フランス語, 学び
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おしゃべりなフランス人を分析!ネイティブっぽく話すコツ

こんにちは、冬のコートダジュールからみきてぃです。今年はクリスマスと元旦が金曜日にあたり、フランスでは3連休続き。バカンスを取る人はもちろん、我が家のように取らない人にもちょっと嬉しいカレンダーになりましたね。

さてこれからの季節、Fête(パーティ)続きでフランス人と集まる機会がぐっと増える方が多いのでは?楽しい時もあれば、会話になかなか入れない時もあれば、気が合わないわ、って時もあれば・・・とふらんぽねーすにとっては色んな気持ちが混ざるシーズンです。
いや、パーティは楽しいんですよ。呼んでもらって嬉しいんですよ。

ですけどね、やっぱり疲れるときもあります(本音)

いやー、フランス人宅に呼ばれる時は夫関連の繋がりなことが多いので、やっぱ自分の友達とワイワイやってる時とは楽しさがまた違いますね。いや嬉しいんですけどね(しつこい?)

フランス人と関わる時間が増えると、つい彼らの生態を観察したくなってしまいます。で、いつも思うんですけど、ほんっとよくしゃべるよね。一体何をそんなに喋ってるんだ?ちょっとひも解いてみましょう。

同じことを言い方かえて3回言ったらネイティブっぽくなる

ずぅっと喋ってるんですけど、気づくと大したこと言っていないというか、あれ、またその話?という時があります。

フランス語は同じ言葉の使いまわしを避ける傾向があるみたい。
例えば、「フランス=la France」のこともフランスフランス言わないで、「ヘキサゴン=l’Hexagone」と言ってみたり、「フランス語」のことはle français、la langue française、langue de Molière(モリエールの言葉)と言い換えたりして、一つの文章・演説中で同じ単語を繰り返さないようにしています。
キーワードは繰り返すのが基本な日本語とはだいぶ違いますね。

で、意識しているかどうかは分かりませんが、一般のフランス人もあの手この手で言い方を変えて同じことを何度も喋ってる時が結構多い。逆に言えば、中身が無い!?でも誰も気にしていない!

ふらんぽねーずの皆さん、何を話したら良いか分からない場面に出会ったら、言いたいことはたった一つでも、言い方を変えて3回繰り返したらネイティブとの会話が弾むかも!?

どうでもいいことを話している

そもそもどうでも良いことを話しているな~という場面も。

例えば、私の仕事の場。みんなでコミュニケーションをとって進めていくのですが、業務連絡や進度の確認以外にも、特に意味はないけどただ親しみからムダな声掛けをしている時があります。

「ちょっとみきてぃ、いい加減仕事するのやめなさいよ!!」
「また水飲んでるの?頭おかしいんじゃない?」

え?

って、意味わからないですよね。意味ないんだと思います。ただ、特に業務上話すことはないし、だらだらおしゃべりしてる時間もない時などに「どう?うまくいってる?大丈夫?」の気持ちを表す方法として、意味のない突っ込みをしあっているように見えます。

こういう声掛けには
「マジで誰も手伝ってくれないし、誰も私のこと好きじゃないんでしょ!」
「私、水飲むことに関しては世界一だし。」

とまた意味のない声掛けで返事をしています。

根底はやっぱり相手への興味や思いやり

無駄な会話は多い一方、日本人同士と比べると「相手が楽しくしているだろうか?」という気持ちを素直に表す場面が多いようです。

朝職場に着くとまずビズをして、どう?疲れてない?と声を掛け合って、
昨日の夜はゆっくりできた?
週末は楽しかった?
と聞きます。

この辺って日本の職場ではないですね。
友人・家族間でも、小さなひと時を楽しく過ごせていたかお互い気にかけて声掛けするケースが多い感じです。

でもだからって日本人は相手の事はどうでもいいと思ってるかといえば違いますよね。日本人とフランス人では気遣いの表現方法が違っていて、フランスでは「声掛け」として表現してるってことなのかなと思っています。

彼らの「良くしゃべる」国民性には、フランス語に脈々と継がれてきた歴史や、ただ自己主張をしたい性格、はたまた相手への気遣いなどいろいろな要素が絡まっていそうです。今年のパーティシーズン、まだまだ観察、続けますよ!皆さんも気づいたことがあったらぜひ聞かせてくださいね。

投稿者プロフィール

みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
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ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。

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