12月に入り、フランスはクリスマスムード一色です。誰もがクリスマスを待ちわびています♪♪~。
いやいやそうでも無さそうです。
あるクリスマスに関するアンケートを見ると、
「クリスマスを待ち遠しいと思っている」
と答えたフランス人はわずか28%しかいないそうです。家族大好き!というイメージの強いフランス人が、家族の集まる最大のイベント“クリスマス”を待ちわびていないというのはとっても意外ですが、
その一番の理由はクリスマスプレゼント!
フランスのクリスマスはパーティーを開いて祝います。日頃一緒に住んでいない3世代4世代が集まり、プレゼントは子供だけでなく、パーティー参加者全員に用意します。
その為プレゼントを探す労力や時間、費用は相当なもの。しかも普段あまりコミュニケーションを取っていない親族がいる場合、趣味嗜好が分からず選ぶのに頭を悩ませます。例えよく分かっている相手でも、毎年のこととなるとネタも尽き果てるのです。
さて、プレゼントさえ購入すれば後は楽しいパーティーを待つだけ・・ならいいのですが、主催者側はまだまだやることがいっぱい。メニューを考えたり、買い物をしたり、家の掃除にクリスマスの飾りつけ、テーブルセッティング、そして泊りがけで来る人の部屋の用意などなど。
ゲスト側にも苦労はあるようです。正確には気苦労ってやつでしょうか。こんなアンケートもありました。
「義理の母親と一緒にクリスマスを過ごしたくない」
と答えたフランス人は70%もいるのだとか。なぜ母親限定なわけ?とつっこみたくなりますが・・・。
既婚者の場合、フランスではクリスマスを実家で過ごすと、その前日か、年末年始を義理の家族と過ごすというのが一般的だとか。そうなると彼らにとっての苦痛は毎年訪れるってことですね。
フランスでは夫婦が親と同居することは非常に少ないですが、「嫁姑」の関係は日本同様簡単ではないようです。そしてクリスマスに関係が悪化することも多いのだとか。パーティーは長いですし、お酒も飲むので、言わなくていいこともつい言っちゃうなんてこともあるのでしょうか?知りたくなかった旦那の黒歴史なんかも聞かされたりとか??
そして意外なのは「嫁姑」と同じくらい悪い「婿姑」の関係。これは日本よりも深刻かも。同じアンケートを男女別に見ると男性69%が「義理の母親とクリスマスを過ごしたくない」と答えているのです。因みに女性だけでは75%。
私はというと、正直なところクリスマスは非常に苦手。嫁姑関係はかなり良い方だと思いますが、やはり大勢集まるとどうしてもちょっとした問題が勃発し、毎年、「来年こそは日本でのんびり過ごしたい」と思ってしまうのです。
でも今年は早々とプレゼントを購入し、頼まれているデザートも決め、その予行練習(?)まで済ませ、いつもよりストレスは軽減されています。それに「クリスマスは年に一度の親孝行の日」と自分に言い聞かせテンションを上げています。
とにもかくにも集まれる家族がいることを幸せだと思わないといけないですね。
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投稿者プロフィール

- 留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?
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