フランス, 旅行

ブルターニュで、ダンス!ダンス!ダンス!

 

みなさん、ブルトンダンスって知っていますか?ブルターニュ地方伝統のダンスで、ブルターニュではお祭りや様々なイベントで踊られています。

Binidou(ビニュウ)と呼ばれる小型のバグパイプやBombarde(ボンバルド)と呼ばれるオーボエに似たブルターニュ独特の楽器演奏が奏でる音楽に合わせ、円やライン、カップルになって踊るのです。

地域ごとにステップが異なる為、ブルトンダンスと一言で言っても様々な踊り方があるのです。単純なステップを繰り返すだけのものもあれば、女性の支えで男性が高く足をあげるアクロバティックなもの、頭に花の鉢を乗せて踊るものもあり、見ていて飽きません。音楽や衣装も地域によって異なる為、そのバリエーションにも驚かされます。

夏になると観光客用にダンス教室も開かれ、踊れるようになるとフェス・ノーズ(fest-noz)と呼ばれるナイトダンスパーティーに参加するのも楽しいです。フェス・ノーズは各地で開かれていて、ダンス好きの人が集まって夜通し踊っています。

ブルターニュには200を超える「サークル」と呼ばれるブルトンダンスのグループがあり、様々なお祭りやイベントでダンスを披露しています。

 伝統的なダンスを踊るだけでなく、毎年異なるテーマを決め、構成、音楽なども変え、その年のパフォーマンスを作ります。夏前に新作ダンスの発表会が開かれ、実力ごとに5段階に分けられ、上位8組までが夏のサン・ルー祭(festival de la Saint-Loup)で行われる最終コンクールに参加できるのです。そこでその年のチャンピオンが決められます。その為上位のカテゴリーに属しているサークルの熱の入れようは半端なものではありません。

 サークルのメンバーは学生や社会人、年齢も職業も様々です。週1~2回集まって趣味でダンスをしているわけですが、伝統と実力のあるサークルになると公演やテレビ出演、海外でのダンス祭への参加、海外のダンス祭への参加などもあり、プロと変わらない活動をしています。

 チャンピオンを決めるサン・ルー祭のダンスコンテストは古典部門とモダン部門の2種類。古典部門はいかに正確に美しく伝統のブルトンダンスを踊れるかを競い、衣装も音楽も伝統的なものを使います。一方モダン部門は、サークルごとに考えたストーリーに合わせてダンスも音楽も衣装も大胆にアレンジし、小道具なども使われます。セリフの無いミュージカルのようです。伝統的なダンスを継承するだけでなく、自分達独自のパフォーマンスを生み出し、見る人を楽しませているようです。

下の動画は祭りの最終日に踊られる「Dérobée」というダンス。踊りながら前へ前へ進んで行き、とても楽しそうです。

 サン・ルー祭の開催場所はガン・ゴン(GUINGAMP)、パリからTGVで3時間半程のところにあります。今年の開催は8月18日から23日までです。興味のある方は是非ご参加ください。

 

写真引用:Office de tourisme Lesneven

 

投稿者プロフィール

loc-envel
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留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?
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留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?