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【育児座談会レポ】在仏者が家庭で行う日本語教育の取り組みについて

みなさま、ボンジュール!

去る12/4(金)の昼下がり、日本語教育をテーマにオンライン座談会を開催しました。

参加者は司会者も含めて7名。お子さんの年齢は0歳から9歳までと幅広く、日本語教育だけでなく、ロックダウン中のお家遊びや二人育児などにも話が及び、内容も濃く和やかな会になりました。参加者の皆様、ありがとうございました!

当日話題に上がった内容をまとめてみます。

ロックダウンのおかげで日本語力がアップ!

『ロックダウンのおかげで子供がたくさん日本語を話すようになった。ロックダウン中は子供に日本語で話す時間が増え、学校の授業の内容も日本語で説明したりしているうちに、今まで100%仏語返しだったのが8-9割も日本語で返ってくるようになった。』

日本語を浴びせ続けると自然に言葉が出てくるようになると聞いたことがありますが、フランスにいながらこの現象を起こすことが可能だったとは(笑)!ロックダウンの珍しく嬉しい効果ですね!

子供が日本語を話してくれない

小さい頃は日本語を話していてもある程度大きくなると日本語で話すことを拒否することがある。または拒否しなくても仏語力が日本語力を超えてしまって、自然に出てくるのが仏語になってしまう。そんなとき、どのように対処しているのでしょうか?

日本語以外はわからないふりをしたり、日本語で話すよう徹底してお願いしたりすることで日本語を話すことに適応できる子供と、反発して話すことを止めてしまう場合があります。

参加者さんの中には、生後から一貫して『日本語で話してくれないとわからないよ』と言い続け、9歳になった現在でも母親には日本語で話すことが習慣づいたお子さんや、日本語で話しかけても仏語で返ってくるけれど子供との会話を楽しむことを優先したいので、日本語を無理強いしないようにしているという方がいらっしゃいました。

参加者さんのお話から、子供の性格をみながら対応し、子供と向き合う上で何を優先するのか家庭の方針をはっきりとさせている家庭が多いと感じました。筆者宅ではそのあたりがぼやけていたので💦、今回学びを得ました( ;^_^A。そして、日本語だけで話すことを目指すなら早いうちに方針を固めて徹底させるのもポイントですね。

書き言葉、漢字の壁。

補習校や自宅での学習で平仮名とカタカナを読めるまではなんとかできるようですが、書きの練習が大変。さらに漢字の読み書きに苦労。フランスの学校で学ぶことも増えて宿題もあるし、なかなか書きの練習をする時間も取れない、という書き言葉と漢字の壁は厚く高く、これを乗り越える方法をご存知の方はふらんぽんまで大至急ご一報ください。笑

漫画の威力はすごい!任天堂スプラトゥーンも。

日本語力をつけるのに漫画の効果は絶大。ドラえもんやコナンがおすすめで、こうした漫画を読みながら、簡単な漢字を覚えることや言葉だけでなく、日本の文化なども子供は吸収するそうです。

また、スプラトゥーンなどゲームを日本語でさせるなどありとあらゆるものを日本語力アップのために利用するという努力をされている方が多くいらっしゃいました。

Youtubeの見せ方

Youtubeは日本語を学ぶのにとても便利という反面、フランスでは3歳以下には画面を見せないよう推奨されていたり、見すぎると中毒になったりとネガティブな影響もあるため利用法にひと工夫必要です。

3歳前は見せない。絶対に自分で操作させない。これを見たらおしまいだよ、と動画を見せる前に約束する、といったルールを設けている方がいらっしゃいました。

また、子供の名前で専用フォルダを作ることで見る内容や時間を制限するという方も。

Youtubeだとエンドレスになりがちなので、DVDを好んで見せる方もいらっしゃいました。

ちなみに、こどもチャレンジの付録DVDがおすすめだそう。日本に一時帰国したときにメルカリで一年分をまとめ買いしてくるのだそうです。

 

以上が座談会のまとめになります。お子さんの性格や生活環境に向き合い試行錯誤しながらも日々努力されている参加者の方々との情報・意見交換はとても良い刺激になりました。

ふらんぽんでは今後も色々なテーマで育児座談会を開催していきますので、みなさまのご意見、ご感想をぜひお聞かせください!

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