みなさんこんにちは。
先月から育休を終え、職場復帰しているみきてぃです。
最初はやっぱり慣れない生活リズムで疲れたものの、一か月たち、仕事と育児の両立にもだいぶ慣れてきました。
結構大変だろうな、バッタバタだろうな、と覚悟して挑んだ職場復帰。
が、実際にやってみると、楽勝!とは言わないまでも、案外何とかなるもんで、でもこれってフランスだからかな~?なんて思ったので、その理由をちょっと振り返ってみました。
育児に関するママの負担が少ない
まずはこれ。
いろんな人の体験談や詳しい情報に頼るため、日本の方のブログや情報サイトを読みまくっている私ですが、日本の方が母性神話が強いというか、良き母とはこうあるべし!という雰囲気が良くも悪くも強い印象があります。
例えば、母乳育児にするべきという圧力が何気にあったり、離乳食のメニューがめっちゃ凝っていたり。
おっぱい育児も、凝った離乳食も、利点やそれに伴う苦労を知ったうえでそれでもやりたいというなら良いと思います。でも「こうあるべき」というプレッシャーがあり、そのレールから外れてしまった場合、頑張りすぎて疲れてしまったり、自分を責めてしまうママ達がいる現実もあり、胸が痛くなってしまいます。
その点(?)フランスは自分がやりたいようにやる。中には初乳すらあげない(一度もおっぱいを咥えさせない)ママがいたり、離乳食なんて全ての食材をまぜまぜ。何事においてもやり方、選択は個人の自由。周りの人にとやかく言われる筋合いはありません!!
親なんだから、母なんだからこうあるべき、という圧力があまりなく、子育てがママの重圧になりにくいという背景があるかなと感じます。
ゼロ歳児を預けて何が悪い?
日本で時々耳にしたこんな声。
「まだ小さいのに預けるなんてかわいそう。」
「泣いてるのに置いて仕事に出るのに罪悪感を感じる。」
可愛そうって、
なんで?
罪悪感て、
何が!?
フランスではそういう風潮はぜーんぜんありません。
個人でそういう価値観で、育児に集中する人はいますが、だからと言って預けて働きに出ることが子どもに良くないという考えにはつながってはいません。日本だと、自分自身でそう思ってしまうママがいるだけでなく、働くママにそういう小言をいう周りの人もいるようで、そんなシーンを想像するだけでで腹が立ちます。
私は、赤子が八か月になる頃からヌヌに預け始めましたが「八か月もママとずっと一緒だったんだから最初は泣いて当たり前よ~」と言われ、もっと小さいころから預けられる赤ちゃんが多いのを改めて感じました。
実際、子どもを預けてみて、早くもお友達と楽しそうに遊べるようになったり、色んな刺激があるのか、急にできることが増えたりするのを見て、むしろ預けるようになって良かったのかも?と感じている今日この頃です。
仕事とプライベートの区別がきっちりしている
定時退社が基本、バカンスはきっちり取る。
フランス生活が長くなるにつれ、私もそれが当たり前になってしまいましたが、日本にいた頃は残業が当たり前、まとまった休みも取りにくいサラリーマンライフを送っていました。
定時に上がれるから、お迎えの時間を心配する必要もないし、周りに気を使いながら退社することもないし、そういった諸々のストレスがありません。夕方には帰ってこれるので、それから子どもとの時間も満喫できる。
また、一般的に、日本と比べると、フランスの方が通勤時間にかける時間が短いのも、家族との時間が取りやすい理由かも知れません。
日本にいた頃は、電車で一駅の保育園に子どもを預けて、そこからさらに電車通勤で・・・なんてケースも耳にし、想像するだけで大変そう・・・!!と思ってしまった記憶があります。
家事の手抜き選択肢が豊富
食洗器やルンバ的な掃除機など、日本でもフランスでも色々普及していて、家事がますますらくちんに。それは日本でもフランスでも同じですね。
フランスで特徴的だなと思ったのが、femme de menageという家事お手伝いさんを使うのが結構普通なこと。
「お手伝いさん」なーんていうと、リッチなファミリーを想像してしまいますが、こちらだとよく利用している共働き家庭が普通にあるようです。
共働きである以上、男性も家事を負担して当たり前、という風潮も。ま、これは日本も私たちの年代はそれが普通になってきている気がしますね。
育児に関しては、最初にも挙げた通り、離乳食がラクチンなのにも助けられてます。
私は今の所全て手作りしていますが、最初は食材一つ一つの味を伝えたい・・・と各食材を別々にあげていましたが、今では主食、野菜、お肉はぜーんぶまぜまぜです(笑)。あ、デザートは別ですよ、一応。
仕事と育児を両立するママが多いのに、「ワーキングマザー」「働くママ」とあえて称することがなく、肩に力が入ってない感じのフランス。
その理由は・・・結構楽だから!
周りからのプレッシャーが少なく、仕事も育児も家事も、効率的にちゃっちゃとやっちゃう風潮のあるフランス。これって結構悪くないな~とやって見て思ったのでした。
投稿者プロフィール

- ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
最新の投稿
Other2021.08.23めんどくさ~い!否定から入るフランス人 ライフ2021.06.14アリ?ナシ?たのしい遠足!で度肝を抜かされたフランスのお弁当 ライフ2021.05.03ご近所のタイ人女性に見るかつての私 ライフ2021.03.22フランス人でもキラキラネーム☆名づけの秘密を探る!