コートダジュールからこんにちは!
太陽がまぶしくなったビーチ沿いでは、華やかな格好をする人が目立ってきました。
華やかといってもパリで見かけるようなシックさはあまりなく、
バカンス地ならではのリラックス感と財力が見え隠れするギラギラ感とのミックスで
この地ならではの不思議なドレスコード。
「業界人」をネタにしたコントとかに出てきそうなファッションがそこかしこに・・・なんて見えてしまうのは私にファッションセンスがなさすぎるからかも・・・がーん
と、「業界」に思いを馳せたところでそういえば!
ギロッポンでチャンネエとシースー(爆)
なんか昔懐かしい業界用語。
もはや私には「業界」をネタにしたジョークなのか本当に「業界」には存在する用語なのか分かりませんが、ありましたね、逆さ言葉。
まいう~とかもその一種でしょうか。今もあるのかな・・・(;・∀・)
これがなぁんとフランス語にも存在するらしい~!?
聞けば、フランスでは「業界用語」としてではなく、外部の人には分からない隠語のようなものが発祥で、今ではだいぶフランク目な若者言葉として一部で定着している模様。
映画とか流行りの歌を聴いていて、「は?何のこと?」と思う表現があったら、それは逆さ言葉かも!
というわけで、ちょっと調べてみました。
- meuf(ムフ)=femme オンナ
- wam(ワム)=moi 私・オレ
- wat(ワット)=toi 君・オマエ
- trom, tromé(トロム、トロメ)=métro メトロ
- teuf(トゥフ)=fête パーティ
- un féca(フェカ) = un café コーヒー
メトロのことがトロメとか、日本でもなんかいけそうな感じしませんか?(ダメ?)
これらの逆さ言葉のことをフランス語で「Verlan(ヴェルラン)」と言います。
これがね、「L’envers(ランヴェルス)=逆さ」の単語を逆さにして作られた言葉だというから、さすが。遊び心満載ですね。

ウィキペディアの解説ページより(https://fr.wikipedia.org/wiki/Verlan)
私が実生活で聞いたことがあるのは唯一「meuf」のみ。
1回目は、TVドラマで彼女を親友に取られた若い男の子が「俺のオンナに手を出しやがって~!!」的な発言をした際に。
2回目は、私の働くカフェの店長(既婚)を目当てに毎日通ってくるアラフォー女子がいて、同僚が店長に「オマエのオンナ、来たよ」と茶化して話していた時。
っていう、この例からも分かるように、普通の大人が真面目に使うことは無い若者フランス語。
なんか、小説とか漫画、ドラマのセリフでは使う言い回しだけど、実生活で使うと白々しい、っていう感じ、日本語でもあるじゃないですか。そんな感じでしょうか。
他にも「gros mots」とか言って、下品を通り越して侮辱にもなるけど日々使われている言葉がありますね。そういうのと合わせて、自分じゃ使わなくても知っておくと便利な言葉です。(だって、クソ!とかこの売女め!とか、自分が言われたとき、何を言われたか分からなかったら困るでしょ。)
というわけで、紹介しておいてなんですが、使わないでくださいね!
投稿者プロフィール

- ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
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