ライフ, 美容・ヘルス
Leave a comment

目を取り出して洗いたいあなたに朗報をお届けしたかったけど、そうは甘くなかったフランスの花粉症事情

みなさんこんにちは!

先日、仕事帰りにカンヌから出ているバスに乗ったら偶然となりの席に日本からの旅行者。
15分ほどでしたが、一人でいろんな所を旅行するというその女性とおしゃべりして楽しい時間を過ごさせてもらいました。
別れ際に日本のお菓子まで分けてもらっちゃって、Eさん、ありがとうございました!

さて、そんな旅女子なEさん、日本では花粉症に悩まされていたそうですが、フランスについてふっとその症状が軽くなったとのこと。

花粉症の人にとっては

  • 目玉を取り出して洗いたいほどかゆい
  • 鼻づまりで眠れず、万年寝不足
  • 水っぽい鼻水が止まらないから、マスクの下で鼻栓

と言われる恐怖のアレルギー症状(涙)
旅行中の1週間だけでもこれらの症状から解放されるとしたらどれだけ精神的に助かるか・・・想像に難くありません。

そんなわけで、景色が綺麗で、ご飯もワインもおいしくて、花粉症もないなんて、フランスに住んでる私ラッキー☆
って思っていたのもつかの間、TVを付けるとインフルエンザ注意情報と共にやってるではありませんか花粉情報!

確かにね、雨が降った後に水たまりの跡を見つけたりすると、黄色い花粉と思われるものがうっすら積もっていたりするんですよね。

pollens

http://www.pollens.fr/docs/vigilance.html より

こちらが、花粉注意報と称された1週間ごとの花粉情報。(画像は3月25日から4月1日までの情報)

6段階の色付けで、花粉量を示しているのですが、ほとんどの地域(黄色)が中レベル。オレンジと赤の高レベル・超高レベルが南仏に集中していますね。
この図は、各県ごとに、カーソルを合わせるとどんな花粉が飛んでいるかがわかる仕組みになっています。
黄色の注意報が出ている、私の住むPACA(パカ)で飛んでいる花粉を見ていると・・・

まず最もブンブン言わせてるのがcupressacées。これはいわゆるcyprèsという、イトスギ(西洋ヒノキ)のこと。

出たぁ、スギ!!日本同様、スギ花粉です。

南仏のイトスギといえば、ゴッホの絵が有名ですね。

pollens wiki

wikipedia 「糸杉と星の見える道」

 

このまがまがしい感じの杉と月の光が割と好きで、南仏に来たとき「ほんとにあのイトスギがいっぱい生えてるー!」と嬉しかったのですが、まさかこいつも花粉をまき散らしていたとは!

続いて挙げられていたのがplatane。プラタナスです。
新緑の時期も、落ち葉の時期も、なんとなく情緒があってロマンチックなプラタナス。
フランスでは街路樹としてそこかしこに植えられていますがこれも要注意でした。

せっかくなので、真っ赤っか!で超要注意、ふらんぽんライターyumlabの住むプロヴァンスのあたりを見てみましょう。
相変わらずイトスギがぶっちぎり。一方のプラタナスは控えめで、peuplier(ポプラ)、frêne(トネリコ)が強めです。

その他、今は飛んでないけど、花粉症の原因になる他の植物として、オリーブ、栗、菩提樹等、全部で20種類ほどがリストに上がっています。

私はといえば、今の今まで花粉症は他人事だったのですが、この冬の終わりに一日中鼻がムズムズして、水っぽい鼻水が止まらない日が続いたことがありました。
風邪をひいている感じでもないのに、この鼻水・・・なんだろうな~と思っていたけど、もしかして花粉症?
1週間ほどで消えたので、実際のところは分かりません。

リアルに花粉症になってしまった場合、マスクを使わないフランスではもっぱら薬に頼ることになるみたいですね。

花粉症のことをフランス語ではallergie au pollenといいます。

一番ツライ時期と言われる春の花粉ももう少しの辛抱!負けずに行きましょう~!

投稿者プロフィール

みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
Filed under: ライフ, 美容・ヘルス

by

ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。