みなさんこんにちは、みきてぃです。朝晩がぐっと寒くなり、うっかり風邪をひいてしまいまいました。
さてさて、これまでふらんぽんでお伝えしてきた、現在パン屋さんで働く私の仕事探し体験談最終編。面接の様子をお伝えしようと思います!
【前回までの記事】
1.就活のステップ
CVとLettre de motivationが完成したら、ガンガン応募!どうやって応募先を探したかは、就活のステップの記事でお伝えした通りです。
何がきっかけになるかはわからない!面接は突然の展開
正直、応募は手あたり次第でしたね・・・なにせ、「どうせマトモに見てくれるところはそうそう無いだろう」と、やさぐれてましたから。今思えば就活スタートからやさぐれててどうするんだ、って感じですが。とにかく、「簡単には見つからないだろう」という覚悟のうえで就活していたということです。
が、就活を初めて間もない日の夕方、知らない番号からの着信が。出てみると、その日の朝Le bon coinから応募したパン屋さんが、会って話をしたいと。
え!初面接・・・!?やったー!!
もういつでも空いてます!おっしゃる時間に伺います!!と伝え、次の日の朝の約束に。
面接には何を着ていく?
面接当日。早起きをし、出発。面接では白でモチーフの無いトップスにグレーのジャケット、デニムパンツ、黒の靴で行きました。
面接にジーンズかよ!最初は思ったのですが、この手の職業に応募する際、スーツで行く人はいません。ネット上意見を探る限りだと、白・黒・グレー系でまとめると無難というアドバイスが多いです。
面接に呼ばれた理由は、日本人だから・・・!?
約束の9時ちょっと前に到着。カフェも兼ねているこのお店は多くのお客さんで混雑していました。レジの人に面接の旨伝え、店長さんを待ちます。
顔を合わせたらまずは握手であいさつ。笑顔を忘れずに!
向かい合って座って、えーっとじゃあ、っていう雰囲気になったので、「良かったら軽く自己紹介させてください」と切り出し、フランスに来ている理由、滞在歴、日本での職歴、今回応募した理由&モチベーションをざっくりと。店長さんは、うんうんと聞いていてくれました。
今回の求人は「未経験OK、資格不要。ただしまじめさ&誠実さ必須」と明記されていた、ちょっと変わったものでした。面接時にも、まじめさ&誠実さに関しては期待を裏切りませんので!とアピール。
すると、「そうそう、だからね、日本の人だしと思って昨日電話したんですよ」と。日本の皆さん、期待されてますよ!フランスで仕事を探したい日本の人には良いサインです。
というわけで、この分野は未経験だけど、とりあえずまじめに仕事をしてきた実績のある私と、具体的な業務は仕事しながら覚えていけばいいから、それよりも信頼できる人にとにかく来てほしいというお店の都合が合致して、今回の採用につながった形でした。
デリケートなあの件は?
気になるだろうな~と思っていたけどやっぱり聞かれたのは「お子さんはいないんですね?」の質問。私はCVに既婚・子供なし、と書いていたためこういった聞かれ方をしました。
そこでとっさに出たのは「いえ、まだ(Pas encore)」・・・って、これ「未だです」っていうニュアンスが強く、そのうちほしい気満々な回答です。やべっ!と思いつつ「まあ、いつかは欲しいなと思ってはいるのですが、まずはキャリアが優先です」と答えて乗り切りました。
本採用前のお試し勤務
面接翌日にとりあえず面接はパスした旨の電話をもらい、3日間のお試し勤務をしてみることになりました。退職が決まっている私の前任者と実質の引継ぎをする形でした。ちょっと離れている場所でこの前任者と店長がひそひそ話している場面がいくつかあったので、採用OKかの感触を相談していたんだろうな~と思います。
そして3日間のお試し期間の最終日、店長&社長と話し合いをし、本採用が決定する流れに。
このお試し採用、軽い気持ちでやっていたのですが、今仕事をする中、新しく来るお試し採用の人たちを見ていると、結構ちゃんと見られていてダメな人は1日で終了しており、肝が冷えます。
応募から採用決定までちょうど1週間。あわただしく事が過ぎていき、じっくり検討する間もなくOui Oui言っていたら仕事が決まった・・・かのような記憶なのですが、こうして無事職を得るに至ったのでした。
失業率10%を超え、フランス人でも苦戦する仕事探し。でも日本人の国民性を評価してくれる人は評価してくれています。そういった点を応募書類や面接で伝えてみるのも、もしかしたら有効かもしれません。
実りの秋、皆さんの就活もうまくいきますように!その際は経験談、ぜひお寄せください。
投稿者プロフィール
- ワーホリ、留学を経て仏人の夫と結婚、2012年からコートダジュールの小さな町に住んでいます。地中海生活という華やかな字面とは裏腹に、夫の同僚からは「君たちじいさんばあさんみたい」と評される質素でローカルな暮らし。食べることに情熱を傾ける私と夫、幼稚園児の息子の3人家族。現在はパリ第1大学・通信課程で学びつつ、近い将来翻訳を仕事にすることを目標に修行中です。
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