みなさまボンジュール。いよいよ2019年も終わりに近づいてきましたね。
去年子ども向けのフランス語本にチャレンジしてみた、という記事を書いたので、
今年はもうちょっと対象年齢が上の本が読みたいな~・・・と思っていたのですが、結局いまだに児童向けの本しか読めていません。(てか精神年齢が児童なのかも・・・汗)
しかし、児童書とはいえ読んでみると結構おもしろいものです。
というわけで、今年読んでみてなかなか面白かった2冊をご紹介!
『KUMIKO et le carnet de dessins』MOKA
148ページ 対象年齢9歳以上
こちら「KINRA girls」という人気シリーズらしく。
本来主人公は同じ国際アカデミーに通う5人の少女たちなのですが、この本はその前日譚。
絵を描くのが好きな日本人の少女・クミコの京都での生活とアカデミーに行くまでの経緯が描かれてます。
何がイイって舞台は日本なので、設定が分かりやすいこと!フランス語で書かれていても、日本の習慣などなじみやすくて理解がしやすい。
また、日本独特の単語(例えばOMIKUJIなど)の解説が巻末についているのですが、これが的確に説明されていて「なるほど~フランス語で説明するとこうなるのか~」と勉強になりました。
正直イラストはあまり好きではないし、人の名前や着物の描き方はビミョーだなと思ったものの、ストーリーはなかなか抒情的な部分もあり面白かったです。
神社や書道教室の様子などが幻想的に描かれていて、フランス人から見ると日本という国は独特の不思議な雰囲気があるのかな~と感じました。
『Princesse Catastrophe 1: Premier trimestre à Hautes-Tours』
Lou Kuenzler
224ページ 対象年齢8歳以上
「Catastrophe(大惨事・大災害)なお姫さま」なんてタイトルからして面白そう!とスーパーで1章分立ち読みして衝動買いした本。(笑)
確認してみたら原作はイギリスで仏語翻訳本でした。
プリンセスのための寄宿学校に入学した「カタストロフ姫」ことローズが他国のプリンセスたちと時にぶつかり、時に切磋琢磨しながら完璧なプリンセスを目指す物語。
ちょっとファンタジー系の話なので寄宿学校の先生が妖精だったり、プリンセスたちの乗る馬がユニコーンだったりします。このへんすごくイギリスっぽい!
あと、ローズの親友2人のうち1人が「イズミ姫」といい、日本人ぽいところもなんだか嬉しい。しかもこのイズミ姫も先述のクミコと同じで絵を描くのが得意なんです。ヨーロッパの人はマンガの影響で日本人は絵を描くのが得意だと思っているのかな?
ドジなローズの行動には毎回ハラハラさせられますが、一生懸命な姿に思わず「がんばれ~!」と応援したくなる1冊です。
以上、自分の語学習にも、また話の内容的に本好きな日仏ハーフのお子さんにもおススメの2冊となっています♪
いや~児童書ってあなどれない!
投稿者プロフィール

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フランス西部にて夫と二人暮らし。
アメリカ留学後、都内英語スクールで講師をしていました。
現在はライター&占い師としてフリーな働き方を模索中。
深く掘り下げる太陽さそり座、情報伝達が得意な月ふたご座です。
ULLA名義の占い個人鑑定はこちらから受け付けています。
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