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【知っておきたいフランス事情】妊娠して仕事を辞めるなんてシンジラレナイ!?

CDD(契約社員)として仕事を始めてから1年が経過した頃、妊娠が発覚しました!!

もちろん夫婦で望んだこととは言え、実際に妊娠がわかるとなると今後のことを具体的に話していかなければなりません。

我が家では結果的に「私が仕事を辞める」という決断をしたわけですが、フランス社会で妊娠したから仕事を辞める、というのはあまり一般的ではありません…

子どもが出来たことを理由に仕事を辞める女性は珍しい

共働きが基本のフランス社会。

もちろんなかには夫婦のどちらかが仕事をし、もう一人は主婦(主夫)をしているというカップルもいますが、飽くまで少数派。

しかし、仕事をしている女性が妊娠・出産を機に仕事を辞めるというケースは少ないようです。

というのも、共働きで子育てをする人が多いため周囲の理解も得られやすい環境です。

そのうえ、子ども手当や保育料手当などの制度も充実していて、仕事と子育ての両立を実現しているカップルがたくさんいます。

結果的に、今の仕事に満足している女性ならば「わざわざ妊娠・出産を理由に仕事を辞める理由がない」となりますよね。

でも私は仕事辞めちゃいました

自分の両親は共働き。そして私自身も小さい頃から漠然と「いつか子どもを産んだとしても働きながら子育てする」と思っていました。

しかし実際には仕事を辞める決断をすることに。

仕事そのものは大変でしたがやりがいがあり、上司や同僚にも恵まれていたため決断は難しいものでした。

私が仕事を辞める決断をした理由がいくつかあります。

  • つわりで休職した時期が契約更新時期の直前で、タイミング的に辞めやすかった(契約更新を打診してくれた上司には感謝の言葉しかなく、本人の前で大泣きしたのも今となっては良い思い出w)
  • 上司も子どもが出来たときに仕事を辞めた経験者だった(子どもの成長は早いから、子育てを優先した方が良いと思う、との言葉を頂きました)
  • サービス残業も多い職場で(強制されるわけではないですが仕事量が多い)、子育てをしながらだと確実に仕事のスピード、質が落ちることが予想された
  • 子育てに専念してほしい、という旦那の希望
  • フランスでは珍しく、義母は旦那が生まれてからほぼずっと主婦のため周囲の理解がある
  • 意外にも「私も自分の子どもが生まれたとき、もっと一緒の時間を満喫すべきだったと思う」と言う友人女性が多かった

せっかく見つけた仕事を辞めてしまうのはもったいなさ過ぎると感じていましたが、

それ以上に初めての子育てを満喫してみたいという気持ちの方が強かったのが本音。

あとは、結局いくら収入になるとはいえ、子どもを預けるために収入のほとんどを使ってしまうなら自分で世話をした方が良いな、と感じたのも理由の一つです。

ずっと主婦をしている義母からのアドバイス

仕事を辞めることを報告した際に義母からもらった一言。

「介護があろうが子育てがあろうが、フランスでは働かない人はナマケモノ扱いされることがあるからね。ショックかもしれないけれど…」

確かに、子育てと仕事の両立も出来ないなんて…というような感覚を持っている人もたくさんいました。

厭味ったらしく「一人の収入で暮らしていけるなら楽で良いわね~」なんて言う人もいるらしいです(幸いそんな人には出会いませんでしたが)。

でも大切なのは「堂々としていること」。

純粋に『仕事を辞める理由がわからない』という人もいるので、その時はなぜ仕事を辞めて子育てすることに決めたのか、その理由をはっきりと伝えれば良いだけなのです。

もちろん反対意見が上がることもあるでしょう。

 

子育てのために仕事を辞めるなんてシンジラレナイ!!!なんて言われることもあるでしょう。

フランスでは子育てしながら働くのが普通なのよ!!と主張されることだってあるかもしれません。

でも最終的に決めるのは自分(そして旦那)なのですから。

周囲の目を気にせずに

自分たちが決めた道を信じて歩んでいくという選択もアリだと思いますよ。

投稿者プロフィール

ますこ
在仏4年目、フランスど真ん中オーベルニュ地方に住むアラサー女子「ますこ」です。
田舎と自然とおいしい食べ物をこよなく愛すぽっちゃり系。
旅行に料理に音楽に…広く浅く様々なことに興味津々。
人と関わることが大好きです!!

仕事:市関連の短期アルバイト(不定期)、ライティング(旅行、美容から海外取引までジャンルも様々)

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