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みんなはどうしてる? フランスのチップの本音と建て前

金曜日の仕事上がり。

スタッフのみんなで1週間分のチップを分けっこし、今週は1人8ユーロ。
フランス語で「les pourboires(プールボワール)」と呼ぶチップ。
ま、多いものではないけど、週末のカフェ代になるかなー♪
とちょっと嬉しいお小遣いです。

というわけで、みなさん、お出かけの際のチップ、どうしてますか?

フランスでのチップの取り扱いは、ガイドブックやいろんなサイトで教えてくれている所なので、ここでは私の個人的なチップライフ(笑)を語ろうと思います。

チップの行先は?

お客さんが置いていくチップは、サービス(給仕担当)の人で分けるのが基本、なんていうのも聞いたことがありますが、私の所はカフェスタッフ全員で分けっこしています。
店長、料理長、料理補助(私)、午前カフェスタッフ、午後カフェスタッフ。
カフェのスタッフはシフト制で3名いるので、大体いつも6人で分けっこする形です。

月額にすると、お店の混み具合によって前後するのですが、だいたい20ユーロ前後な印象。お給料の補てんになるほど・・・ってわけじゃないけど、年間で200ユーロほどお小遣いになる、って、悪くないですよね?

実際みんな、渡しているのか?

あくまで私の働く小さな村のカフェの場合ですが、チップを置いていく人はぶっちゃけ少数派です。

感覚的に、お客さん全体の30%くらいなんじゃないかと。
1杯のコーヒーに対して大体10~20サンチーム。

置いて行ってくれる人も、毎日必ず、という感じではなくて、ちょうどいい小銭があったらというくらいな感じです。

一方、とある同僚
「あの角の席のお客さん、10年前から毎っ日来るのに、1セントもおいていったことないのよ!ホントに、大げさじゃなく、1セントもなんだから!」

と話してくれたこともあり、お互い顔を知っているのに全く、な~んにもないっていうのはそれはそれで違和感があるみたいです。

どうやって渡すの?

王道は、カフェ・レストランでのお会計後に、テーブルやキャッシュトレイにお金を置いていく形。

変化球は、店員さんに直接手渡しする形です。
我が家の場合、レストランで特定のサーバーの方がとりわけ良くしてくれた場合などの御礼に、会計後のチップとは別に、少額のお札をこっそり直接渡すことがあります。そうすると、こちらのことを覚えていてくれて、また次に行ったときに気持ちの良いサービスを受けられることにも。
この場合のチップはスタッフの皆さんで分けるのではなく、そのサーバー個人に渡す、という形になります。

昔、星付きのレストランで働いていたとき、お客さんが20ユーロ札を内緒で握らせてくれたことなどがありました。
当時はチップのルールをよくわかってなくて、お店全体のチップに混ぜてしまったんですけどね。
惜しいことしたなぁ~!(笑)

また、うちのカフェの常連さんの中には、チップを置く代わりにスタッフに飲み物をおごってくれたり、庭で採れた野菜・卵などを時々くれるという人も。

チップは義務ではない・・・けど

日本のガイドブックだけでなく、フランスで見かける解説でも「チップは義務ではない」と書いてあります。
とはいえ「良いサービスを受けたことに対する感謝」だから、やっぱりいいサービスに対してチップで御礼をするのは気持ちの良いことだし、もらう方は仕事のモチベーションにもつながります。

渡す・渡さないの判断や金額は

  • お客さんの満足度
  • その時の気分
  • サービスのクオリティ
  • 懐事情

などによって自由に決めるものだそう。

私自身は基本的にコーヒー一杯でもチップを置いています。(感じが悪い時は置きませんが)
外国人だからこそ、フランスのマナーになじんでおきたいという気持ちが発端だった気がしますが、今となっては日常に。
でも時々、お会計の際にお釣りを細かい小銭でジャラジャラ渡されると、チップ催促されてる気がしてなんか微妙~なんてこともあります。

 

巷の様子をリサーチしてみると、昔は当然のマナーのようなものだったけど、不景気のあおりでチップを置いていく人・金額が激減しているとのこと。

そんな中の、「義務じゃない」けど「気持ちを表す一つの手段」として定着、そしてスタッフとしてもやっぱり「もらったら嬉しい」・・・といろんなホンネと建て前の混ざるチップのお話でした!

投稿者プロフィール

みきてぃ
みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、ゼロ歳児の息子の3人家族。現在は近くの村のパン屋さんで働きつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中。自己満足を追求し楽しく生活する中でのあれこれをつづってみたいと思います。
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みきてぃ

ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、ゼロ歳児の息子の3人家族。現在は近くの村のパン屋さんで働きつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中。自己満足を追求し楽しく生活する中でのあれこれをつづってみたいと思います。

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