今回は私が子育てしている中で感じた(特に赤ちゃん期)フランスの育児と日本の育児の違いについて取り上げてみます。妊婦生活の違いはこちらを参考に
私は日本で産まれて日本で生活してきたので日本式の子育てが当たり前と思い…
旦那はフランスで産まれてフランスで生活してきたのでフランス式の子育てが当たり前と思い…
何度も衝突することがあって日本式の子育てが当たり前でないことを実感。
未だに子育てが原因でけんかすることもしばしば。
例えば
●フランスでは赤ちゃんは産まれたときからベットで一人で寝かす。
フランスでは赤ちゃんの頃から部屋を与えられます。夫婦は夫婦の寝室で寝るので夜は別々の部屋で寝るということです。(赤ちゃんの鳴き声が聞こえるようにウォーキートーキーを部屋に置く場合もあり)
うちも最初は赤ちゃん用のベットで寝かしていましたが、そのうち夜中の授乳が面倒になり一緒に添い寝することに。私のなかでは親子が川の字になって寝るというイメージが強く、赤ちゃんの頃は添い寝することが大切だと思っていました。
息子のかわいい寝顔がみれるし、やわらかいつるつるほっぺにチューできるし、朝起きたときのニコっとした笑顔もみれるし、赤ちゃんの時なんてあっという間だし最近よく聞く乳幼児突然死症候群(1歳以内に起こる確率が高い)の予防にもなる。
そのうち、いつか一人で寝れる日がくるだろうくらいにしか考えていないのに旦那はあまり賛成ではないようです。これ義理の両親や兄弟に話すとドン引きされます。=フランス在住の日本人ママ友たちとも超盛り上がる話題!(笑)
これと似たのが車の座席。日本ではお父さんが運転して子供はチャイルドシートで後部座席。その隣にお母さんが一般的ですがフランスでは子供は一人で後ろ。親は2人前が当たり前です。
フランスは夫婦の時間を大切にしていると思います。日本では子供が産まれると子供優先になりがちだけどフランスはそうではなく子供を預けて2人でレストランにいったり。
それはそれで素敵だなと思いますが今のところうちは子供優先になりがちです。
●母乳育児があまり奨励されていないこと(こちらの記事を参考に)
●赤ちゃんが泣いていてもそのまま泣かせておくことがよくあること
泣いている赤ちゃんをそのままベットで泣かせておくというのもどうかなと思います。
なにか不快だから泣いているわけで…
旦那のいとこが看護婦さんで一度遊びに来たことがあったのですが、その時一度息子を泣かせっぱなしにしてみましたが泣き終わるまでどれだけ長い時間に思えたか。
私は居ても立ってもいられないのにその看護婦さんはそのうち泣きやむし、毎回抱っこしてたら抱き癖がつくとか。その後私は泣きっぱなしのままには出来ませんでしたが抱き癖はついていません。今思うと、抱っこできるのってほんと数年。
●泣いている理由は歯が生えてくるのがむず痒いから。
これほんとビックリですよ!赤ちゃんが理由もなく泣いているのは歯が生えるむず痒さからよね~とかなんでもかんでもあまり根拠のない歯が生えてくるからになります。うちの息子もフランス人の友人にもらった歯のむず痒さを抑える???ネックレスをしていた時期がありましたが効果があるのかは微妙。
●フランスではほとんどの子供がマイdoudou(ドゥドゥ、日本でいうぬいぐるみ)を持っています。
フランスに行くと見事に小さい子はみな自分のお気に入りのぬいぐるみを持っています。4,5歳になっても持っている子もいてドゥドゥはもうボロッボロッで真っ黒(うちの甥っ子もそう!)
