ライフ, 毎日の暮らし
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開いた口が塞がらない! フランス人の繰り出す言い訳あれこれ

フランス暮らしが長くなるにつれ、接客に対する期待値がナチュラルに下がりまくっているみきてぃです。
もう、変な対応されても、イライラすることが激減。悟りの境地も遠くないかも。

え、あなたも?

ですよね!!

今日はフランス生活で遭遇する、日本人にはびっくりな言い訳を集めてみました。

 

Je suis fatigué=疲れてるから

「すいません、間違えてしまいました。ちょっと疲れてて・・・」

って、それ言っちゃう?

先日血液検査のためラボに足を運んだ時の事。
「あ、この検査2時間かかって、その間外には出られませんけど大丈夫ですか?」

いや聞いてないです!指定された時間に来ればいいと思ってました!

「あ、そうなの?あら、ホントだ、そう書いてあるわね。ごめんなさいね、ちょっと疲れてるみたい」

でた~!「疲れてるから!」

とっさに、「いや、お気持ちわかります。月曜ですしね」と答えてしまった自分に、もう日本じゃ一生仕事できないかも・・・と軽い危機感を感じてしまいました。

これだけでも日本じゃありえないのに、何がヤバいって、これはまだ当人の非を認めているだけマシだという点。

 

Ce n’est pas la fin du monde=世界の終わりじゃあるまいし

さっきの「疲れているから」に反して、全然自分の非を認めてないのがコチラ。

ある日、バスに乗っていた時のこと。乗り合わせていた女性二人組が降りたい停留所の前で降車ボタンを押しました。
というわけで、そこに停まる・・・と思いきや、運転手さん、スピードを落とすこともなく思いっきりスルー!
ちょっと、停まってください!と慌てて声をかける女性たち。

ありますね、こういうの、フランス。

そこで聞こえてきたのが「はいはい、停まりますよ、マダム。そんなに騒がなくても、世界の終わりじゃあるまいし。」

お前が言うかい!

停車を忘れる運転手さんは案外いて(爆)中にはすぐ謝って近くで停まってくれる人もいるのですが、この運転手さんは次のバス停まで言い訳しながら進んでいって最後にこちらのトドメの一言。
まあ、カチンと来ますわな。
マダムたちもプリプリしてました。

 

Il y a des choses plus graves dans la vie=他にもっと問題なことがあるでしょ

相手の非を認めないばかりか、こちらの事を知りもしないのに「世の中もっと重要なことが他にあるでしょ(意訳:こんな些細な事、シリアスに取らないでよ)」と言ってのけるこのフレーズはイラっとさせられます。
しかもなんかイライラしてる原因である相手になんかなだめられてる感じがさらに、ね。

私の職場でとあるスタッフが、注文されたコーヒーを出すのをすっかり忘れてしまったことがありました。
常連のそのお客さんはかなり長く待っていてくれたのですが、ついに堪忍袋の緒が切れて、怒り出してしまった・・・というところでそのスタッフが言い放ったこの言葉。

「まぁまぁ、もっと大事なことが他にあるじゃない」

お前が言うな~!!

幸い、そのお客さんは引き続き毎日来てくれています。

 

神経が図太い、図太すぎるフランス人!
ま、それでも世の中はちゃんと回ってるから、案外これくらいでも良いのかもしれませんね。なーんて!

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投稿者プロフィール

みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
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ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。

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