皆さんも一度は耳にしたことのある、「フランス男マザコン説」。
フランスに限らず、「欧米男子は全員マザコンだ!」と思っている人もいるのでは?
でもちょっと待って!
確かにマザコンと思われる行動の数々が目につくときもありますが、
マザコンという一言で片づけてしまうのはちょっと違うような気がするのです…
そこで今回は、連絡の頻度から見る「フランス男マザコン説」への個人的見解を綴ってみようと思います。
家族とのつながりを大切にする文化が根付いている
皆さん、自分の家族とはどれくらいの頻度で連絡していますか?
私は「便りがないのが良い知らせ」と思っているので、遠く離れた日本の家族とすら2~3か月連絡を取らないことが良くあります。
(たぶん最長で5か月くらい。さすがに生存確認の連絡が来ました笑)
仲の良い友人も同様。
決して「フランスにいるから連絡しにくくて…」ということではなく、
日本で一人暮らしをしていた時なんかはもっとひどかったと思います。
しかしこちらフランスでは、家族と過ごす時間や会話を大切にするのが基本です。
私のパートナーと義両親はほぼ毎日電話。
私も週に3~4回は電話で話すし、2~3回会いに行くことも(徒歩10分の距離)。
ちなみに先週は平日毎日会いに行きましたよ。バイト先の目の前に住んでいるので。
最初は「この家族のしきたりなのかっ?」と思いました。
でも、学生時代ホームステイしていた家庭も息子と週に2回くらいは連絡していました。
いま一緒に働いている同僚も、パリに住む息子から1日2回くらいは電話が来るらしい。
マザコンじゃなくて家族想い!?頻繁に連絡するのがフランスの文化
因みに、こうやって頻繁に連絡を取るのは「息子→母、母→息子」に限ったことではないようです。
娘とだって同様に(それ以上に!?)頻繁に連絡を取ります。
それに母親だけじゃなく、父親にだって当然電話をしたりメールをしたり。
友人同士だってしょっちゅう連絡を取るんです。
「今週仕事どうだった?」
「調子はどう?」
「最近は暑いね…」など、内容はただの雑談がほとんど。
しかし、こうやって連絡を取り合うことでお互いが元気であることを確認し、
相手への思いやりを伝えることにも繋がります。
もちろん全員が頻繁に連絡を取るわけではありませんが、
こうやってしょっちゅう連絡しあう人がほとんどのようです。
そしてちょっとした時間があれば会いに行く。
一緒に食事をしたり飲みに行ったり買い物したり。
私たち日本人にとって、どうしても「仲が良すぎる母と息子」の構図が印象に残りやすいものですが、
息子と母に限定されたことではないと感じるのです。
連絡の頻度を基準にフランスのマザコン男について考えてみましたが、いかがでしたか?
昔はよくパートナーの行動や言動に「マザコンなんじゃないだろうか…」と心配したこともありますが、
今では「ただの文化の違いなんだな」と感じるようになりました。
皆さんはフランスのマザコン男について、どう思われますか?
投稿者プロフィール

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在仏4年目、フランスど真ん中オーベルニュ地方に住むアラサー女子「ますこ」です。
田舎と自然とおいしい食べ物をこよなく愛すぽっちゃり系。
旅行に料理に音楽に…広く浅く様々なことに興味津々。
人と関わることが大好きです!!
仕事:市関連の短期アルバイト(不定期)、ライティング(旅行、美容から海外取引までジャンルも様々)
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