ライフ, 毎日の暮らし

カヤックをやったらフランス人の面白い特性が見えたよ

一昨年に初めてやったカヤック。暖かい時期のアクティビティーとして私のお気に入りになっています。最近暖かくなってきたので、今年はどのコースに参加しようか検討し始めているところです。

カヤック自体ももちろん楽しいのですが、カヤックをやるたびに見えてくるフランス人の特性も面白く、今回はそれについて書きたいと思います。

フランス人はカヤック好き

フランスでは自然を満喫しながら出来るアクティビティーがとても豊富。乗馬、パラグライダー、ランドセーリング、気球など珍しいものでもほんの少し田舎に行くだけで気軽にチャレンジすることができます。

カヤックもその一つで、とても人気。海や川、湖など、水のある場所では「canoë kayak(カヌー・カヤック)」の看板をよく見かけます。

因みにパドル(オール)についている漕ぐためのヘラが両端に付いていればカヤック、片側のみであればカヌー。カヤックもカヌーもオリンピックで活躍している人多いようです。

参加者の服装が・・・

初めてカヤックをやった時に驚いたのは参加者の服装。
みなさんリビングからそのまま来たって感じの格好でした(笑)。例えばサマーセーターとジーンズにスニーカーという、水に落ちることを全く想定していないだろうなっていう・・・。
一方、水着の上にラッシュガードとハーフパンツ、そしてマリンシューズという気合の入った私の格好は浮きまくってました。ははっ。

テキトーだけど、気楽で気軽

ガイドさんからは「みなさ~ん今日のガイドを担当する・・・」なんていう日本的あいさつは一切無し~。
装備の仕方や漕ぎ方、乗り込み方などの説明は、聞けば答えてくれるという程度。見よう見まねで装備し、見よう見まねで乗り込み、GO――!
公園のボートかっ(笑)。

濡れても気にしない

私がやったコースはいずれも急流などはなく、景色を楽しみながらゆったりと進むもの。
そのため転覆することはまず無く、水の浸入を妨げるスカートのようなものも腰に装着しています。
それでもなぜか毎回一人はびしょ濡れになっている人が・・。だから濡れてもいい格好してくるべきなんですけどね・・・。
前回もゴールで下半身がびしょ濡れのマダムを発見。濡れたパンツが足にまとわりついて不快そう。
するとマダムはおもむろにパンツを脱ぎ始めた。
「なーーんだちゃんと下に水着来てたんだー」
と思いきや下はショーツonly~。こういう時周りも見て見ぬふりしてくれるところがフランスの良いところかな。

個人主義がこういうところでも?

カップルで参加している人はたくさんいるのですが、なぜか2人用のカヤックを選ぶのは私達夫婦くらい。みなさん1人用のカヤックを選択。
自分一人で好きなようにカヤックを操り好きな方に進みたいってことなのかな?
確かに息を合わせるっていう行動フランス人には難しそう・・・。

でも2人用の方が断然楽なのに・・・。

そう、カヤックを楽しむにはカップルで

もしあなたの彼(旦那さま)がフランス人で「いやだ!自分だけで漕ぎたい!」と言っても断固譲らずぜひ2人用を!!
2人用カヤックをカップルで乗る場合、一般的に後ろに乗るのは力のある男性。スタート時は2人で漕ぐのですが、ある程度スピードにのると一人の力でも大丈夫。
「すごいねーーやっぱり男は違うなーー」
なんて彼をおだて自分は景色を眺めながら一休み。それでも一人乗りより早く進めて、男性の負担も少ないのです。

カヤックは思ったより簡単で体力も必要ありません。何より水の上を滑るように走る爽快感や、低い目線から見る自然はとても新鮮。

皆さんもぜひ!!

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ふらんぽんではみなさまからのニーズをより詳しく把握するためにフランス在住者向けのアンケートを行っております。既にご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます まだの方、こちらからご協力よろしくお願いします〜♡

投稿者プロフィール

loc-envel
留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?
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留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?