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日本人は先進国の中で最も○○を食べない国!

 

世界の国々で1日1人あたりどのくらい果物を食べているのか調べた結果(FAO FAOSTAT 2011年)、日本は一日約140gだそうです。176か国中127位、先進国の中では各国を大きく下回って最低クラスだそうです。消費量の多い欧州や北米、中東諸国に比べると1/2~1/3程度しか果物を食べていません。

フランスのフルーツ消費量は1位ではないものの、302gと世界平均の200gを大きく上回る数値です。因みにこの数値の中にワインは含まれません。確かにフランスの食生活ではフルーツを食べる機会が多いと感じます。大抵の家庭では常に数種類のフルーツが買い置きされていてチーズを食べる頃にカゴなどに盛られて食卓に出されます。日本とフランス、フルーツ一つを取ってみてもいろいろ違いがあります。

日本は間食として、フランスは食事として

日本も最近ではスムージーやフルーツグラノーラなどが流行り、朝食としてフルーツを口にする人もいますが、一般にはデザートや間食として食べられることが多いように思います。食事も終わり暫くし、ほっと一息ついた頃、

「梨でも剥きましょうか」

ということになるわけです。フルーツを食べることは毎日の習慣ではなく、ちょっとした贅沢なのです。もともと日本では毎日デザートを食べる習慣がない上に、最近ではフルーツよりも手軽にすぐ食べられ、より甘いもの、つまりはプリンやケーキなどを好む人が増え、より消費量が減ったと言われています。

一方フランスでは昼食や夕食時、食事の一環としてフルーツを食べています。

「健康な食生活を送る為に必要な栄養素として食べる」という感覚で、野菜のように考えられていて、メロンやグレープフルーツなどは前菜として出されることもあります。

フランスではフルーツをプレゼントしてはいけない

フランスでは庭で取れたリンゴや梨をご近所さんにおすそ分けということはあっても、お店で買ったフルーツを、プレゼントにすることはありません。日本に比べて値段がとても安いので贈答品にはならないのです。

フルーツ屋さんはあっても日本のようにスポンジに載せられ桐の箱に入った宝物のような扱いをされているフルーツはありません。苺など余程傷つきやすいものはプラスチックケースに入れられていますが、それ以外殆どのものが無造作に山積みにして売られています。

日本は大きいものが、フランスは小ぶりのものが好まれる

日本はリンゴも梨も桃も苺も昔に比べてどんどん大きく品種改良されています。大きいものは高級なイメージがあり、また大勢で食べる時に剥くのが楽だからでしょうか。

しかし、仮にフランスで大きなリンゴや梨が売り出されても大して喜ばれないように思います。例えばフランス人がリンゴを食べる時、日本のように誰かが代表してみんなの分を剥き綺麗に切り分けてお皿に盛ったりはしません。食べたい人だけが丸々一個を自分のお皿の上に取り、自分で剥いて食べています。そのため「世界一」のようなリンゴだと一人で食べきれないのです。桃もかなり小ぶりなのですが、特にpêche plate(ペッシュ・プラット)という日本の桃の1/3程度しかないくらいの小さな桃が好まれています。平たく潰れたような形で、丸い桃に慣れている日本人にとっては何とも愛らしい見た目です。『西遊記』に登場する孫悟空が食べて不老長寿になったと言われている桃だそうです。

美味しくなくても見た目が悪くても大した問題ではない

もちろん美味しいにこしたことはありませんが、大量に買った物が美味しくなかった場合でも、フランス人はそれ程悔しがったりしていません。コンポートやジャム、タルト生地の上に載せて焼くなどし工夫して食べています。以前スーパーでサクランボが安売りしていた時、かなり見た目が悪く、大半が傷があったり潰れかけたりしているものだったのですが、買って行く人は全く気にしていない様子で、選り分けもせず鷲掴みしてどんどん袋に詰めていました。顔なじみのマルシェなどは「ジャム用にするから」と前もって注文しておくと、若干熟れ過ぎたものや酸っぱくて売れ残ったものなどを大量に取り置きしてくれ安く売ってくれます。果物が常に甘くて綺麗でなくてはならないという意識は売る側も買う側にも日本ほどは無いのです。

日本のフルーツの消費量は年々落ちているようです。特に30代が最も少なく一日60g程度しか食べていないそうです。一人暮らしをし、コンビニなどでインスタントや出来合いの食品を買い求めることが多い年代です。フルーツは値段が高い上に買っても一人では食べきれないことが多く、また剥いて食べるのが面倒な為、購入しないと言われています。

 日本のフルーツは消費者のニーズに合わせどんどん品種改良を重ね、品質も見た目も素晴らしく向上しました。海外では日本の高級フルーツが喜ばれているようですが、日本国内の消費量を伸ばすためには大きくて甘いだけでは売れない時代になったのではないでしょうか。一人暮らしの若者向けに小さめで値段を抑えたフルーツを売り出して欲しいものです。

投稿者プロフィール

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留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?
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