フランス語, 学び
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【体験記】はじめてDELFなるものを受けてみた

フランスに住んでいると切っても切れないフランス語学習。
今回、私ははじめてDELFなるものを受けてきました。

 なぜ受けたのか

それはもうビザのため。今年で結婚3年経つのでうまくいけば10年ビザが申請できるのです。
前回の切り替え時に職員さんから「次回は10年ビザ用に色々準備しといてね~」と言われ、その中の一つが語学力証明でした。
風の噂(?) で今年からDELF A2以上の証明が必要と聞いたのですが(真偽のほどは不明)、うちの地域でA2を受験できる場所はなく、やむを得ずB1にトライしました。

 お試し受験な感覚で

申し込んだものの、私はものすっごく緊張するタイプなので「合格しなければ」と思うとプレッシャーでお腹が痛くなってしまう。(チキンですね~汗)
「受かってもビザにつながるかどうか分かんないし、はじめて受けるからお試し受験だ!」と自分に言い聞かせ、夫からは「まずは受けることに意義がある!」と受験生の子どもにするような励まし方をされました。試験料は120€前後とけっこうお高いんですけどね・・・。

試験対策は1か月前から毎日少しずつ開始。「付け焼刃的に短期間集中しても・・・」と思い過度な勉強はせず、試験の形式慣れを第一としました。
ちなみに使用した対策本はこちら。↓

引用:https://www.amazon.fr

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理由は一番ページ数が少なくて安かったからです。(笑) ※でも今アマゾンで見たらちょっとお高くなってました。

試験当日

試験は大学の教室で行われました。受験者は私を含めて15名くらい。日本の試験と違い、試験監督も気さくでアットホームな雰囲気です。
で、試験の出来はやっぱり家でやった模擬試験どおり。模擬試験で苦手な設問はやっぱり本番でも苦手なまんま。特に本番は緊張でいつもの家での落ち着いた状態ではないし、試験の形式慣れしておくことは大事だな~と思いました。
 また、びっくりしたのは筆記試験最後のエッセイ問題中に、「全部できたので退出したい」という人が続出したこと。「え?見直さないの?」と試験官もいぶかし気。でも結局受験者の半分以上が終了時間を待たずに退出してしまいました。

思い出すと変な汗が出る口頭試験

昼食をはさんで午後は口頭試験。試験官は女性二人組で優しく、話しやすかったです。
ただ、自分のスピーチは撃沈しました。同じことを何度もループして言ってる気がするし、メモを見ても緊張してるから上手く読めないし。結局、試験官と世間話して終わってしまった印象。思い出すと「あれは試験といえるのか!?」と恥ずかしくてしばらく一人悶絶しました・・・。そして、試験から2日くらいは精神的にグッタリ。お試し受験的に受けましたが無意識のプレッシャーが凄かったようです。

試験結果

試験を受けてから2週間後、メールで合格者リストが送られてきました。ドキドキしながらリストを見ると自分の名前がありホッ。リストの人数から試算すると合格率は70%くらいです。

テスト採点はあまい?

後日、得点の詳細を受け取りに行き確認したところ、例の悶絶口頭試験の得点が驚きの25点中23点。う、嘘やろ!!
予想外過ぎて嬉しいというより驚きが強い。あまりに自信がなさすぎるのか、採点が甘すぎるのか。たぶん両方だと思います・・・。

はじめてDELFをうけてみて

これで10年ビザが取れるかどうかは分かりませんが、一区切りついてスッキリしました。私は渡仏したとき全然フランス話が話せず、フランス人と結婚したものの、大げさかもしれませんが「フランス生活向いてないかも・・・」と思ったことが多々あります。
でも今回合格できたことで「ここで生きていけるかも」とちょっと自信がつきました。
今後DELF B2を受けるかどうかは分かりませんが、(B1とは比べものにならないくらい難しいと聞くので)フランス語学習は引き続きコツコツ続けて行こうと思います。

投稿者プロフィール

ULLA
フランス西部にて夫と二人暮らし。
アメリカ留学後、都内英語スクールで講師をしていました。

現在はライター&占い師としてフリーな働き方を模索中。
深く掘り下げる太陽さそり座、情報伝達が得意な月ふたご座です。

ULLA名義の占い個人鑑定はこちらから受け付けています。
https://profile.coconala.com/users/1649409

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