今回はこれから留学予定、または留学したての皆さんに実体験をふまえて大切なことを3つお伝えしたいと思います。ちなみに私の留学先はアメリカです。フランスじゃないよ!でも、どこに留学しても通用することですよ~!
1.留学する目的をもう一度確認!
留学目的は言語習得・異文化体験など人によって様々あるかと思いますが、私の場合は「日本と違う価値観を知る。そして、自分を知る」ということでした。
もちろん、アメリカの大学に通うのですから、英語ができなければ授業についていけません。しかし、それはあくまで方法です。
多様な価値観を学び、それを学んだ上で自分の価値観は何なのかをはっきりさせることを第一としました。
留学は色々なアクシデントやカルチャーショックな出来事があります。そんなときに流されたり、目的を見失わないように、常に確認しましょう!
2.自分の意見を言う
アメリカのクラスはディスカッションが多く、「日本人として君はどう思う?」と教授や学生に意見を求められることが度々ありました。
また、クラスだけでなく友人からも、「天皇って・・・」、とか「歌舞伎って・・」と日本のことや、色々なトピックについての意見を求められることも。
私は渡米後に慌てて『源氏物語』『古事記』等の古典、戦争、政治系の本を読みました。(汗)
自分の国の文化、歴史を知らないと恥ずかしいし、意見が言えません。また、普段の生活でも日本のように「言わなくても分かる」という文化は皆無です。
最初はつたなくてもいいので、自分の意見をはっきりと言うようにしましょう。そこから、周りの人たちもあなたがどういった人なのかを認めていくはずです。
3.違いを認める
最初アメリカに住んだとき、大学寮でアフリカンアメリカンのチアリーダーたちがルームメイトでした。
帰ってくるとリビングで大音量のヒップホップでダンスしているときもあり、注意して静かにしてもらったりしていました。また逆に、こっちが騒いでいると、扉越しにドアをバーンと叩かれて「SHUT UP!!!(だまれ!)」と言われたり・・・。
ある日のこと、寮で勉強していたときにチアリーダーの一人がリビングでずーっと電話をしていました。あまりに長く、声も大きいので、テスト前でイライラしていた私は、思わず机を叩いて「SHUT UP!」と言ってしまったのです!リビングが一瞬シーンとしました。しかしその後すぐ、彼女が電話越しの相手に言いました。
「聞いて!今、ジャップ(日本人の蔑称)にシャットアップって言われた~!きゃはははは!」
が~ん!あんなに頑張って怒ったのに、効いてない上にジャップってバカにされた。しかもジャップとシャットアップでちゃんと韻ふんでるし!へこみました・・・。
それからルームメイトも変わり2年が経った頃、構内で偶然その彼女と再会しました。しかも彼女は赤ちゃんを抱いています。
「ひさしぶりね~!元気?」と声をかけてくれました。
「元気だよ。赤ちゃん、かわいいね。」と言うと、
「私の子どもなの。去年産んだのよ!あなたと一緒に過ごしていたころが懐かしいわ~。あのときは同じ部屋で過ごしてくれてどうもありがとう!」と、笑顔で返してくれました。
ルームシェア当時は二人とも大学生に成りたてで自分のことで精いっぱい。お互いに人種差別もありましたが、数年たつと相手も成長している。そして、文化の違いを認め合うことが大事なんだなと思いました。
いかがでしたか?留学すると日本以上に自分の思い通りにならないこと、ままならないことが沢山あります。そんなときでもそれを楽しむくらいの気持ちで過ごしていきたいですね!
投稿者プロフィール

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フランス西部にて夫と二人暮らし。
アメリカ留学後、都内英語スクールで講師をしていました。
現在はライター&占い師としてフリーな働き方を模索中。
深く掘り下げる太陽さそり座、情報伝達が得意な月ふたご座です。
ULLA名義の占い個人鑑定はこちらから受け付けています。
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