主人の実家に行ってきました。義母が小旅行をすることになり、その間実家での老猫の世話を頼まれたのです。実家は田舎の一軒家でテニスコート3面はあろうかと思われる広さの庭付き。お陰で主人と2人朝・昼・晩、庭を眺めながらテラスで食事を頂き、午後は木の下にビーチチェアを置いてユーカリ葉の揺れる音を聞きながら昼寝、夕方近くになって海に遊びに行くという天国のような数日が送れました。
実家のある町は私達が住んでいる町よりもはるかに人口も多く栄えているのですが、家が建っている場所が三方を広大な畑に囲まれ、近くに林もあるせいか時々珍客があります。
今回訪れたのはウサギ。それも子ウサギ4匹がいっぺんに。テラスで朝食を取っていると、視界の端にピョンピョンと庭を駆け回る姿が見えました。両隣の畑を行き来するのに庭を近道として使っているようで片方の畑から庭に入りもう片方へ抜け、そしてその逆を繰り返していました。
気づかれないように少しずつ近づき写真を撮りましたが、3,4mまで近づいたところで目が合い、つぶらな瞳を一層まんまるにして急いで逃げて行きました。一匹が逃げると他のウサギも次から次へと去って行き約15分のウサギの訪問が終了しました。
私は子供の頃四方を山に囲まれた田舎に住んでいた為、虫や爬虫類、鳥などはしょっちゅう見ていて生き物には慣れているつもりでしたが、野性の哺乳類が庭にやってくることは日本では一度も経験したことが無く驚きました。こういう時フランスって自然に溢れているなぁと感じます。
思えば義実家には数年前からいろいろな動物が来ています。4年前にはハリネズミ、次の年には狐、一昨年は小鹿、去年はふくろうと鷹、入れ代わり立ち代わり様々な動物がやってきます。ハリネズミが猫の餌を食べていた時は非常に驚きましたが、ヨーロッパでは割と見られる動物のようです。
野生ではありませんが、近所で飼っているロバと馬が脱走して庭に迷い込み、思う存分雑草を食べて帰ったこともありました。
そして空からこんな訪問客も来ました。巨大てんとう虫の形をした気球。乗っている人と言葉が交わせそうなくらい低い所を飛んでいました。庭に生えているミモザの木に引っ掛かるのではないかとハラハラしました。気球の通り道になっているようで、春から秋にかけて数回こういう光景が見られます。
田舎では都会とは別の刺激がありますね。さて来年の夏はどんな動物が現れるのか楽しみです。
投稿者プロフィール
- 留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?
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