みなさんこんにちは!
2016年ももうすぐ終わり。
今年もフランス生活頑張りましたね~!
それにしても、まーた今年も何度フランス人にムカっとさせられたことか(爆)
フランス人同士の会話を聞いていても、「いや、そんなに傷口えぐっちゃう?」みたいな、止めとけばいいのにいやーな言い方したりしてますもんね、あの人たち。
さて今回は私が言われてカチンと来たフランス語フレーズを紹介してみたいと思います。
Je ne sais pas:カチン度★☆☆
星一つのこちらは、定番中の定番、「ジュヌセパ=知らない」です。
実はもうすっかり慣れちゃって、私も頻用してるんですけどね。
日本語って、質問に対して答えを持ち合わせていない時、ズバッと「知らない」って答えることってあんまりない気がしませんか?
- いやー、ちょっと私には~・・・
- うーんどうなんだろうね?
- 聞いたことないかな~。
など、質問者の境遇に共感するような言い回しで、暗に「自分にはわからない」旨伝える感じですよね。
言いたいことは「知らない」なんだけど、それをバッサリ言われちゃうと、なんだか突き放されたような感じが出てしまいます。「んなこたぁ知るか!」と言われたかのような。(被害妄想?)
そこへきてフランス語では口を開けばJe ne sais pas.
こっちが困ってるっつーのに、その言い方は何よ!!!
と、いちいちイライラしていたんです、私。
ですが、よーく観察してみると、「Je ne sais pas」と答えた後に、一緒に考えてくれたり、知らないなりに意見を出してくれたり。
あれ?突き放されてない?
どうやら
「知らん」=「お前の事情なんか知らん」
ってわけではなさそうです。
単純に、まずは「自分は知らない」という事実を単刀直入に伝えているだけな模様。
その辺のニュアンスに気づいてからは、「突き放された!!」とムキー!!ってすることが少なくなりました。
ま、その後突き放されっぱなしの場合はやっぱりカチンときますけどね。
C’est pour toi:カチン度★★☆
「セ プール トワ=あなたのためだよ」
アドバイスをくれるときとかによく言われます。
「君のためを思って言ってるんだよ(別に自分がこうしてほしいわけじゃないよ)」というニュアンスです。
ま、本当にそういう時もあるんでしょうが、このフレーズをよく言われるのは、相手がくれたアドバイス・提案を私が受け入れなかった場合。
いや、結構です。と断ったときに「ま、どっちでも良いけど君のためだからね」って感じで言われます。
大きなお世話じゃい!
とあるショップで会員カードを作ろうかと提案され、断ったとき。
「私たちの方はどっちでも良いですけど、c’est pour vous=あなたのためですよ」。
相手のためと口にしつつ、実は自分のために言ってる発言じゃんそれ!となんかカチン。
え、私、心が狭い?
Si tu veux:カチン度★★★
カチン度マックス、星3つのこちらは、英語で言うIf you wantということで、「シ チュ ヴ=もし君がそうしたければ」。これも割とお目にかかります。
例えば「手伝おうか?」と声をかけた時の回答。
その場面で「Si tu veux=君が手伝いたいんなら」って・・・
私がそうしたいわけじゃないわい!!
あんたが困ってるだろうから声をかけてるのに、何よその言い草!!
そしてもう一つ。
日常の会話の中で軽く意見がすれ違った場合。
散々こちらの言い分を聞いたのちに「ふーん、si tu veux」と。
「君がそう思うなら、そういうことでいいんじゃない?(私は同意見じゃないけど)」って感じで言われることがあります。
なんか、ディスカッション好きなフランス人にすら「もういいよこの話」っとバサーっと切られた気がして、これまたムカっ!!
「手伝おうか?」に対する「Si tu veux」は、「アンタがそうしたければ(手伝ってくれてもいいよ)」という感じより、「もしよかったら(お願い手伝って)」ってニュアンスかな~?と頭の中で変換し、イライラすることが減ってきました。
後者は未だにカチンと来ています。
誰か良い日本語訳を見つけたらぜひ教えてください(悲)
フランス人にはムカっとさせられることあまた。言われた表現を文字通り受け取るとカチンと来るものもありますが、「Je ne sais pas」のように、自分が納得しやすいニュアンスがつかめてくると、字面にとらわれず、おおらかに受け止められるようになるものもありそうですね。
あの人たち、なんだかんだで、悪いヤツらではなさそう?来年は今年以上に心穏やかに過ごせますように・・・
投稿者プロフィール

- ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
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