こんにちは、Loc-Envel(ロック・アンヴェル)です。ゆっくり夕食を取ってからお出かけしても十分楽しめる程、日の長くなったフランス。とっても得した気分になります。

フランスの田舎のカフェは開放感抜群！

 

 

 

 

 

夏が近づくとこんなカフェがOPENするんですね。

人んちの庭じゃないですよ。カフェですカフェ！

テラス席のあるカフェはフランス中どこにだってありますが、ここまで開放的で自然に囲まれたカフェは初めてです。まさに田舎の特権！。

このカフェがあるのはブルターニュ地方のDinan(ディナン)という町。

Dinanは１４世紀のお城や、ブルターニュ特有のコロンバージュ/colombage（木骨壁構造）の家々、そして運河に沿った遊歩道など様々な景観があって、何度来ても飽きない町です。日本では一部のガイドブックには紹介されているようですが、観光客は夏の間にたまーーに見かける程度。でもフランスではとても有名ですし、イギリスやドイツからの観光客も多いところです。

 モン・サン・ミッシェルにも近いので、もっと日本人にも知ってもらいたい場所です。どこもかしこも写真に納めたくなるような歴史を感じる景色ばかりです。

しかも2年に一度中世のお祭りが行われ、その日は住人や訪れる観光客も中世時代の格好をし、タイムスリップしたようになります。貴族や騎士、本物の山羊を連れた農民、手錠をかけられた囚人、道端に横たわる物乞いまで再現され、町を歩くだけで興奮します。次回の開催は来年ですが、仮装好きの方は是非、それまでに鎌倉時代～安土桃山時代風の着物を用意して参加してください。もちろん仮装してなくても参加できます

 さて、本題のカフェですが・・・

 城壁をくぐり、古い街並みが残る石畳のプティフォール通りを下ると、運河沿いに出ます。目のつく場所にカフェが数軒あり、いつもその中の一軒でお茶をしていたのですが、たまたま運河沿いを散歩し、奥の方にもう一軒素敵なカフェがあることに気づきました

これってカフェなの？って聞きたくなるようなリベラルな雰囲気。白い小花の咲き乱れる芝生に並べられたショッキングピンクやスカイブルーのビーチチェアの上に横たわっている人達を見ると、ビーチで日焼けを楽しんでいるみたい。

 コーヒー一杯でこの空間を手に入れられるなんて何て贅沢なんでしょう～。一度座ったらもう何時間も居座ってしまいそうでした。

私は昨年光線過敏症なる厄介な病気になってしまった為、パラソルのある日陰を選択。それでも、広々とした屋外で鳥の囀りを聞きながらのカフェオレは最高でした。

 

 

 

儲けなんて完全除外視した空間です。子供の為の遊具もあって、大人達が長～いお喋りを楽しんでいる間、自由に遊べるってことですね。屋外でこれだけ広 いと子供が騒いでも全く気になりませんでした。帰宅してから調べてみるとカフェはgite(民宿)の一部でした。夏にブルターニュを旅行を計画されている方には是非ここで一泊してもらいたいです。

 

カフェを去り、運河沿いを軽く散歩。運河沿いはたくさんの人が腰を下ろし、まったりとしていました。

冬の間お休みしていたボートの貸し出しも始まり、列ができるほど大人気になっていて、子供連れやカップルが次々にボートに乗り込んでいきます。手こぎではなくモーターでゆっくり動くタイプです。

 

 

乗り込んだ後操作の説明があり、すぐに出発。操作は簡単でスピードもあまり出ない為、危険も無さそうです。ゆったりと水面を進む様子はとても快適そうでした。因みに４人乗りで1時間30€、２時間58€。時間によって進める距離が決められているようでパンフレットの後ろに地図がありました。最低２時間は借りた方がより景色の良い場所まで行けそうです。次は是非乗ってみたいな。

 

民宿＆カフェ：Les Rossignol

Tel : 02 96 87 92 82

Adress : Baudouin – Port de Dinan 22100 TADEN　

Home page : http://www.port-dinan-lanvallay.com/gites-les-rossignols/

貸しボート :  Danfleurenn Nautic

Tel  : 06 07 45 89 97

Home page : http://www.danfleurenn-nautic.com/