みなさまボンジュール!
やっと少―しずつ太陽が顔を出してくれる季節になってきましたね。早く公園でピクニックしたいちーゆーです。
さて本日はフランスで子育てしてて良かったな〜と思うところをピックアップしてみようと思います。いつもアンチフランスなことばっかり言ってますが、いいところもある!ということも子育てを通して少しづつ発見しています。
母乳育児じゃなくても母親が責められない
いやーもちろん赤ちゃんにとっては母乳がいいのは百も承知です。私が出産した病院でも最初はかなり母乳育児をお勧めされました。フランスはヨーロッパの中でも母乳育児率がかなり低めの国。病院で強く母乳教育をされたのを意外に感じました。
ある統計によると、フランスの出産時の母乳育児率は約70%!意外ですよね。でも時を経るごとにその数は減少し、1ヶ月後には半分に減少、さらに3ヶ月後には30%台まで減ります。
私もそもそも最初からおっぱいがたくさん出る方ではなかったので、今でも母乳とミルクの混合育児です。
でも『それでもいいのよ』って助産師さんから認めてもらえた時は、『母乳で育てなきゃいけない!』というプレッシャーから解放されました。出産直後の不安定なホルモンバランスで、情緒不安定だったのでその言葉にかなり救われました。
日本では昔から『母乳で育てなきゃ子供がかわいそう』とか『ひどい母親』呼ばわりさる印象でした。混合で育てた自分の母親でさえ『完母がいいに決まっている』と言ってましたからね。
子供中心ではないスタンス
日本では子供が生まれた途端、なんでも子供中心に生活が回り始めますよね。でもおフランスではご存知のように夫婦の時間も大切にするというのが基本です。大人の用事(家族や友人でのお食事会)などに子供を連れて行くのは可能でですが、あくまで大人が中心。
先日家族でご飯を食べる機会があった時に、義両親があまりに大きい声で喋るので(そもそも耳が遠いので声がデカい)寝ている子供が起きるのでボリュームを下げて欲しいというと『赤ちゃんなんて基本寝て起きてを繰り返すんだからいいのよ!』って言われました、汗。それはそれでカチンとくる一言でしたが、やっぱ背景には『大人中心』な精神が潜んでいるのでしょうね。
友人とご飯を食べる約束をしても最初に出てくる質問が『子供連れてきていい?もしくは大人のみの集まり?』
日本だとデフォルトで子供つきだと思うのですが、やっぱりその辺はおフランスだなーと思わされます。仲良くなる友人も年代を超えて仲良くなるパターンが多いし、子育て終えてる友人だっていますからね〜
でもいいことばかりではないフランス子育て
さて、ここまでフランス式子育てって典型的な正解がなく、自分が信じる道を進んでいっていいんだなーと、ポジティブなことばかり書いてきましたが、実はめんどくさいこともあります。
フランス人ってカップル間のことに関しては義理家族や友人が口を挟んでくることはないのですが、子供の教育に関してはみんな好き勝手なことを言ってきます。見ず知らずの人に、あんたに関係ねーってことまで勝手にアドバイスされることもあるくらい。
ありがたいやら迷惑やらでちょっと複雑な心境です。まーそれは日本にいても同じことでしょうけどねー、涙。
でも見ず知らずの人から受けるちょっとしたアドバイスの中にも参考になるものもあるのでこれはこれでありがたく受け取ります。
いかがでしたか?日本でも子育てに関する変化は常に起こっていると思いますが、いかんせん日本人は正解を求める民族。でも『こうしなきゃいけない』という概念から解放されて、両親がどのように育てて行きたいかを夫婦でもよく話し合い、考えをすり合わせて子育てして行くフランス流の子育ても悪くないな〜と思ったのでした。
投稿者プロフィール

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ふらんぽんWeb担当。
日本で仏人夫と知り合い、縁のなかったフランスの地で暮らすことに。
2年間の語学学校を経て、フランスの職業訓練学校CNAMでDéveloppeur de site webの資格を取得。2017年には娘を出産し、子育てにも奮闘しています。ママ友大募集中です。趣味はおいしい物を食べること、カフェ巡り。2019年よりフランス国内の中小企業やフリーランスの方を対象にウェブ制作サービスを始めました。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
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