フランス語, 学び
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なんで複数形?フランス語の「トイレ」にまつわる謎を解く!

みなさんこんにちは。
1月に入ってフランスも全国的にぐっと寒くなったみたいですね。
冬の後半戦!元気に参りましょう!

今日の話題はフランストイレ事情!
といっても、フランス語の文法にまつわるお話です。

Je vais aux toilettes:「トイレ」は常に複数形

トイレにまつわるボキャブラリーは死活問題。
初級フランス語のテキストでも、旅行用の会話帳でも必ず出てきますよね。

Je vais aux toilettes=トイレに行ってきます。
Où sont les toilettes ?=トイレはどこですか?

フランス語で「トイレ」を指すときは「toilettes」と必ず複数形です!

小さな子供でも、トイレの場所を尋ねるときは必ず複数形を使っています。また「トイレはここ?」の意味で「Elles sont là?」と聞かれることもあり、こちらもきちんと複数形。

ちなみに、ベルギーやカナダのケベックなどでは
「トイレに行く」=「Je vais à la toilette」
という感じで、単数形で使われることが多いそうです。

それにしてもなんで?

私の使っているロワイヤル仏和中辞典 第二版を開いてみるとtoiletteの意味として

①身づくろい、洗面、化粧
②装い、身なり、衣装、婦人服
③手入れ、清掃、美化
④((複数形で))トイレ、便所、便座・・・

とあります。

そんなわけで「トイレ」と一口に言っても、複数形ならば私たちのイメージする、用を足すための「トイレ」。単数形の場合はお化粧や衣類・掃除と、意味が変わってしまうようです。

このトイレ複数問題はフランスでも謎を呼んでいるらしく、いくつかのフォーラム(掲示板)で質問が上がっていました。
そこでの回答はこんな感じ。

  • かつてトイレは一家に一つではなく、アパルトマン内で共用だった。つまりいくつもの便座が並んでいるのが普通だったため、今でも複数形で使うのが慣例。
  • 語源から見ると、便器、洗面台、シャワー、鏡などをひっくるめて「身だしなみ関連一式のための個室」とみなすため、複数の設備を指すから複数形。
  • フランスは便器とビデがセットで「トイレ」だから複数形。ベルギーはビデがないから単数形。
  • 単数形だと直接的すぎるから、複数にしてやんわり伝えている。

皆さん、どこかで聞いたことがある/自分はこう解釈しているといった風に回答していて、出典を明示してはっきりした回答をしている人は見当たりませんでした。

そこへきて、ベルギーからの明確な回答!?

こんなトイレ複数形問題のカオスに一石を投じるのがベルギー人。
フランス人が「なんでだろうね?」と首をかしげている所に、バーンと回答を示します。

“Pourquoi dit-on en Belgique : “je vais à la toilette” et en France : “je vais aux toilettes”
Parce qu’en France il faut en visiter plusieurs pour en trouver une qui est propre.”

なんでベルギーでは「toilette」は単数なのに、フランス語では「toilettes」と複数なのか?
だって、フランスだと綺麗なトイレを探すのにいくつか見て回らなきゃいけないから。

ちーん!

フランスのトイレは汚い!いくつか覗いてやっとまともなトイレが見つかる!と突っ込んでいますね。
ベルギー人がフランス人を揶揄する有名なジョークのようですが、なんか、的を得ているような・・・!?

その他のジョークはぜひコチラから!

どうでしょう?納得?いやいやそんなわけない?
ただの文法問題に見え隠れするフランスのトイレ事情。
本当の語源をご存知の方、ぜひ教えてくださいね~!

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投稿者プロフィール

みきてぃ
みきてぃ
ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、ゼロ歳児の息子の3人家族。現在は近くの村のパン屋さんで働きつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中。自己満足を追求し楽しく生活する中でのあれこれをつづってみたいと思います。
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みきてぃ

ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、ゼロ歳児の息子の3人家族。現在は近くの村のパン屋さんで働きつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中。自己満足を追求し楽しく生活する中でのあれこれをつづってみたいと思います。

2 Comments

  1. あさり says

    私もずっと不思議に思ってたんですよね。
    うちの旦那さんに聞いても c’est comme ça としか答えが返ってこないし。
    でもtoilette はun toiletteだと。
    Vais à la toiletteは顔を洗ったり、体を洗うって意味だ、と言われました。。。
    じゃあなんでベルギーではこういうのさ?と聞いたところ、parceque les belges sont consと。笑

    謎は深まるばかりです

  2. あさりさん、こんにちは!
    コメント&新たな情報をありがとうございます。

    私も、ネットで調べたらすぐにコレ!っていう答えが見つかるかな~と思っていたんですが、最終的には「c’est comme ça」って感じみたいですね。
    そして、「Vais à la toilette」は「トイレに行く」とはまた別の意味で使われている言い方なんですね!これは発見!!
    トイレ周りは日常に密着しているだけに、いろんなテーマが掘り下げられそうですよね。

    旦那様の「だって、ベルギー人はコンだから。」って、超フランス人っぽい!!!(笑)

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