赤ちゃんのときにベットの周りにいろいろなぬいぐるみを置き選ばせるのだとか!うちの息子にも試してみましたが興味なし。幼稚園などに行くときに持ってきてくださいといわれることも。
●おしゃぶりが日常
時々4,5歳児でもくわえている子をみてぎょっとします。日本はおしゃぶりってあんまりしてませんよね?息子もおしゃぶりで歯茎をギシギシしていましたがすっている様子はなく。
いつの間にかおもちゃと化していました。これは後になって知ったのですがおしゃぶりは口呼吸を防止して鼻呼吸にする練習になるのだとか。これを聞いてすごい後悔。うちの息子むっちゃ口呼吸してます!日本人のママ友の娘も口呼吸だった。
●なせが赤ちゃんの服はほとんどボディー
(日本語でいうとロンパースていうのかな?つなぎになっているパジャマ)がほとんどでそのボディーは足までくるまれています。
日本では寝るときは裸足がいい(足で温度調節できるから)最近では冬でも家の中は素足で過ごすことを奨励されているということもあり裸足イコール健康的なイメージなのに足の見えるパジャマをフランスで探すのに一苦労です。このつなぎボタンが後ろにあるのでオムツ換えのしにくいことしにくいこと。そして新生児の赤ちゃんでも靴を履かせます。
今年の夏、日本に一時帰国した際、息子を幼稚園に入れてみたのですがやはりこの学校もはだし教育でした。フランスって裸足=風邪引くみたいな感じ?
●離乳食に関しては咬むことに重点を置いていない?のかドロドロ状のものばかり。
●フランスの子供はマンタローが大好き!
(ミントのシロップをお水で割ったもの、色もすごい緑です、他にも赤バージョンありこちらはグレナディンシロップ(ざくろのシロップ)です。他にもいろんなバージョンあり)。
こんな歯に悪い飲み物、自分の息子には与えたくありません。 ボンボン(あめちゃん、グミ系)と呼ばれているおやつ。フランス人は子供も大人も大好きです。
着色料、香料ガンガンの甘いおやつ。自分の息子には与えたくないんだけど、、、学校で行事があったりするともらってきたりするんですよね…
以前の幼稚園で帰り際に先生がぼんぼんの袋を持ってそこから幼児たちが1個もらって帰るということがしばしば、、歯に悪いのに…(ため息)
そうそう目が点になったおやつ。バゲットに板チョコそのままはさんでパンオショコラ!!すっごい合理的!
●むやみやたらに厚着させる。
日本では子供は風の子(えっ?死語?)ただでさえ体温高いんだから薄着で大丈夫。ほら小学校の時いませんでした?冬なのにランニング着てる男子(笑)なんか私このイメージが強くて。でもうちの旦那はすごい厚着させるんですよね。
あと、なんやかんやNON!が多い気がします。あれもダメ!これもダメ!水たまりに入っちゃダメ!とか、もちろん危険なことならともかく、水たまりに入りたいのが子供。(これも足冷やす=風邪ひくにつながっているのかも)いろいろやらせてみることは大切だと思うのですが…
なんか批判的になってしまいましたが、フランスで子育てしている皆さんはどう思いますか?
投稿者プロフィール

-
海外在住歴20数年、23歳の時単身渡仏、留学を経てクラブメッドでGOとして世界中を転々とする。
フレンチポリネシア領タヒチ、ボラボラ島で今の旦那と知り合う。
同島でホテルスタッフとして働いた後、旦那の仕事の都合でカリブ、モロッコ、モーリシャスに在住。もう移動は嫌だ!とフランスに住むことに決めたものの、サボア地方、ブルターニュ地方を渡り歩き現在プロバンス在住。神戸出身のママライター。趣味は筋トレ、お菓子作り、手芸、物作り。
最新の投稿
グルメ2021.07.12海外で和食!杏で梅干し(もどき?)とぬか床をつくったよ。 ライフ2021.07.05ニキビ跡や毛穴でお悩みの方必見!おフランスで美容医療Venus Viva(フラクショナルRF)を試してみた件 ライフ2021.05.17フランスでさっそくコロナワクチン打ってきたよ! ライフ2021.03.15積極的に取り入れたい【スーパーフード】後半 実践編
Pingback: 生後1ヶ月家事と育児は両立できない?生活改善の秘訣を伝授 | 子育てフル