ふらんぽねーずのみなさん、ボンジュール!
鬱の原因の後編です!
前回の記事はこちら。
ストレスの積み重なりも鬱の原因
家族会議の後、もう彼らに何を言っても理解してもらえないし、言うだけ労力が無駄なので割り切って家族関係を継続しようと決めてなんとか年末までやってきました。しかしパートナーと義兄の関係は悪いまま。義兄の嫁も彼女の気分で私に対する態度も変わるしで、なんで私が彼らのご機嫌取りしなきゃいけないのかと疲弊していきました。そして、ついに鬱状態がはっきり出てきた頃、パートナーが私に言いました。「彼らのことだけで鬱になるなんて考えられない。他にも原因あるんじゃない?」
予期せぬ質問に、うーん、そういえば…と渡仏してきた当初からの生活を振り返ってみました。すると出てくる、出てくる!
2014年にフランス語レベルほぼゼロから渡仏して、すぐに語学学校へ。2年間勉強しましたが、毎日がフランス語漬けの生活と膨大な課題に定期試験。渡仏当初に比べたら、確かに話せるようにはなったとはいえ、役所関係や病院など専門用語を使う場所にひとりで行くには苦戦しました。
語学学校在籍中に約1年ほど不妊治療で人工授精3回、体外受精1回の末、ようやく妊娠。出産直後にはパートナーの仕事の関係で見知らぬ土地へ引っ越しました。知り合いもいない中、生まれたばかりの娘と家に引きこも日々。当時引っ越したアパートは大掛かりな外壁工事の真っ最中で毎日何時間もドリルの音が響き渡り、約半年ほど毎日午前午後の2回、娘を昼寝させるために各1時間半近く近所をベビーカーできる散歩させていました。泣 (真冬で寒かった)
ようやく知り合いもでき、自分なりにコミュニティも作っていって落ち着いてきたと思ったら、彼が会社から解雇されてしまいました!(解雇までにも彼は2度鬱になっています。) 。解雇直前は鬱病で休職していたので、毎日家にいながらも彼の辛そうな姿を見るのは私もしんどかったです。
解雇直後すぐに就活を始めたパートナー。なんとか再就職が決まり、彼がずっと戻りたかった地元エリアに引っ越してきました。しかし私にとっては知らない土地に変わりなく、また一から病院や地域のコミュニティなど開拓し始めるというストレス。彼の家族は、「今までもすぐ馴染めたんだから大丈夫よ!」なんてお気楽な言葉をかけてきましたが、いやいや、めっちゃ頑張ってきたんですよ、慣れるまで!
専門家の力を借りてみる
私、よく頑張ったんじゃない?渡仏してフランスで生活されている皆さんもきっと同じように苦労されていると思います。でも、やっぱり、その人その人感じるストレスも違うでしょうし、自分は大丈夫って頑張っていてもキャパオーバーで鬱になっちゃうんですね。
毎日泣き続ける私にパートナーは言いました。
「専門家のところで話を聞いてもらったほうがいいんじゃない?僕も鬱病の時に専門家にお世話になってよかったと思う。」
その言葉で私も専門家 ( psychologue )の所にいって、鬱を克服しようという気持ちになりました。
次回はそのpsychologueでの様子をお伝えしていきます。
投稿者プロフィール

- 仕事のため日本に住んでいた現在のパートナーと出会い、1年半の遠距離を経て2014年渡仏。パートナーとはPACS済み。2年間大学付属の語学学校でフランス語を勉強したのち2016年に長女、2018年5月に次女を出産。現在フランスでの2歳差育児に奮闘中。趣味はロッククライミング、生花、茶道。
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