みなさんこんにちは!
果てしない学校の夏休み・・・と、7月上旬は途方に暮れていたものの、気づけばもう終盤。そろそろ新学期を意識始めたり、はたまた最後の最後まで楽しもうとされている方もいるかもしれませんね。
さてそんなフランス生活。
なんか、フランス人に頭ごなしに否定される事、多くないですか!?
最近そんな経験が続いたので、ちょっと愚痴らせていただこうと思います!王道あるあるとはちょっと違う、細かいニュアンスの違和感。どうぞお付き合いくださいませ。
客に対して普通に文句を言う店員
先日、最近息子のヘアカットに行ってきました。
9:30の予約に対し、9:35に到着した私たち。
いや、確かに、遅刻してるといえばしてるんですよ。
褒められたことではないのは分かってます。
でも、言いますかね?
「Ah, vous êtes en retard:時間、過ぎてますけど」。
しかもBonjourの前に!
一通りカットを終えて髪を乾かしてお会計したのが9:50。
賞味15分の滞在です。
次のお客さんの予約は10時。
時間ギリギリなのを分かっているのに(というか遅刻しているのですが)急がなかった私が一番悪いのです。が、子どもだし、シャンプーやブローに時間がかかるものでもなく、実際15分で終わっているわけです。美容師さんもそんなの分かっているでしょうに、到着して第一声が「時間すぎてますけど」じゃなくても良くない!?(八つ当たり)
ちなみに、この日は私たちの前に9時から予約していたお客さんが来なくてイライラしていたそうで、帰り際には「最初のお客さんがボクみたいなおりこうでかわいい子で、良い一日になりそうだわ~」とめっちゃゴマすられて帰ってきました。
この切り替えの早さもフランス人。
ちょっとの違いを全力で否定
こちらはだいぶ前に電車に乗っていた時の出来事。
日本の電車と比べると、駅での案内やアナウンスが乏しく、このホームはどこ行の電車が止まるのか、次の駅は何かなど、よく見ないと分からないことが多々あります。というわけで、一番手っ取り早い解決策は、他の乗客に聞いちゃうこと。なんてことない行為だけど、日本ではあんまり見かけない光景だったような気がします。
その日はある乗客が乗り合わせた人に
「次の駅って、ニースですか?」と尋ねていました。
返ってきた答えは
「Non, pas du tout」
この、pas du tout。
「いやいや、全然!!」っていう意味の、強い否定ですよね。
次の駅はニースですか?と問われて「いや、まったく違います」って言われたらまだまだずーっと遠いのかと思いきや、実は「次の駅」じゃないけど、
「二つ先の駅」だった。
この程度の小さな違いに「pas du tout」はちょっと強すぎる表現なんじゃないかと思うんです。
程度の基準は主観によるものだけど、人によって随分ものさしが変わるものなんだな~と思わされた出来事でした。
結果は同じなのになぜか否定から入る
先日、息子が体調を崩し、病院の救急外来にかかったときの事。
一通り診察を受けて、念のため1泊入院しましょうと決まったときには既に病院についてから数時間が経過。問診や色々な検査の間に待ち時間も長く、気づけば既に夜になっていました。
午後何も食べていなかった息子は当然お腹がすくのですが、今何か出してもらえるのか、入院する部屋に移って食事になるのか、まだ正式に入院してる状態じゃないし、もし食事がつかないなら買いに行かなくては・・・?と思っていたのですが、何の案内もなかったので思い切ってスタッフに尋ねてみることに。その時には昼間対応してくれたスタッフは既に帰っていて、夜のチームに交代していました。
というわけで「息子がお腹を空かせているのですが、何か食べさせても良いですか?」
すると
「お答えできません。
お子さんの病状も分かりませんし。
・・・なので聞いてきます。」
あのさ・・・最終的に確認しに行って私に回答しないとならないんだから、最初から「確認してきますので少々お待ちください」って言えないの!?
体調が悪くてただでさえメンタルが弱っているのに、そこへガツンと否定。けっこうヘコみ・・・もとい、腹が立ちます。
普段、フランスの医療関係の人の対応にはおおむね良い印象があるので、この看護師さんの態度にちょっとびっくりしてしまいました。
結論
いかがでしたか。こんなにフランス人たちに否定されているの、私だけ?あくまで個人的に経験した出来事なので、フランス人がみんなそうというわけではありませんが、あるある~~!と同じ経験をされている方がいらっしゃれば心強いです。
彼らの「否定から入る」には多分たいして意味はない。
日本人のコミュニケーションではあまりないパターンなのでいきなりNonと全面的に言われるとちょっと引くものの、本心からこちらを否定していることは稀な気がします。
タイトルで、「めんどくさいフランス人」と表現したけれど、むこうからしたら「OuiかNonかはっきりしないめんどくさい日本人!」と思われている可能性もアリ。強気な彼らとのコミュニケーション、細かいことは気にせず頑張って参りましょう~!
投稿者プロフィール

- ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
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