夏が終わったと思っていたら、また連日猛暑のフランスからボンジュール! Rodyです!
現在1歳の娘の母として毎日子育てに奮闘しているRodyですが、実はフランスで長くて辛い不妊治療を経験した一人です。
実際異国で不妊治療をされている方は多いと思います。少しでもフランスでの自身の体験談を読者の皆様とシェアしたく、数回に分けてご紹介していきます。
不妊検査を日本で受けて渡仏
私が渡仏したのは2014年夏。当時38歳だった私は、パートナーとの間に早く子どもが欲しいと考えていました。それはやはり年齢的に女性には出産リミットがあるから。
遠距離の末、ようやく渡仏が決まって今から二人の新生活が始まるけれど、フランス生活に慣れるまで妊娠を待っていては、本当に欲しくなった時に出来ない可能性が高いかもしれないということなどを二人でたくさん話し合いました。そこで、友人の勧めもあり、渡仏前に日本で不妊治療を専門としているクリニックで不妊検査の予約を取りました。
フランスでは不妊治療を始めたくてもまず1年待ってもできなかったら再度来てと言われたり、不妊検査の予約を取るだけでも時間がかかって治療がなかなか始まらないなどという噂を聞いていたので、無理を承知で渡仏までに出来る限りの検査を受けたい旨を担当医に伝えました。
日本で行った検査内容
私が受けたのは、まず血液検査で卵子の数を調べるというもの。年齢ごとに卵子の平均数があり、自分の卵子の数がどのくらいあるかを調べます。
続いて、不妊の原因になるような病気がないかを調べるための血液検査も行いました。最後に卵管造影検査を受けました。こちらは卵管のつまりが無いかを調べる検査で、卵管に造影剤を流し込んだ当日、翌日にレントゲンをとって、造影剤が卵管をうまく通りお腹の中にうまく行き届いているかを調べます。
検査結果は、左の卵管がやや狭いため詰まってはいないがこちらからの排卵はしにくいという以外は大きな問題は見つかりませんでした。しかし本来はパートナーと一緒に来院して双方の原因を調べないと何とも言えないということでした。
検査結果一式と、レントゲン写真もUSBにコピーしてもらい、それをフランスへ持っていきました。日本の不妊科の医師からは、渡仏してすぐに子どもができなければ、即現地の不妊治療の医師のもとを受診して治療をするようにアドバイスをもらいました。
渡仏5ヶ月後に不妊治療専門クリニックを受診
そんなにすぐできないよ、というパートナーの意見も尊重して年末まで待つことに。しかし毎月生理が来るたびに、今月もダメだったかと落ち込むばかり。そしてパートナーにいよいよキレた私。
「時間がないんだよ、私には!」
パートナーに当たっても仕方ないのですが、心の中の焦りとフランスでの慣れない生活のストレスもあり限界でした。ようやくパートナーが年末に予約の電話をしてみるも早くて2月初め。これでも早い方だそうです。ようやく予約の日を迎え、日本で行った検査結果一式を持参し、初めてフランスでの不妊治療専門医の診察を受けました。
次回は治療初回からの流れをお話していきます。
投稿者プロフィール

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仕事のため日本に住んでいた現在のパートナーと出会い、1年半の遠距離を経て2014年渡仏。パートナーとは6年間のPACS期間を経て2020年に結婚。2年間大学付属の語学学校でフランス語を勉強したのち2016年に長女、2018年5月に次女を出産。現在フランスでの2歳差育児に奮闘中。趣味はロッククライミング、生花、茶道。プライベートでは、在仏日本女子のためのアロマ&カラーアートナビゲーターとしてSAKURA BLANCを立ち上げる。
ブログはこちら⇨ https://profile.ameba.jp/ameba/sakurablanc/
インスタはこちら⇨ https://www.instagram.com/sakurablanc.fr/
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