みなさま、ぼんじゅーる!
今日は覚えておくと、フランス生活でいつか役に立つかも?立たないかも?というジェスチャーについて書いてみたいと思います。そのきっかけは、、、
先日、4歳の息子と横断報道を渡っていたら猛スピードで右折車が進入してきました。
幸い息子とは手をつないでいたし、歩行者の信号が青になってすぐだったので、私たちと車の間には数メートルの距離があり安全だったのですが、もし息子が私の手を振り払って駆け出していたら車とぶつかっていたかもしれません。
運転者は横断歩道に進入してから私たちの存在に気付いたようで、済まなそう顔で私を見ながらサーッと走り去っていきました。
驚きのあまり無言でじーっと運転手を見つめることしかできぬ母でしたが、息子(4歳)はすかさず『「なにやってんだ、ボケ~ッ!」って言ってあげればよかったね~!』と言ったので、子の育て方というか、うっかり変なこと言いまくってる私の口癖を改めねばと猛省しつつ、「ボケー!」という罵りじゃなくてフランスにはこんなシチュエーションにぴったりの便利なジェスチャーがあったよな、と思ったのでした。
ほいで帰宅後、うちにいるフランス人にジェスチャーのこと聞いてみた。
そしたらありました、ありました。こういうシチュエーションで使える便利なジェスチャーが。これです↓。
「ここは横断歩道なんですよ、気を付けてくださいっ!」を言わずして全身で伝えることができるポーズです。一瞬で走り去っていくドライバーに向けてなので、機敏に行ってください。笑
腕を伸ばし、上にした手のひらで強調したい対象物を指すジェスチャー。「まったく呆れたよ」という感じで自然と多めの息を吐くことができれば上級者です。
このジェスチャーは横断歩道だけでなく、様々なシーンで使えます。
例えば、、、
「何だ、この荒れくれた食卓はっ!」を表現。
まずは片手バージョン。
両手バージョン。
両腕の方が感情の強度が上がる気がします。
注:ジェスチャーは演出ですが、食卓の状態は現実です。汗
また、別のシーン。
息子を学校にお迎えに行った帰り道、息子がお友達とはしゃいで大声を出していると、駐車している車の中から小型犬がわんわん吠え出しました。
そしたら、向かいのマンションに住むおばちゃんからベランダ越しに「犬に構うんじゃないよ!」と怒鳴られました。笑
確かに犬を驚かせてしまったのは悪かった。しかし犬にちょっかい出したわけではない。それにいきなり他人を怒鳴りつけるとは何事か。カチンときて「何もしてません!」と言い返したのですが、おばちゃんはまだ何か言い続けている。。。
その時、ハッと気づきました。「そうだ、ジェスチャー!」
ほいで、これをやってみました。
手のひらを天に向けるポーズ。そんなこと言われても、どうしようもない。こちらはもう何も言うことはありません。という思いを表現。笑
その後おばちゃんは部屋に入っていきました。向こうもひとまず言いたいことを言い切ったからだと思いますが。笑
このジェスチャーのポイントは手のひらで天を仰ぐと同時に肩をすくめ、さらに「プッ」と多めに息を発する。笑
息子は4歳にして自然にこれをやってのけてました。私は手の動きしか出てこなかったので、練習が必要だと気付きました。笑
同じジェスチャーでも国が違うと異なる意味になったりするので、使い方には気を付けないといけないですが、それにしても、想定外の場では咄嗟にフランス語が出てこなくて歯がゆい思いをすることもあるので💦、ジェスチャーはなかなか便利であることに気づかされました。こちらがどんな思いなのかを一応は表すことができますからね。というわけで、これからもジェスチャーを取り入れつつフランス生活を生き抜いていきたいと思ってます。みなさま、他にも便利なジェスチャーがあったら教えてください!笑
ではまた!
投稿者プロフィール
- ブルゴーニュの小さな町で夫と4才の男の子と一緒に暮らしています。フリーランスで翻訳業。ベランダ菜園始めました😊
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