ロクロナン Locronan の魅力
フランス北西部のブルターニュ地方は、フランスの中でも独特の文化を持ち、郷土愛が強いことで知られる地方です。そんなブルターニュに魅了されちゃったふらんぽんメンバーも・・・ Loc-Envel(ロック・アンヴェル)の記事はこちら。郷土愛あふれてるぅ!
ロクロナンはそんなブルターニュの魅力いっぱいの、中世の面影が残る小さな村。
雨の多いこの地方ゆえか紫陽花を植えている庭が多く、夏に訪れた時は色とりどりの花がこんもりと咲き誇っておりました。
村には、ブルターニュ地方で採れる石材・グラニットgraniteでできたルネサンス時代の建物が並びます。立派なお城があるわけではないけれど、村全体に統一感があって、陳腐な言い方ですがまるでおとぎ話の世界です。
このグラニットの素朴な色と、どっしり・しっかりとした質感。
テーマパークではない、本物のヨーロッパの田舎の村に来たなぁと嬉しくなってしまいます。
聖人ロナンを祀る、小さい村の教会とは思えないほど立派なサン・ロナン教会。
ロクロナンは歴史的にはla Troménie と呼ばれるブルターニュの巡礼路があることで有名で、聖人ロナンは(伝説によれば)、毎週、12kmにわたる道を裸足・朝から何も食べないで巡礼していたそうです。って、そりゃ伝説になるわ(笑)。
この時は教会前の広場でクリスマス市(マルシェ・ド・ノエル)があり、すごい人出でした。
2015年のクリスマス市(マルシェ・ド・ノエル)は12月5日から2016年1月3日まで開催されていて、クリスマス・バカンス中にいつでも立ち寄れたのがポイント高かったです。
通り過ぎるだけじゃもったいない?!
ロクロナンLocronanは、お散歩するだけなら1時間ですんでしまう小さな村です。
でも、せっかく来たのに通り過ぎるだけじゃもったいない!
村にはアーティストの工房やギャラリーがいっぱいで、どこも気軽に入れます。アクセサリー、ガラス細工や絵画など、オリジナルな作品が見つかりそう。もちろん、ブルターニュの名産品を扱うお土産屋さんもあり。
お食事どころも、ちょっとオシャレなレストランからカフェやクレープのレストランまであり、しかも日曜日も営業しているところが多い(これ、フランスの地方都市ではすっごく大事なポイント・笑)!
お土産に一押し!La trinitaine ラ・トリニテーヌ
パリでは買えないお土産が欲しい人におススメのお店が、ラ・トリニテーヌ。60年の歴史を持つビスケット・メーカーで、ブルターニュを中心に40店舗以上ありますが、パリには出店していません。
日本でも通販で買えるみたいですが、取り扱いはビスケットのみ。
ダリアが現在だだハマっているのが、ここの名物Cigarettesシガレット
ヨックモックのシガールより厚みがあり、バターの産地ブルターニュだけに風味が濃厚~。
引用:http://www.latrinitaine.com/fr/
トリニテーヌ的には、シャンペンと一緒にゴージャスにお召し上がって欲しいようですが、ダリアは500g袋詰めを購入して毎日ちびちびとコーヒータイムを楽しんでいます。
店舗でしか買えないお得な袋詰め、お煎餅の「割れ」みたいな感じでちょっと焼き過ぎなのや崩れたのも入ってるけど、そこがまた庶民的でいい感じ。
ロクロナンLocronanへのアクセス:
車だと、ブレストから1時間、カンペールから20分の距離です。
車がない場合は、カンペールから出るバスでアクセス可能。
詳しくはロクロナンのツーリスト・インフォメーションのサイトをチェック!(英語あり)
投稿者プロフィール

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フランス語・英語通訳案内士。
合計7年間のフランス滞在で、ワーホリ、語学留学、学部留学、美術館でスタージュ、修士号取得、フランス人とPACSなど様々な経験をする。2017年日本に完全帰国し、大阪市在住。得意分野は観光、文化芸術分野。旅と美術館巡りを愛する。そんなダリアの日常ブログはこちら。
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