ライフ, 妊娠・出産・育児
comments 4

【フランスで保活】ゼロ歳児を預けるためのヌヌーさん探しを実況中継!

みなさんこんにちは!

マルシェにはきのこや栗など、秋のおいしいものがあふれるようになりましたね!
さて私のこの秋の課題といえば、保活!!
来年1月の職場復帰に向けて、その頃、生後8か月になる予定の息子の預け先を確保しなければならないのです。超現実的・・・。

出産直後に保育園の申し込みもしたのですが、今の所空きがないとのこと。フルタイムで預けることになる我が家ではassistante maternelle(アシスタント マテルネル)、通称ヌヌーという、保育ママのスタイルが一番合うだろう、ということで、現在進行形保活中です。

≪フランス保活といえば、こちらの記事もチェック!≫
【子育て体験談】フランスで保活やってみました!
働くママはつらいよ。仕事は見つかっても、次にぶち当たる壁、ヌヌ探し

 

まずは情報収集

私の住むエリアにはRelais assistants maternelsという公立の保育ママ仲介所があり、そこで月に一度の説明会を開いたり、空きのある保育ママのリストをくれたりします。
※Relais assistants maternelsで調べると、コートダジュール近辺の情報ばかり出てくるので、市や県、州ごとに別の名称を使っているのかもしれません。

まずは説明会に出席。私の住む市の場合は、保育園とヌヌーをあわせた定員が実際の子供の数より多い、とのことで、「預けたいのに預けられない!」という事態は今まで起こったことがないとのこと。この情報には一安心です。もしかしたら大都市なんかではもっと待機児童問題が深刻なのでしょうか?

とにかく会ってみよう!

説明会後、早速リストにあったヌヌーさんにコンタクトを取り、自宅から徒歩10分以内の3人の方に会うことになりました。

1.この道23年のベテラン、ナタリー(保育料:4€/時間)
50歳くらいに見られるこの女性は、とにかく「経験豊富」がウリ。だっこ星人でとにかくだっこしてないと泣くウチの息子にも、「子どもはみんな違うから、こうやれば預け先に慣れる、っていう王道の技はないけど、私の引き出しは豊富だし、きっと合うやり方を見つけられますよ」と安心のひとこと。アパルトマンの地上階でお庭付き。カワイイ犬を飼っているので、子どもも動物と触れ合う機会があって、それは良いことなのかな~?となかなか魅力的な環境です。

ただ、他の子との兼ね合いで、お迎えの時間厳守が希望のこの方。公共交通を使って通勤している私はごくまれに渋滞やストライキに巻き込まれて時間通りにいかないこともあり、その辺の柔軟さが欲しい所です。

2.3人の子のシングルマザー、アンジェリック(保育料:4€/時間)
アパルトマンの前に着くと、ベランダから手を振って「ここだよー!」と教えてくれた、気さくなこの方。15歳、13歳、10歳と3人のお子さんのいるシングルマザー。そして、元美容師とのこともあってか、綺麗なロングヘアーの美人さんです。よくコートダジュールで見かける、お化粧バッチリ、セクシーないでたちで、日本でイメージする「保育関係者」とはかけ離れた見た目です(笑)

そんな派手な外見とは異なり、ゆっくり落ち着いた話し方をする彼女。マシンガントークを延々と続けるような、フランス人女性のイメージとは全く異なるタイプの人です。
新米母の私の目線に立ってくれ、一緒に考えて事を進めてくれるような雰囲気を感じがして、悪くないかも!
「決める前に旦那さんも私に会いたい様なら遠慮なく言ってくださいね。子供の預け先を選ぶのに慎重になる気持ちも良く分かりますから」と言ってくれ、さらに好印象。
お迎えの時間に遅れてしまっても、事前に連絡をくれれば問題なし、インフルエンザやガストロのような他の子に感染する病気以外なら多少体調が悪くても預かってくれるという融通の聞く点も、働きながら子育てする側には心強いところです。

3.同じレジデンス内という便利さ、ミッシェル(保育料:4.1€/時間
「初めまして、こんにちは、タタ・ミッシェル(ミッシェルおばさん)よ。」とフレンドリーなあいさつで始まった面談。私たちと同じレジデンス内に住み、「ここの子供たちの半分は私が見てきた」という彼女は、この道21年の貫禄とはつらつとした雰囲気で、「保育園の園長先生」といった感じ。お出かけしたり、色んなイベントに参加するのが好きらしく、頻繁に公園に行くだけでなく、海辺のお散歩、マルシェ、図書館、児童館・・・と日替わりで子どもたちとあちこちに出かけていくそう。また、両親とのコミュニケーションのために連絡帳を作って日々の出来事などを伝えてくれるとのことで、諸連絡に便利なだけでなく、「思い出にもなるし、皆さん喜んでくれてるのよ」とのこと。

何といっても超近所というのは魅力で、朝のバタバタした中での送り出しや仕事後で疲れたところに買い物袋を抱えてのお迎えなど、家との距離が近ければ近いほどやっぱり便利なのは確実です。

3名検討の結果、この方に・・・!!

あまり融通が利かない点、「私はこのやり方よ!」というのが強く出すぎな感じがする点がネックになり、最初に会ったナタリーはパス。2番目のアンジェリックと3番目のミッシェルは雰囲気は違うものの、安心して子供を任せられそうと感じました。最終的には便利さを天秤にかけ、超ご近所のミッシェルにお願いすることにしました。

ヌヌー探しは比べてみるのが大事!

今回ヌヌー探しをしてみて思ったのは、複数人に会うのって大事だな~ということ。
同じヌヌーと言っても、お家の雰囲気や日中の過ごし方、保育の方針は違うもの。一人だけ見ると「こんなもんなのかな?」と思ってしまいますが、複数の人をみると「コレ!」という王道はなくて、みんなそれぞれ違うやり方があるのが見えてきます。私たちも、ヌヌー探しは初めてで、どんな風に決めたら良いか手探りでしたが、1人目、2人目、と会う中で徐々に自分たちに合うやり方、そうでないやり方が見えてきた感じでした。

というわけで、1月から預けるのに対し、見つからなかったらどうしよう!という焦りから10月に始めた保活。苦労するかと思いきや、ありがたいことに約1週間ですんなりと決まりホッとしている所です。

続いて、実際取り交わした契約などのレポートもしてみたいと思います!

******************************************

ふらんぽんではみなさまからのニーズをより詳しく把握するためにフランス在住者向けのアンケートを行っております。既にご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます まだの方、こちらからご協力よろしくお願いします〜♡

投稿者プロフィール

みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。

4 Comments

あさり へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。