内に出るバスの中で日本人を見かけ、30分も話し込んでしまったloc-envel(ロック・アンヴェル)です。アジア人すら見かけないこんな田舎のバスで日本人に会うなんて天文学的奇跡!

さて、在仏者が必ず経験する問題といえば、郵便物の不達ともう一つがこれ。

 

先週シャワーを浴びて玄関の前を通ると、何だか床が濡れてるのです。

『ヒャーもしや!!』

嫌な予感的中。玄関にはお湯を溜めておくタンクがあるのですが、そこから水漏れが・・・・。

我が家のアパルトマンは築およそ7年。フランスに来てアパルトマンを探し始めた頃、海外に住んだことのある友人から、

「古いアパルトマンはガタが来ていていろいろ問題が起こりやすいけど、新築も欠陥住宅が多く、自分達が問題を解決する羽目になるよ。」

という有り難いアドバイスを受け、

「良し!!築7年なら古すぎもせず、全ての問題も解決された後だろう

と思った私が甘かった。フランスは築年数に関係なく水のトラブルは起こるようです。

 ここに住み始めて約3年、起きた水のトラブルは計4回。前回の水漏れでカビだらけになった壁紙さえ半年経っても取り換えてもらってないというのに・・・

因みに1回目は我が家のお風呂場から水漏れし、下のご年配夫婦のリビングの天井に大きな茶色の染みを作り、2回目はお風呂場のお湯が出なくなり、3回目は上の階の住人さんからの水漏れが3週間続き、4回目が今回のお湯タンクの水漏れ。いや、タンクの水漏れは以前にも一回あったような気が・・・。多すぎてもう記憶してられんですよ。

こういう水漏れって手抜き工事が原因かと思ってましたが、硬水に因るものも多いんでしょうね。湯沸かしポットの底が恐ろしいスピードで白くなって、定期的にお酢などを入れて溶かさないと大きな塊がこびりついてしまいます。見えてるところがこうなのですから、排水管やタンクの中も、石灰がこびりついていても不思議じゃないです。事実Destopなどの排水管の詰まりを除去する薬剤、結構な頻度で使用してますし。

で、水漏れする箇所にバケツを置き(このバケツも前回の水漏れの時買ったもの)、水道屋さんに来てもらいました。やはり原因は石灰の付着。すぐ直してくれるのかと思いきや、タンクに溜まったお湯を抜いただけで帰ってしまい、修理は3日後になってしまいました。そのせいで3日間湯沸かしポットで沸かしたお湯で、身体を洗うことに。もうこれも2回目なので慣れたもんです。フランス生活が長くなるとたくましくなります。

「修理日にお湯を抜けばいいだけじゃないの?」

と思いはしましたが口には出さず。心も広くなりました。

さて、3日後空っぽになった古いタンクは新品に交換してもらえました。

chauffe eauどうやら不良品だったらしいのです。大家さん曰く、同じタンクを使用していた下の階の住人さんは、以前、夜中にタンクが爆発し、部屋が水浸しになったとか。原因はやはりタンクにこびりついた石灰らしいのですが、3年も使用した後にそれを知らされるって・・・ 

こういった水のトラブルで水道屋さんが来る度に、主人が必ず言う一言

「水道屋になれば一生涯安泰だ」

投稿者プロフィール

loc-envel
留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?
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留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?