風邪をひき1週間苦しんでいたloc-envelです。
バスの中で激しく咳をしている人が居たので嫌な予感がしていたのですが・・・。密閉された空間の中でもうつされないようにするにはどうすれば良いのでしょうね。
日本生活の長かった主人からはマスクをしろと言われてますが、フランスでマスクをしたら重篤な感染症だと思われるらしいので、マスクして出かける勇気は無いです。それにしてもフランスの風邪薬が全く効かない体質なのか、いつも完治に時間がかかります。
さてあちこち出かけたくなる暖かい季節になってきたので、ブルターニュのおすすめの村を一つご紹介。1999年から「フランスのもっとも美しい村」に選ばれているSaint Suliac(サン・シュリアック)です。その他の記事はこちら
Saint Suliacはレンヌから60km程離れたところにある、ランス川(Rance)沿いの小さな村。近くにはエメラルド海岸で有名なサン・マロ、牡蠣が美味しいカンカル、中世の街並みが残るディナンがあり、モン・サン・ミッシェルからも車で45分ほどのところです。
人口が2000人を超えない事が「フランスのもっとも美しい村」の選考基準の一つなので、周りの有名な観光地と比べると村の規模も小さく、華やかさや賑やかさはありません。しかし廃れているという印象はなく、歴史を感じる石造りの家はどこも丁寧に手入れがされ、庭には花が、塀には漁の道具がデコレーション用に鮮やかな色に塗り替えられて飾られていました。住人が村を大切にしていることが感じられます。村全体が暖かい空気に包まれているようでした。
村は西側にある川から東側の丘に向かって広がっている為、川沿いを除いては傾斜になっています。川と言っても川幅の広い河口付近で、潮の満ち引きもあり、わずかながら潮の香りもします。開放的な景色は川と言うより海と言った方がイメージが伝わりそう。ということでここからは敢えて海として書きます。
海沿いの道には数メートル間隔でベンチが置いてあり、海を眺めるには絶好の場所です。朝起きてここで海を見ながら新聞を読み、昼食後は隣人とお喋りを楽しむ、そんな村人の姿が頭に浮かんできます。そこから見える丘の上の小さな建造物が気になり、昼食後、腹ごなしに歩いて丘を登ってみました。
運動不足の体にはちょっときつい急な坂。どんどん昇って行くとハイキングコースに出て、そこを登りきると小さな礼拝堂がありました。19世紀カナダのニューファンランドにタラの漁に出かける漁師の為に建てられたものだそうです。マリア様を除き、円柱や、屋根、礼拝堂を支える台座部分など全てが細かく石を積み重ねて作ってありとても綺麗でした。
ここから眺める夕日はさぞかし美しいだろうな~このまま日没までいちゃおうかなーなんて思ったのですがブルターニュの今の時期の日没は9時半過ぎだった。、いかんいかん、6時間も待つことになるんだった・・・。
これからの季節、Saint Suliacを夕日も合わせて楽しみたい方は、日没時間をチェックしてくださいね。因みに7月の日没は10時を過ぎま~す。
投稿者プロフィール
- 留学したパリで縁あって仏人と結婚。約10年間日本で結婚生活を送った後、2012年にブルターニュへ移住。航空業界・旅行業界での勤務経験を活かし、モン・サン・ミッシェルとレンヌで日本人グループの通訳兼アシスタント業に従事。趣味は彫金、ジェルネイル、教会巡り、自然散策。訪れたブルターニュの教会は50超!?
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