フランス語, 学び
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自己紹介の達人を目指せ!サヴァイバル・フランス語会話

語学学習が極めて苦手なダリアがお届けする、コミュニケーション力UPのためのフランス語講座、今回のテーマは『自己紹介』です。フランス人の友達がほしい、フランス語がしゃべりたいと思っている人は、何よりも先にまず自己紹介をマスターしましょう。

第一印象って大切ですよね。

簡単な質問に答えられずにおどおどしているあなたを見て、「あ、この子、フランス語がしゃべれないんだ」って思ったフランス人は、確実にテンションが下がります。

フランス語なまりのたいしたことない英語で話しかけられちゃって、結局、うすっぺらい国際交流で終わっちゃった、とほほ。なんてことにならないためにも、最初にガツンと飛ばしておいたほうがいいのです。

自己紹介だけは準備しまくって損なし!

「私は日本人で何歳で兄弟は何人いて親の職業はこれこれで・・・」とすらっすら言えるように日本にいる時から練習したほうがいいです。だって、現地に着いたら、みんな初対面ですから。即・使えるように準備しておきましょう。

自分の趣味や興味のあることをフランス語でなんて言うか、初級フランス語では出てこない単語を調べておくのも大切。たとえば「ブラスバンドでクラリネットを吹いている」とか「編み物、特にレース編みが好き」みたいな。
興味のある分野からボキャブラリーを増やすのは、楽しく語学力UPできるし使う機会も多いのでおススメです。

聞かれることの多い質問

「なんでフランスに来たの?」

おそらく頻度No1の質問がこれ。堂々と渡仏理由を語れないと意志のない子だと思われる可能性があります。

次によく聞かれるのが家族構成や職業など、一般的な質問。

続いて、日本のこと。
しかも「グーグル検索とウィキペディアって知ってる?」と逆に問いかけたくなるような質問を投げかけられることが多いです。

例:日本に四季はあるの?日本人は朝食に何を食べるの?毎日スシを食べるの?

個人的には、フランス人はなぜか出身地の人口と、東京から何km離れてるかといった地理的条件を聞いてくることが多い気がします。「そんなこと聞いてどうするんだよ」とイラッとしてはいけません。

小手先テク☆フランスに例えると、伝わりやすい

ここでおススメの小手先テクニック。

私の場合、出身地の大阪はどこら辺にあるのか(=東京から南西に500キロくらい離れている)を「Comme Paris et Bordeauxパリとボルドーみたいな」とフランスに例えて説明しています。
日本の気候について聞かれたら、「アルザスみたいに雪が降ってスキーができる地域もあるし、南仏みたいに夏は暑い地域もある」と言うとフランス人に伝わりやすいです。
相手にわかるように表現する、これぞコミュニケーションの基本です。というか、Comme(~みたいな)で説明できるから、初心者でも可能なのがポイント。

鉄則!聞かれたら聞き返す!

相手(フランス人)の質問に私(日本人)が答えるという構図になってしまうと、しゃべり続けなきゃいけなくて苦痛。向こうの質問が途切れると会話終了になってしまうし、良いことなしです。
そんな会話の流れを変える一言が、「あなたは?Et toi ?( 親しくない場合はEt vous ?)」

「兄弟はいるの?」「妹が1人いるの。Et toi ?

「どこから来たの?」「日本の神戸という街から来たの。Et toi ?

個人的にまったく興味ない相手だったとしても、聞き返しましょう。

欲しいのは相手の情報ではなく、その答え方。

たとえば「どこから来たの?」と言う質問に対して、フランス人は「44」だの「29」だの、二桁の数字で答えることがあります。これは郵便・車のナンバーに使われる番号で、たとえば「33」ならボルドーのあるアキテーヌ県、といった具合。こういう会話から現地情報をゲットできるし、会話が膨らみます。

あとは回数をこなして、慣れるのみ!

フランスに来てしばらくすると、自己紹介ばかりの会話に飽きてくる期間が訪れると思うのですが、そこは「一期一会」の精神でがんばりましょう。

また、人見知りする人の場合は、語学力UPのためだと割り切って、毎回「今度はぺらぺらっと噛まずにしゃべる!」「相手にこんな質問をする!」といった目標を設定するのもありです。
回数をこなせば慣れてきて、「きみ、フランス語が上手だね」なんて言われてテンションあがる&人見知りもなくなっちゃうかも?!
初対面の機会を大切にするのは友達を増やす第一歩。自己紹介の達人を目指しましょう☆

投稿者プロフィール

ダリア
フランス語・英語通訳案内士。
合計7年間のフランス滞在で、ワーホリ、語学留学、学部留学、美術館でスタージュ、修士号取得、フランス人とPACSなど様々な経験をする。2017年日本に完全帰国し、大阪市在住。得意分野は観光、文化芸術分野。旅と美術館巡りを愛する。そんなダリアの日常ブログはこちら

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