ますこのPACS(パックス)体験談、前回の続きです!
後編ではPACSによる滞在許可証申請のリスクや
私が感じた日本人への説明のしにくさなど
デメリットを中心に見ていきます(笑)
滞在許可証もPACSのおかげ!でも必ず取得できるとは限らないので要注意らしい
PACSを決めたもう一つの理由、それは『滞在許可証』です。
結婚をした際には滞在許可証が与えられるのはご存知の通りですが、
PACSでも滞在許可をもらえる可能性があります!
ここであえて「可能性」という表現にしたのは、
PACSの場合は自動的に滞在許可がもらえるとは限らないから。
フランスでは恒例の『地域によって必要な書類/許可がもらえる基準がまちまち』で
最低1年間の共同生活の証明をしなくちゃいけなかったり
あれこれ書類を要求されたり…
ただ在仏日本人のブログを読む限り
私同様、PACSで滞在許可証を取得している方は結構いるようです。
そのためPACSで滞在許可申請をお考えの方は
PACS手続き後すぐにでも住む予定の管轄県庁に必要書類などを聞いておくのがおすすめです。
日本人には不評!?PACSって説明しにくい…
『フランス婚』とも呼ばれるPACS。
日本語にしてしまうと「事実婚」や「内縁関係」に訳されてしまうため
必ずしも良いイメージではないのが難点です。
しかも結婚より敷居が低くて手続きが簡単、手軽というイメージを持っている人も少なくないため
「そんな生半可な気持ちで一緒に生活していくなんて…」と嫌悪感を持つ人もいるかもしれませんね。
もちろん、なかには『新しい共同生活のスタイル』と認識して理解をしてくれる方もいるのですが
田舎出身の私の周囲ではやはり少数派。
かといってPACS制度やら非婚カップルの存在などを細かく説明するのも楽ではありません。
そのため私たちの場合
結婚前提で二人で暮らしたい。安定した仕事を見つけ十分な資金が貯まるまでの婚約期間、私がフランスで生活していけるよう日本の事実婚にあたるPACS制度の利用を決めた。
ということをパートナーが私の両親に話し了承を得てくれました。
こういうとき、日本語が流暢なパートナーって心強い。
友人たちには「滞在許可がもらえる婚約みたいなもんよー」と軽―く説明。
日仏カップルの場合、それぞれのPACSへの捉え方によって位置づけも変わってくると思うので、
そこは個性が出て良いんじゃないかな。
まとめ
日本にはないPACS(パックス)。
どのようにとらえ、理解し周囲の人に説明していくかはあなた次第。
ただ、大切なのは
パートナーと共通の認識を持つこと
ですよね、きっと。
私たちのように結婚を前提としたPACSではなく、
お互いを尊重しながらPACSをずっと続けていきたいというカップルもいることでしょう。
そのため、これからPACSをお考えの方は、しっかりパートナーと話し合って
自分たちらしい共同生活を送っていきましょう。
投稿者プロフィール

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在仏4年目、フランスど真ん中オーベルニュ地方に住むアラサー女子「ますこ」です。
田舎と自然とおいしい食べ物をこよなく愛すぽっちゃり系。
旅行に料理に音楽に…広く浅く様々なことに興味津々。
人と関わることが大好きです!!
仕事:市関連の短期アルバイト(不定期)、ライティング(旅行、美容から海外取引までジャンルも様々)
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